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ICC広報誌プロトタイプ「づち」0号発行

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ICC広報誌プロトタイプ「づち」0号発行

  • づちの写真手持ち
情報は時代に合わせて様々なメディア(媒体)に乗って人々の間を行き交います。紙媒体による印刷、テレビやビデオやDVD、カセットテープやCD、そしてインターネットやSNS。媒体の種類もどんどん多様になってきました。

クリエイティブ産業の活性化を目指す私たちインタークロス・クリエイティブ・センター(略称ICC)は近年、様々な媒体を使っての発信に少しずつ力を入れています。そういった中、今新たに紙を使って定期刊行誌を作るとしたらどんな物が良いのでしょうか。

例えば文字情報を伝えるためのツールとして考えるとデジタルに比べ掲載できる量には限界があります。アナログがゆえに、それ自体を手に入れることができなければ掲載している情報さえ手に入りません。印刷に時間がかかり即時性にも欠けてしまうかもしれません。
しかし「紙」という媒体自体を考えれば、その感触・大きさ・印刷技術といったデータには持ち得ない情報があります。それらの特性をうまく活かすことができれば、その存在価値はとても大きいものです。

ICCの取り組みやスケジュールを記事化して掲載することは可能ですが、それはウェブサイトの方が充実するのかもしれません。であれば、それらを重視するよりも、ICCがどんな姿勢で、どんなことを推進しようとしているのか。紙という媒体が持つ力もうまく利用して体現することができれば、紙による広報誌を作る意味があるのではないでしょうか。

紙や印刷のデザインの可能性を広げ、その価値を見直し、新たな価値やクリエイティブを生み出す萌芽となるような広報誌。さらには広報が扱う情報自体の考え方も見直すような存在。ICCが作る紙の広報誌は、そんなものになれたら良いのではないかという発想のもと、広報誌のプロトタイプを作りました。
  • 「づち」折りたたみ状態
タイトルは「づち」。「ICC LETTER」みたいな広報誌らしいタイトルをつけてもよかったのですが、ICCとひも付きつつも独自の媒体となるようなにかタイトルを、とディスカッションを重ねてつけました。「づち」のルーツはハンマー・カナヅチなどの「槌」。その叩きつけるような力強さと音の響きから名付けました。

冊子型なども検討したのですが、大きさを体感してもらうために折り加工としました。広げると大きく、記事部分とグラフィック部分の間にはミシン目が入っており、グラフィック部分のみをポスターのように使っていただくこともできます。
  • 「づち」ミシン目の様子
紙は感触を重視して雷鳥上質紙を使用。印刷にはデジタルでは表現しきれない特色も使われました。もちろん文章も掲載されていますが「読みやすくなければいけないという前提は無視してください。」とデザイナーさんにお伝えし、文字組みの新たな可能性を模索してもらいました。なんなら文章も入りきっていません(完全版はこちらのページで掲載しています)。
  • 「づち」文字組みの様子
  • 「づち」ポスター部
今回はあくまでプロトタイプなのでとても実験的な作りとなっています。今後もこのような仕様で続けるかはさらに検討していきますが、基本的な「紙でやる意義」は見失わずに考えていけたらと考えています。

ICC広報誌プロトタイプ「づち」0号は各所で配布予定。裏面にエディションナンバーが手書きで書き込まれています。決して部数が多いわけではないので、確実にほしい方は早めにICCまでお越しください。



ICC広報誌プロトタイプ「づち」0号

紙  :雷鳥上質 四六判T目 110キログラム
サイズ:B2(W728*H515ミリメートル)
印 刷:4c/0c(特色:TOKA FLASH VIVA DX 850 アポロシアン・金赤)
製 本:切り取りミシン付きMAP折り

アートディレクション・デザイン:川尻竜一(デザ院株式会社) http://www.deza-in.jp/
編集・取材:松田仁央 http://www.freepaper-wg.com/
撮影:footic minaco.  https://www.instagram.com/footicminaco/
プリンティングコーディネート:梅田修平(北海紙工社)
印刷:株式会社北海紙工社 https://sikoh.co.jp/
コーディネート:カジタシノブ(ICC)

発行:インタークロス・クリエイティブ・センター