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レポート:石黒翔×ニューヨーク放浪18日間の記録

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12月11日、ICCカフェプラスで、第3回クリエイティブミーティング「石黒翔×ニューヨーク放浪18日間の記録」が行われました。

 ヴィジュアルクリエイターでもあり、ダンサーでもある石黒さん。今年の夏、アート視察のためにN.Y.へ飛んだ18日間の記録をレポートしてくれました。異国出身者が多いBig Appleで、ニューヨーカーのアート・デザインに対する考え方や接し方を肌で触れ、ストリートパフォーマンスひとつをとっても日本とは異なるニューヨークカーの反応に、アートが日常生活の一部であることを実感したそうです。

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ダンスの直後に行なわれたN.Y.レポート。まだ息が落ち着いていません。

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地下鉄の改札口も殺伐としています。

レポートは、N.Y.でも披露したというダンスから始まり、自身の映像作品紹介とN.Y.体験レポートへと続きました。
地下鉄の窓に弾丸の跡、MacDonaldのトイレと落書きされた鏡、タイムズスクエアの艶やかなネオンや建築物、古いビルに付け足した新しいビルの風景。美術館巡りだけではないあらゆるシーンにN.Y.を感じました。

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真剣に聞き入る参加者たち。

一番驚き、そして感動したことは、メトロポリタン美術館の入場料は決まっていなかったことだそうです。10セントで何度も足を運びなさいと言われるほど、アートへの敷居が低く、それらに触れる機会も平等に与えられているのですね。ちなみに石黒さんは1ドルで入場したそうです。

N.Y.では、知人の紹介でファッションショーにダンサーとして参加するなど、とにかく生きたN.Y.を体感できたという石黒さん。その輝いた笑顔からは、吸収してきたエネルギーが溢れ出していました。

 その後、ICC入居者でもあるハレバレシャシンの山本顕史さんと、NPO法人S-AIRの進藤冬華さんによるタイ報告会も行われました。アイヌ民族の方々一緒に、タイの少数民族を訪ねる旅。普段はめったに行くことができない山奥での生活に興味はつきません。民族同士の踊りや儀式なども格好良く、言葉を超えた異文化交流の真髄を見ました。

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(左)S-AIRの進藤氏。 リンゴやシャケの調査、民族研究など国内外を飛び回っています。
(右)ハレバレシャシンの山本氏。デジカメで撮ったとは思えない鮮やかな写真は必見です。

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バナナの皮で作ったカサ。似合い過ぎます。

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女性用の民族衣装

ニューヨークとタイ、旅気分を贅沢に味わうことができた今回のクリエイティブ・ミーティングでした。

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仲間とのダンスセッション。ダンスも表現のひとつ。 キレがいい!