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H27年度「コンテンツ活用促進事業費補助金」実施報告

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houkoku
一般財団法人さっぽろ産業振興財団では、自社の経営課題を解決するために、コンテンツの力で経営の活性化を目指す北海道内の中小企業等を支援するため、「コンテンツ活用促進事業費補助金」の公募を行い、補助対象事業5件を採択いたしました。

実施概要

1.公募期間
平成27年5月29日~同年8月3日17:00まで

2.応募数と採択事業数
7件の応募のうち5件の事業を採択

3.「コンテンツ活用促進事業費補助金」公募説明会
日時:平成27年6月4日(木曜日) 14:00~16:00
参加人数:72名
内容:札幌市内のクリエイター等や道内の他産業(食、観光、環境、健康、福祉分野等)を対象とした公募説明会及び個別相談会。
【H26年度採択事業報告会】『北海道発オリジナル小豆ブランドの商品および販促PRツールの開発』(株式会社もりもと)

4.関連セミナー
(1)「第1回コンテンツ活用促進セミナー:~メビック扇町発コラボレーションの取り組みと事例紹介~」
日時:平成27年7月2日(木曜日) 15:00~18:30
参加人数:39名
講師:公益財団法人大阪市都市型産業振興センター クリエイティブネットワークセンター大阪「メビック扇町」
所長・チーフコーディネーター堂野智史氏
内容:大阪のクリエイティブ産業の活動を支える中核的な支援施設『メビック扇町』の活動紹介や、企業とクリエイターのコラボレーションで双方に求められる「要素」について提案。
【H26年度採択事業報告会】『札幌発のスキンケア製品のブランディングと販促ツールの開発』(株式会社Savon de Siesta)

(2)「第2回コンテンツ活用促進セミナー:~地場のクラウドファンディングを活用した中小企業の食関連製品の開発とマーケティング゙の手法について~」
日時:平成27年7月10日(金曜日) 15:30~18:30
参加人数:41名
講師:株式会社アクトナウ 代表取締役社長 杉山央氏
内容:札幌商工会議所との共催。クラウドファンディングを活用し、食関連製品の開発・マーケティングを行った実例と具体的な企業メリットを紹介し、事業展開に向けた資金調達方法を提案。
【H26年度採択事業報告会】『鈴木農園の無農薬米ファン拡大作戦』(鈴木農園)

(3)「第3回コンテンツ活用促進セミナー:~クリエイターの上手なビジネス活用とそこから生まれる知的財産の権利保護~」
日時:平成27年7月23日(木曜日) 15:30~18:30
参加人数:33名
講師:佐川慎悟国際特許事務所 所長弁理士 佐川慎悟氏
内容:「クリエイターのチカラ」をビジネスに活かした、より身近な知的財産権の活用事例を紹介し、企業が新商品を売り出す前に行う具体的な権利保護の種類やそのメリットなどを解説。ビジネスに欠かせない知的財産権の全体像をわかり易く紹介。

(4)「第4回コンテンツ活用促進セミナー:~映像コンテンツによるコミュニティ・ブランディング~」
日時:平成27年12月18日(金曜日) 18:00~20:30
参加人数:46名
講師:映画監督 逢坂芳郎氏、十勝シティデザイン株式会社 代表取締役/ワイガヤ十勝 代表 柏尾哲哉氏
内容:十勝の観光・経済活性化を目指した台日プロジェクトを紹介。北海道十勝を舞台にした短編映画『My little guidebook』にみる、『映像コンテンツ』の活用と地域活性化の可能性を提案。

(5)「第5回コンテンツ活用促進セミナー:~西山ラーメンの海外戦略とコンテンツ活用の可能性~」
日時:平成28年2月23日(火曜日) 16:30~19:00
参加人数:61名
講師:西山製麺株式会社 代表取締役社長 西山 隆司氏
内容:国内外でのラーメン文化の発信・醸成に取り組む西山製麺。その情報発信・販売促進における、コンテンツ(デザイン等)の活用事例・活用可能性を共有し、コンテンツ産業との連携や、食関連産業における海外展開のヒントを探る。

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    公募説明会
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    公募説明会
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    第1回コンテンツ活用促進セミナー
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    第1回コンテンツ活用促進セミナー
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    第2回コンテンツ活用促進セミナー
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    第2回コンテンツ活用促進セミナー
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    第2回コンテンツ活用促進セミナー
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    第3回コンテンツ活用促進セミナー
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    第3回コンテンツ活用促進セミナー
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    第4回コンテンツ活用促進セミナー
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    第4回コンテンツ活用促進セミナー
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    第5回コンテンツ活用促進セミナー
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    第5回コンテンツ活用促進セミナー
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    第5回コンテンツ活用促進セミナー

コンテンツ活用報告

平成27年度「コンテンツ活用促進事業費補助金」の対象事業5件を報告します。(50音順)

事業名:「アーティスト raco キャラクターグッズプロジェクト」

株式会社アッチクリエイティブスタジオ × クリエイター [いすか]
 【現状課題】
北海道・札幌を中心に展開している芸能プロダクションとして10年目を迎えるが、自社の特徴である、所属タレント自身の趣味や特技を活かしたタレントのプロモーションについては、まだまだその認知度は低い。特に、札幌を拠点に活動している新人タレントracoについては、地元に根付いたイベントへの参加を通して、キャラクターの認知度を上げることにより、地元の固定ファンを増やすことが必要。

  【コンテンツ制作】
(1)アーティストraco のキャラクター化
(2)アーティストraco のキャラクターグッズ制作

【VOICE(感想)】
今回採択されたことにより、racoの質の高いプロモーショングッズを作る事ができました。実際に、札幌、東京、千葉と、各イベント会場での試験販売では、予想をはるかに超えたファンの皆様の反応に大変驚きを感じましたし、新人アーティストのプロモーションとして、良いスタートを切ることができたことに大変感謝しています。本プロジェクトをきっかけに、racoが北海道・札幌を代表する芸能人になれるよう、今後も札幌のクリエイターと連携したプロモーションを展開していく予定です。

【審査員より】
使ってもらう広告の良事例。手元に置くことでコンテンツとの接触時間が増え、認知や親和性が高まるという、あえて奇をてらわない王道のプロモーション。新たなグッズの開発により、さらに広がりが生まれることを期待します。

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事業名:「ブランド戦略に基づく企業イメージアップ事業」

札幌バルナバフーズ株式会社 × クリエイター[札幌大同印刷株式会社]
【現状課題】
ギフトは当社売上の約4割を占める大切な市場であるが、数多い競合他社との中でどうアピールできるか、差別化が求められている。また、小売り商品においても、パッケージやしおりのデザインが混在しており、ブランドの統一化が図れておらず、バルナバハムの商品としての認知度が低い。最近は、ギフトの主流である塊のハムの切り方や食べ方に関する問い合わせも増えているが、現状ではそのような部分に触れているコンテンツが少なく、お客様にとって不親切であるばかりではなく、中元・歳暮等の繁忙期には、電話対応担当者の負担が大きな課題でもある。

【コンテンツ制作】
(1)ブランドイメージにもとづいた、バルナバハムのブランドブック

【VOICE(感想)】
今回コンテンツを制作するにあたり、コンセプトを明確にするためのクリエイターとのヒアリングの中で、自社の商品の魅力や強みを再確認することができたのは思わぬ収穫でした。デザイン性の高いブランドブックに仕上がったことは勿論ですが、実用的な内容(食べ方やレシピ)を盛り込んだことで、使い捨てにならないコンテンツになったのではないかと感じています。ギフトでの使用にとどまらず、店舗販促や、営業ツールとしても幅広く活用していきます。

【審査員より】
ギフトを贈られた人の満足度を高めるために「ブランドブック」を制作すると いう受け手の立場に立った着眼点は評価に値します。今後、ギフトの受け手が送り手になるようなビジネスの広がりに繋がることを期待します。

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事業名:「北海道農業をイメージしたオリジナルキャラクター開発事業」

株式会社サングリン太陽園 × クリエイター[株式会社みんなのことば舎]
【現状課題】
PB商品「ぞうさん」シリーズのネーミングが浸透していない。また、高齢化や後継者不足による農業従事者の減少、輸入農作物の増大、そして化学肥料と比べて有機化成肥料の認知度が低い等が要因となり、売上は伸び悩んでいる。新規顧客の開拓に向けたPR戦略の一つとして、独創的なデザインのノベルティやプロモーション映像を取り入れたいが、コンテンツ分野の開発等に関する経験やスキルがない。

【コンテンツ制作】
(1)オリジナルキャラクターの開発、ノベルティ製作
(2)オリジナルキャラクターによるプロモーション映像

【VOICE(感想)】
「作物とれ太」と名づけたオリジナルキャラクターを活用したノベルティやプロモーションビデオを製作。お客様の認知度向上や正確な商品情報、魅力を伝える情報発信手段として役立てることができました。また、親しみあるデザインにより、かわいいといった共感をいただく機会が増えたので、確実に商品のイメージアップに繋がり、店頭での取扱店の増加や実売へと繋げることができました。今後は、商品のイメージキャラクターに留まらず、企業ブランドしてみなさまに愛されるキャラクターに育てていきたいです。

【審査員より】
かわいらしいキャラクターを活かした今後のプロモーションに期待するとともに、その世界観や使い方のレギュレーション、それによって何を伝えるのかという、VIマニュアルの制作を期待します。

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事業名:「音楽とクリエイティヴを活用した『みよしの』ブランディングPR事業」

株式会社テンフードサービス × クリエイター[株式会社ノースエレメンツ]
【現状課題】
弊社は歴史・味・認知度においては大きな財産としてあるものの、これらの強みを活かした広告宣伝やプロモーションは不得意である。創業以来多くのお客様に支えられ今日まで在り続けているものの、多くのチェーン参入によりお客様の選択肢が広がり競争は激化している。そのような中、道外・海外からの観光客や地元若年層に向け、オリジナルの宣伝手法や話題性を生むコンテンツを仕掛け、新たなお客様を獲得したい。

【コンテンツ制作】
(1)「みよしの」オリジナルテーマソング(日本語・繁体語)
(2)オリジナルテーマソングのプロモーションビデオ
(3)ファン専用SNS サイト

【VOICE(感想)】
常識的な紙ベースの販促を続けてきた我が社にとって、「みよしの」をブランドと捉えブランディングするという手法は全くなかった発想です。インパクトある楽曲配信とSNSを活用した手法により、「みよしの」が一気に拡散されあらゆる反響が生まれました。従来の顧客にとっては食欲を促す来店動機に繋がり、SNSでは“知る人”から“知らない人”へ 「みよしの」の魅力が伝え継がれました。札幌で活躍するクリエイターの作品は多くのメディアに取上げられ、必然的に「みよしの」は露出が増えることになりました。

【審査員より】
企業自身が課題を明確に把握しており、世代を超えた「ファン獲得」 の手段として、歌を活用するというユニークなアイデアは評価に値します。今後は、既存のテーマソングとの住み分けを確立し、みよしのファンとともに歩む長期プロモーションを期待します。

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事業名:「新規事業分野進出に伴うマーケティング」

株式会社三好商会 × クリエイター[株式会社エスコム]
【現状課題】
すでにビジネスソリューション部ICT課を設置し、従来の事務機器販売のみならず、ビジネスソリューション全般にわたる提案を顧客に行ってきたが、「事業コンテンツのわかりづらさ」が解消されておらず、この分野に特化した、新しいマーケティングの必要性を感じている。単なるアプリケーション販売にとどまらない、地元企業として、企業と密着した形でIT技術の活用をサポートし、共に発展していく必要がある。

【コンテンツ制作】
(1)ブランドネームの開発
(2)ブランドイメージの構築(ロゴタイプ、ロゴマーク)
(3)各種ツールの開発(ブランドブック、ブランドリーフレット、社章、専用WEB サイト)

【VOICE(感想)】
IT技術を核としたビジネスソリューション提案を行う中、「お客様の為になる」のは何か?多様化するビジネスの表現方法を社員間で共有する事が出来ずにいました。今回、初心に戻りお客様の為に出来る事をプロジェクトチームで考え直した結果、明確なコンセプトが出来上がりました。そのコンセプトがデザインとして形になり、今まで漠然としていたビジネスを明確にアピール出来るようになりました。クリエイターと共に創り上げたブランドイメージは、上のステージを目指す為のツールとして活用していき、お客様と共に発展していきます。

【審査員より】
社内プロジェクトを立ち上げるなど、社員一人一人の「自分ごと化」を行った丁寧な取り組みを評価。ブランディングの軸ができたことで、今後、予算に応じたツール展開・プロモーションへの拡大も円滑に行うことができる良事例。

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「コンテンツ活用促進事業費補助金」活用事例集

平成27(2015)年度

平成26(2014)年度

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インタークロス・クリエイティブ・センター 事務局

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