レポート: おもしろい人たちのきっとおもしろい作品展

4月9日(木)から12日(日)までの4日間、札幌市立大学の学生が主催する「おもしろい人たちのきっとおもしろい作品展」が、ほくせんギャラリー「IVORY」(南2西2)で開催された。
同作品展は、市立大学2期生の有志18人が集まって企画したもので、2期生としては初の展示会となった。
会場では、白い壁をゆったりと利用した展示が行なわれ、訪れた人たちもリラックスしながら作品を楽しんでいた。

会場の ほくせんギャラリー IVORY
作品は、開催期間中の前半2日間と後半2日間で入れ替えを行い、初日となった9日は、ショートフィルム、イラスト、写真、デジタル絵本、パフォーマンスといった様々なジャンルが展示されていた。
今回の作品展のテーマは、”ノーテーマ”。「市立大の仲間たちと、今できる自分たちの精一杯をお互いに表現していきたい」と代表の渡辺さんが話してくれた。
(左)ショートフィルム上映 (右)変わった形の手紙
(左)床にドット絵のように並べられた写真 (右)デジタル絵本
(左)中央の穴を覗くと... (右)柔らかに踊りだすパフォーマー
会場にいた学生たちは、それぞれ自分の作品を解説しながら夢を語ってくれた。
なかでも「今は表現方法が写真だけれども、将来は何を手段としているかはわからない。自分が表現することで、札幌のために何かできれば嬉しい。」と語った学生がとても印象的だった。
それぞれ作風もジャンルも違うグループだが、たくさんの人に自分の表現するものを届けたいという想いは変わらない。
大学でさまざまなことを学び、やがて社会へと飛び出してゆく彼らの次のステップがとても楽しみだ。
取材:ICC アシスタント・コーディネーター 倉本浩平