レポート:アーティストトーク(モーガン ウォンウィンファン)

1月20日(水)、札幌市中央区にあるCAI02にて、NPO法人S-AIRとICCが行なうレジデンス事業の招へいアーティストで来日したモーガン・ウォンウィンファンさんのアーティストトークショーが開かれました。
モーガンさんは、香港出身。
メディアアーティストとして既にいくつかの賞を受賞している、今、中国で注目されているアーティストの1人です。
現在は北京にある798芸術区で、人との『つながり』や、中国の伝統文化をテーマに映像やコンピューターを用いた作品を制作しています。
トークショーでは、中国の若者をテーマにした作品から、書道や水墨画など伝統文化からイメージした映像インスタレーションまで、これまで制作した彼の作品が紹介されました。
中国の水墨画からイメージしたインスタレーション。
人、歴史、そして伝統文化など、変わらずにあるアナログの世界を最新のテクノロジーを使って表現している彼の感性に、会場にいた参加者は、皆、魅了されていました。
その後、開かれた交流会では、同じく招へいアーティストとしてスイスから来日しているイサム・クリーガーさんも交え、参加者や道内で活躍するアーティストらと言葉を越えたコミュニケーションが繰り広げられていました。
2人とも3月中旬まで滞在し、札幌で作品を制作する予定です。
立ち見も出るほど。皆、熱心に聞いています。
もう1人の招へいアーティスト、イサム・クリーガーさん。
モーガンさん、お疲れさまでした。