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色弱の子を持つすべての人へ~20人にひとりの遺伝子~

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 ICC入居者で札幌のデザイナー、有限会社ソノークの栗田正樹さんが、色弱のすべてを分かりやすく一冊の本にまとめ、11月6日に出版した。

 栗田さんはデザイナーとして幅広く活動しながら、誰にでも見やすい色の使い方の普及に努めるNPO法人北海道カラーユニバーサルデザイン機構の副理事長も務めている。

 「色弱の子を持つすべての人へ~20人にひとりの遺伝子~」と題された本は、色弱である自身の体験から綴られている。
大学進学時、希望学部が「色弱不可」で諦めざるを得なかった。しかし今は、色弱が就職や進学の壁になることはほとんどないという。色弱の基礎知識や、色使いの改善例といった資料も豊富に紹介され、充実した内容となっている。

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 日本人男性の20人に1人が色弱といわれ、母親を通じて男児に遺伝する例が多い。
栗田さんは「正しい知識があれば不安はなくなる。色弱は障害ではなく、特性の一つなのです。」と語った。

 同NPO法人は7日正午から9日20時まで「こころの色展 PARTII」を紀伊國屋書店札幌本店で開き、7日午後6時半からは、栗田さんらによるセミナーも行われる。

 詳しくは http://www.color.or.jp