レポート： 回画（KAIGA）～アニメーション上映会
3月27日（金）・28日（土）に、札幌市中央区のATTICにてアニメーション上映会「回画（KAIGA）」が開催された。
主催は、北海道で無限の可能性にチャレンジしていこうと北海道教育大学岩見沢校アニメーション研究室の学生が中心となって結成された「わや∞きた」。
北海道在住作家作品を含め、国内作品を32本も揃えた一大アニメーションイベントとなり、短い開催期間にもかかわらず80人近くのファンが集まった。
1プログラム 60分ほどで約15作品 A・Bの2プログラム
北海道在住作家としてICCに入居している高橋幸子さんの「めぐりみち」や、北海道教育大学芸術課程美術コース講師の倉重哲二さんの「眺めのいい部屋」、横須賀令子さんの「GAKI琵琶法師」、田端志津子さんの「停止円」も上映され、道外作家の保田紀之さん、和田淳さんと並んで北海道アニメーションの質の高さを実証した。
高橋幸子さんの「めぐりみち」（左） 倉重哲二さんの「眺めのいい部屋」（右）
上映作品には、実写を用いたものや、イラストを紙芝居風にしたものと非常に個性的な表現が多く、観客の目を楽しませていた。
わや∞きたは、北海道にアートアニメーションを根付かせたいと活動を展開しており、今後は定期的に札幌で上映会を開催していく予定。道外の作家との交流の場をつくることによって北海道のアートアニメーションの質を上げ、北海道の人により親しんでもらえるようになりたいと語ってくれた。
わや∞きたのみなさん
取材：ICCアシスタント・コーディネーター 倉本