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レポート :SMF研究会2009 vol.1

~スタイリングの時代から 行為のデザインの時代へ~

実体験に潜む「感動」メカニズムからアイデアを発見する「XB法」とは?

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8月7日(金)19:00より札幌市立大学サテライトキャンパスにて、SMF研究会vol.1が開催されました。

SMFとは、産学官連携の活動体として行政(札幌市)、関連教育機関、現場のクリエイター、関連企業などと連携をとりながら、メ ディア・アート・デザインおよび産業の高度化、活性化に寄与する活動を展開しています。 

研究会のテーマは、ヒトが日常で"感動"する際のメカニズムを使い、ユーザーに提供する体験(サービス)を創造する手法として、デザイン業界で注目を集めているXB(クロスビー)法。講師として、考案者である株式会社U'eyes Design(ユーアイズ・デザイン)の三澤直加(みさわなおか)氏が招かれました。

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講師の三澤氏 わかりやすくXB(クロスビー)法を説明してくれました。

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今回の講演会では、で取り組まれている「行為のデザイン」の事例紹介やXB法の紹介だけではなく、東京・大阪・横浜などで開催され盛況な「"XB法"実践ワークショップ」のプチワークショップも開催されました。 

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当日は、大学生、クリエイターやビジネス関係、そして教育機関などから約50名が参加しました。初めて耳にするXB(クロスビー)法に最初はピンとこなかった参加者も多かったようですが、実際にブレストシートを使い言葉を創出していくにつれ、表情が真剣そのものに変化していきました。

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キーワード card1 か card2 を選びます。

XB方式を使って展開するものは、「札幌における新しい観光サービス(与えてあげたい体験)」です。今回は提示された2パターンのキーワードから好きなほうを選び、そのキーワードを展開していきます。

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キーワードから言葉を言い換え、その言葉を掛け合わせて文を作っていきます。

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ブレストシート1枚目は各自で、2枚目はペアでの作業です。時間も計ります。

個人で掛け合わせた文を、今度はペアの相手に託します。お互い相手のアイディアを1つのストーリーとして展開していきます。ストーリーの主人公は?シチュエーションは?主人公が感じるうれしさは?

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こうして完成したストーリーを何ペアかに発表してもらいました。同じキーワードでスタートしたにも関わらず、それぞれの発想や感じ方により最終的なストーリーが変化していきます。正しい答えなどはなく、まさに人生経験の引き出しが感動を呼び起こす基になっているようです。

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日々感動していると大平氏。人生の引き出しは数知れず。

最後は、SMF運営委員長の大平具彦氏のあいさつで実りある研究会を終了しました。

次回のSMF行事は、9月12日(土)13日(日)に開催される「SMFトライアル2009」です。道内の各学校から参加したグループが、テーマ(今年は「都市」)に沿ったアイディアを考え、制作・展示・プレゼンテーションによってグランプリを目指します。詳細は下記の通りですので、興味のある方はぜひ見学に来てください。

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SMFトライアル2009 ~札幌メディア・アート・フォーラム2009 学生グループ対抗・提案コンペティション~

開催日時: 2009年9月12日(土)・13日(日)10:00~17:00  ※2日連続のイベントです

会    場: 北翔大学 北方圏学術情報センターPORTO (ポルト:ギャラリA・B)

       札幌市中央区南1条西22丁目1番1号
(地下鉄東西線「西18丁目駅または「円山公園」駅下車、徒歩5分」

お問い合わせ:SMF事務局(担当:小林) 
           E-mail: kobayasi@sec.or.jp     TEL: 011-817-8911      FAX: 011-817-8912

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