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アーティストと制作環境~アピチャッポン・ウィーラセタクンを迎えて~

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sozai

アジアを代表する映画監督・映像作家タイのアピチャッポン・ウィーラセタクン。世界的に注⽬されるようになった彼の最初のアーティストとしての海外滞在制作は札幌でした。彼は、当時ICCタイアップ入居として活動していたNPO法人S-AIRが2001年にタイから招へいしたクリエイターです。札幌での滞在制作を終えた後も精⼒的にアートプロジェクトと監督映画作品を発表。2010年には『ブンミおじさんの森』でカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞しました。

インタークロス・クリエイティブ・センター(ICC)では、現在ICCのプロジェクトメンバーでもある特定⾮営利活動法⼈S-AIRの主催事業「アフターAIR」シリーズ第⼆弾を共催事業としてICCで実施します。

「アーティストと制作環境~アピチャッポン・ウィーラセタンを迎えて~」

アフターAIRシリーズとして、過去にエスエアに滞在し、現在世界的に活躍する作家を再び招くシリーズ第2弾。

今回のゲストは、2010年にカンヌ映画祭でパルムドールを受賞したアピチャッポン・ウィーラセタクン。彼は世界中のアートフェスティバルにも招待されており、映画とアート両方の世界でトップとなっている世界では希有な存在です。

「アーティストと制作環境」をテーマに、彼にとって最初のアーティスト・イン・レジデンスであった2001年のS-AIRでの活動の後、母国タイを 拠点としながら、どのように活動を世界へ広げていったかについてお話を伺い、アーティスト・イン・レジデンスに参加することの長期的な意義や、アーティス トの制作環境について、地元アーティスト、美術・映像関係者と意見交換やディスカッションを行います。

また、今年は日本各地で「アピチャッポン・イヤー」ともいえるプロジェクトが盛んに行われています。その仕掛人であり、永年、日本におけるアピチャ ポンの活動を支えてきたコーディネーターの鈴木朋幸さんもお招きし、活動の背景を伺います。アート関係者のみならず映画・映像制作者にも必見。

【イベント概要】

日時:2016年7月20日(水曜日)19:00~21:00(開場:18:30 )

会場:インタークロス・クリエイティブ・センター(ICC)
(札幌市白石区東札幌5条1丁目1-1)

講師:アピチャッポン・ウィーラセタクン、鈴木朋幸(トモ・スズキ・ジャパン)

■入場料:1,500円(定員80名)※要予約

ご予約・お問い合わせ:
7/19(火曜日)までに、下記予約フォームよりお申し込みいただくか、件名に「アピチャッポントーク予約」と明記の上、info@s-air.org までご連絡ください。

■主催:特定⾮営利活動法⼈S-AIR
■共催:
(一財)さっぽろ産業振興財団
インタークロス・クリエイティブ・センター(ICC)/札幌映像機構(SAS)
■特別協力:
No Maps/Film(札幌国際短編映画祭)
■助成:
平成28年度文化庁アーティスト・イン・レジデンス活動支援事業
■協力:
シアターキノ、さっぽろ天神山アートスタジオ、トモ・スズキ・ジャパン

講師プロフィール

アピチャッポン・ウィーラセタクン | Apichatpong Weerasethakul
1970年バンコク生まれ。 タイ東北地方のコーンケンで育つ。地元の大学で建築を学んだ後、シカゴ美術館附属美術大学に留学、映画の修士課程を修了。1999年、映画制作会社“キッ ク・ザ・マシーン(Kick the Machine Films)”を設立する。2001年にS-AIRの招へいにより、札幌にて初めての滞在制作を行う。同年、イスタンブール・ビエンナーレに参加、山形国 際ドキュメンタリー映画祭で2つの賞を受賞するなど、国際的な注目を集める。2010年には、『ブンミおじさんの森』がカンヌ国際映画祭のパルムドール (最高賞)に輝く。
美術作家としても世界的に活躍しており、日本では、2008年スカイ・ザ・バスハウス(東京)にて初の個展を開催。以来、東京都現代美術館での「東京アー トミーティング トランスフォーメーション」展(2010)や「ヨコハマトリエンナーレ」(2011)、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA開館5周年記念アピチャッポ ン・ウィーラセタクン個展「PHOTOPHOBIA」(2014)などの展覧会を通してファンを拡大。2016年は福岡で参加型映像制作ワークショップ 「T.A.P(天神アピチャッポンプロジェクト)」で講師をつとめた。今後、青森県立美術館10周年記念「青森EARTH2016 根と路」展、「さいたまトリエンナーレ2016」、横浜美術館「BODY/PLAY/POLITICS」展に出品。12月から東京都写真美術館での個展 「亡霊たち」が控える。
鈴木朋幸 | Tomo Suzuki
1967年東京生まれ。ニューヨーク大学(NYU)在学中より美術展やイベントを手がけ、卒業後はNYのギャラリストとして活躍。帰国後、1996年より 水戸芸術館で広報担当。在職中、最多で年間3,250人の特別来館者に対応。市民団体による映画祭を誘致して、世界各地の映画祭でも作品選考。2000年 から美術家の映画プロデュース開始。2002年独立し、アート映画やインディーズ作品の企画、制作、上映を開始。2006年トモ・スズキ・ジャパン有限会 社を設立。アピチャッポン・ウィーラセタクンのエージェントを務め、マシュー・バーニー、ダグラス・ゴードン、フィリップ・パレーノらの作品に関与。 2012年と2015年には、北海道立近代美術館「映像フェスティバル」に協力。

問合わせ先

特定非営利活動法人S-AIR(エスエア)

  • 住所:札幌市東区北6条東2丁目2-10 3F-A
  • 電話:011-299-1883
  • E-mail:info@s-air.org