著者たちの駅前文化祭2009
創業21年を迎えた北海道の出版社であり、ライターの和田由美さんが率いる亜璃西社（ありす社）主催のトークショー「著者たちの駅前文化祭2009」が開催されます。
北海道近代史のエキスパートや、200を超える著作を持つ哲学者、さらには新潮文庫で大ヒットを飛ばす南極料理人など、個性豊かな面々がおもしろくてタメになる話を披露してくれます。
本好きへ贈る「大人の文化祭」にご期待ください。
トークショー出演者プロフィール
◆桑原 真人（くわばら・まさと）
1943年、愛媛県生まれ。北海道大学大学院文学研究科修士課程修了。北海道開拓記念館学芸部研究職員を経て、現・札幌大学経済学部教授。主にアイヌ史や明治維新以降の北海道の歴史を研究するほか、経済学博士の立場から、北海道の分県運動も研究する。著書に『近代北海道史研究序説』（北海道大学図書刊行会）、『アイヌ民族の歴史と文化―教育指導の手引き』（共著、山川出版社）、『北海道の歴史』（共著、 山川出版社）、『北海道の歴史〈下〉』（共著、北海道新聞社）など。
◆成田 智志（なりた・さとし）
1963年、北海道千歳市生まれ。江別市で育つ。北海学園大学法学部法律学科卒 業。札幌学院大学人文学部英語英米文学科卒業。北海道教育大学大学院教育学研究科修士課程修了。地域の文芸誌に随想・随筆を寄稿するなど執筆活動を続けてきた。長編小説は本書が初となる。江別市在住。
◆西村 淳（にしむら・じゅん）
1952年、北海道留萌市生まれ。網走南ヶ丘高校卒業後、巡視船勤務の海上保安官となる。1989年、1996年に南極観測隊員としてそれぞれ1年間南極へ赴く。2004年、その体験を綴った『面白南極料理人』（新潮文庫）がベストセラーに。その後も著作を次々に発表。2009年3月に海上保安庁を退職し、北海道を拠点に執筆・料理・イベ ントプロデュースなどの活動をスタート。『面白南極料理人』は、「南極料理人」のタイト ルで映画化され、2009年8月に全国公開。大ヒットを記録し、現在もロングラン中。
◆鷲田 小彌太（わしだ・こやた）
1942年北海道札幌市生まれ。大阪大学文学部哲学科卒業。大阪大学大学院博士課程修了。津市立三重短期大学教授を経て、現・札幌大学教授。哲学・倫理学の教鞭をとる傍ら、評論活動、エッセイ・人生書等の執筆でも活躍。著作は200冊を越える。 著書に『新大学教授になる方法』(ダイヤモンド社)、『日本を創った思想家たち』(PHP新書)、『「佐伯泰英」大研究』(日経ビジネス文庫)、『定年後に1 から始めて一流学者になる方法』(青春出版社)、『夕張問題』(祥伝社新書)、『坂本竜馬の野望』（ＰＨＰ研究所）など。
◆和田 由美（わだ・ゆみ）
1949年北海道小樽市生まれ。藤女子短期大学英文科卒業。タウン誌「ステージガ イド札幌」編集長を経て、ベストセラー『さっぽろ青春街図』を編集者として世に送り出す。1988年、亜璃西社を設立して代表取締役となる。その傍ら、各紙誌に連載を持つエッセイストとしても活躍。著書に『北海道究極の食材めぐり』(ＪＴＢパブリッシング)、『こだわりのロングセラー』(共同文化社)、『日曜日のカレー』『さっぽろ喫茶店グラフィティー』 『さっぽろ酒場グラフィティー』(以上、亜璃西社)など。