第三回太郎吉蔵デザイン会議開催

2009年8月8日、北海道滝川市で第三回太郎吉蔵デザイン会議が開催される。この会議は、ICCチーフアドバイザーでもある、世界的な彫刻家の五十嵐威暢さんの呼びかけで始まったもの。
五十嵐さんは「世界のトップレベルにあると言われる日本のデザインは大都市に集中しており、デザインの地域格差が生まれている。原因の一つには、地方の行政や企業のデザイン観が極端に低いという現状があるが、デザイナーも反省する必要がある。デザインが生活のあらゆる問題を解決する優れた技術だという啓蒙を怠ってきたからだ。この問題を解決するために、各分野のリーダーたちが問題や悩みを真摯に共有することによって、変革は可能だと考えている」と提唱しており、毎回、全国から集まった一流のクリエイターが公開の場で白熱した議論を展開している。
今回のテーマは「デザイナーの新しい役割」
出口の見えにくい時代の閉塞感の中で、デザイナーは新しい役割を自覚する必要があるのではないかという議論が行なわれることになっており、パネリストとして、ICCアドバイザーの伊藤隆介さんも参加する予定となっている。
日時:2009年8月8日14:45~
会場:太郎吉蔵(北海道滝川市栄町2-8-9 電話0125-22-7337)
パネリスト
原 研哉 グラフィックデザイナー
梅原 真 デザイナー
新堀 学 建築家
阿部 雅世 建築家、デザイナー
伊藤 隆介 映像作家、美術作家
ナガオカ ケンメイ デザイナー
進行役
五十嵐 威暢
参加費:6000円(参加申込みは、こちらから)
申込期限:2009年7月15日(水)
主催:太郎吉蔵デザイン会議実行委員会+アートチャレンジ滝川
詳細はこちら:太郎吉蔵デザイン会議公式サイト