知ってる?札幌の景観色70色 [ICC 気になるモノ・コトシリーズ]
お知らせ
更新
ページ内目次
インタークロス・クリエイティブ・センター(ICC)では、気になるモノ・コトをご紹介しています。
第1回目は札幌の景観色70色についてのレポートです。
[ICC 気になるモノ・コトシリーズ](2020年9月23日リリース)
第1回目は札幌の景観色70色についてのレポートです。
[ICC 気になるモノ・コトシリーズ](2020年9月23日リリース)
知ってる?「札幌の景観色70色」
皆さんは「札幌の景観色70色」をご存知ですか?「調和のとれた魅力的な都市景観をつくり出すために、札幌にふさわしい色」として、2004年に札幌市と札幌市立高等専門学校(現在の札幌市立大学)の宮内博実教授(当時)を中心に策定されました。
どんなものか見ていただくと、札幌の人はピンとくる人も多いのではないでしょうか?例えばA-2番の「雪灯(ゆきあかり)」は、寒い雪の積もった夜、街灯が反射して柔らかいオレンジに包まれる札幌の情景が思い浮かびます。A-4番の「鈴蘭(すずらん)」は、春になると大通公園に咲き誇る、かわいいすずらんを思い出します。
ひと目見ただけで、札幌の色だとピンとくるこの「札幌の景観色70色」は、調和のとれた魅力的な都市景観をつくり出すために札幌にふさわしい色として作られたものだったのです!今回は、その「札幌の景観色70色」について、調べてみました。
現在札幌の景観色70色を担当している、札幌市まちづくり政策局都市計画部地域計画課の方に、お話を伺いました!
どんなものか見ていただくと、札幌の人はピンとくる人も多いのではないでしょうか?例えばA-2番の「雪灯(ゆきあかり)」は、寒い雪の積もった夜、街灯が反射して柔らかいオレンジに包まれる札幌の情景が思い浮かびます。A-4番の「鈴蘭(すずらん)」は、春になると大通公園に咲き誇る、かわいいすずらんを思い出します。
ひと目見ただけで、札幌の色だとピンとくるこの「札幌の景観色70色」は、調和のとれた魅力的な都市景観をつくり出すために札幌にふさわしい色として作られたものだったのです!今回は、その「札幌の景観色70色」について、調べてみました。
現在札幌の景観色70色を担当している、札幌市まちづくり政策局都市計画部地域計画課の方に、お話を伺いました!
Q.札幌市民にどう使ってもらいたいですか?
この景観色70色はもともと札幌の景観をより良いものにするために、市民の意見や調査・研究により札幌の気候風土の中できれいに見える色彩を決め、大規模建築物の新築や塗替えなどの時に見てもらうガイドラインとして作られたのがはじまりでした。
当初想定していた目的以外に、この70色に興味を持った方たちが独自に普及を進めるためにHPを開設したり、建物の色以外のところで使ってもらえたりしているので、じわりじわりと皆さんの生活の中に入り込んできているものと感じています。
この70色は自由な発想で、自由に使ってもらえたらうれしいです。
当初想定していた目的以外に、この70色に興味を持った方たちが独自に普及を進めるためにHPを開設したり、建物の色以外のところで使ってもらえたりしているので、じわりじわりと皆さんの生活の中に入り込んできているものと感じています。
この70色は自由な発想で、自由に使ってもらえたらうれしいです。
Q.景観色は勝手に使って良いものなのですか?
どんどん使ってもらいたいです。商売に使ってもらっても構いません。
Q.最終的に景観色をどんなものにしていきたいですか?目標や描いているゴールを教えてください。
もとは札幌の景観をより良いものにするための取組の一環として行ってきているので、 まずは、この景観色70色がみなさんの中に根付くことで、色を通して景観へ配慮するという考え方を育ててもらいたいです。
そして、いつかご自身や勤め先などで実際に建物を建てる時には、街に似合う色を選ぶことで良好な景観を作る一端を担ってもらえたらと考えています。
そして、いつかご自身や勤め先などで実際に建物を建てる時には、街に似合う色を選ぶことで良好な景観を作る一端を担ってもらえたらと考えています。
Q.実際に今の利用状況、理想の状態から見るとどんな感じ何でしょうか?もっと普及したいですか?
少しずつ生活の中に溶け込んできていると感じる部分もありますが、まだまだ普及の途中であると感じています。
より一層みなさんの中に根付くよう、普及を進めていきたいです。
そんな、「札幌の景観色70色」を使ったブランド「liaison color」が、この夏、生まれました!札幌軟石アクセサリー「Liaison」の生みの親でもある、 河野理恵さんにお話を伺いました!
Q.どうして札幌景観色を使ってブランドを立ち上げたのでしょうか?
生まれてからずっと札幌に住んできて、札幌の魅力を何か形にして発信できないかと考えてきました。そして昨年の5月に、まず札幌軟石アクセサリーのブランド「Liaison」を立ち上げました。開拓の時に建物に使われ始め、街の発展に活躍してくれた、札幌にしかない軟石を身近に感じて欲しいという気持ちから始めました。
その活動と並行して「札幌の景観色」を使って何かできないかと考えていました。景観色には、札幌をイメージできる名前が付けられており、札幌の魅力を伝える方法として、とても素敵なアプローチができるのではないかと並んだ70色を見てワクワクしました。その気持ちを作品に反映できればいいなと思いデザインを考えました。
こちらも、気軽に身に付けられるものがいいなとスカーフやネクタイ、スマホケースなどの展開を始めました。
その活動と並行して「札幌の景観色」を使って何かできないかと考えていました。景観色には、札幌をイメージできる名前が付けられており、札幌の魅力を伝える方法として、とても素敵なアプローチができるのではないかと並んだ70色を見てワクワクしました。その気持ちを作品に反映できればいいなと思いデザインを考えました。
こちらも、気軽に身に付けられるものがいいなとスカーフやネクタイ、スマホケースなどの展開を始めました。
-
河野さんおすすめの、スマートフォンケース
Q.札幌景観色を知ったのはどんなタイミングでしたか?また、ブランド立ち上げに至るまでの経緯を教えてください。
5年ほど前に藻岩山へ行った時、ロープウェイにも景観色が使われていて、乗り場の壁面に景観色について書かれていたのを見て知りました。
その時、こんなに綺麗な色で札幌にちなんだ名前が色に付けられているのを知って、これで何かやりたいなと思うようになり、上記の流れで立ち上げに至りました。
その時、こんなに綺麗な色で札幌にちなんだ名前が色に付けられているのを知って、これで何かやりたいなと思うようになり、上記の流れで立ち上げに至りました。
Q.liaison color Liaisonについて教えてください!
liaison color
2020年8月スタート。札幌市が[色彩景観ガイドライン]として選定した70色を使い、スカーフやネクタイ、スマホケースなどを展開しています。
liaison[ リエゾン ]には「繋がる」という意味と作家のリエという名前が入っており、ブランドを通じてたくさんの方と色を通じて繋がることができればという思いが詰まっています。
liaison[ リエゾン ]には「繋がる」という意味と作家のリエという名前が入っており、ブランドを通じてたくさんの方と色を通じて繋がることができればという思いが詰まっています。
Liaison
2019年5月スタート。札幌軟石を使ったアクセサリーを展開。札幌軟石は支笏湖ができるきっかけとなった4万年前に起きた爆発で流れ出た火砕流が固まったものです。開拓の時、札幌軟石で建物を建て始めたことで、寒さから守ってくれるとともに火災も減り、今の札幌ができる上で重要な役割を果たしてくれました。その軟石を身近に感じて欲しいと、アクセサリーにしています。現在では札幌軟石を採石しているのは1社のみ。時代とともに貴重となった歴史ある石を気軽に身につけられるアクセサリーです。
両ブランドともに、札幌を身近に感じて欲しいという気持ちで制作しています。札幌の歴史や、札幌の魅力がたくさんの人に伝わればいいなと思っています。
河野さんのおすすめ商品は、スカーフ!シンプルな洋服にさらっとつけだけで華やかになるので、良さそうですね。
札幌の景観色70色を使って何か始めたい!という方は
「札幌市まちづくり政策局都市計画部地域計画課」
連絡先:011-211-2545