レポート:カレース・モチオの世界

8月9日、札幌市の東本願寺(真宗大谷派札幌別院)の本堂で、カメルーン在住のミュージシャン、カレース・モチオさんのコンサート「カレース・モチオの世界」が開催されました。
カレースさんは、カメルーン西部「パンジュン」という小さな村で生まれ。パミルケ族の伝統音楽の中で育ちました。歌、踊り、太鼓や笛、サンザ(親指ピアノ)、ムヴェット(ハープ)やギターなど様々な楽器をこなし、ベースとなる地元の音楽にジャズやブルース、カリブの影響も混ぜながらオリジナルな世界を創り出している女性ミュージシャンです。
コンサートを主催したのは、OYOYOプロジェクト。「あそこに行けば、何か面白いことや人が集まっている」、そんな場所を目指して活動している「まち×アートセンター さっぽろ:愛称『OYOYO』」内のプロジェクトです。
この日参加したのは、約80人。日本の伝統とアフリカの文化が化合する初めてのコラボレーションの中、カレースさんの音楽に合わせて手拍子をとったり、コール&レスポンスを楽しみました。

開場を待つ人の列。

金色の本堂にカレースさんの歌が響きます。

コール&レスポンス。夫に去ってほしくないという気持ちをこめて「やめて、やめて」。

ギターを抱きかかえて歌うカレースさん。

太鼓やサンザ(親指ピアノ)など、さまざまな楽器で演奏しました。
コンサートはアンコールを含めて1時間ほどで終了。CDの即売なども行なわれ、みな満足した様子で会場を後にしました。

コンサートを終えて笑顔のカレースさん。
カレースさんは、2009年9月、レバノンにて「フランス語圏音楽フェスティバル」の開会式にアフリカ代表として出演する予定です。
カレースさんが、FM NORTH WAVEの番組「ICC Cafe」に出演しました。
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