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第3回クリエイティブミーティング

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6月6日(金)、第3回クリエイティブミーティングが開催されICC入居者を始めとする約30人が参加しました。
テーマは「色覚異常とカラーユニバーサルデザイン」。
ICC入居者「有限会社ソノーク」代表で、北海道カラーユニバーサルデザイン機構の副理事長でもある栗田正樹氏による提案です。

色覚異常とは、赤・緑・青を感知する色覚細胞のうち、どれかに異常があるか、全てが機能していない状態を言います。詳しくは参考資料をご覧ください。
[参考資料 : Wikipedia]

栗田氏は、自身の経験と多くの実例をふまえて説明してくれました。
例えば東京の地下鉄路線図は、さまざまな色で路線を区分けしているが、一部路線が同じに見える、レタスの腐敗した茶色が見分けづらい、桜の色が判別しづらいなど。
また、ゴッホには色覚異常があったという説があり、有名な「ひまわり」は、色覚異常のある方が見ると、黄色の明度の違いがはっきりと判り、とても立体的に見えるそうです。

会は参加者を交えたディスカッションへと移り、活発な意見が飛び交うとても有意義な時間となりました。
また、栗田氏が持参した、擬似的に色覚異常を起こす眼鏡で普段の景色とはまったく違う色の世界を体験することもできました。

カラーユニバーサルデザインとは、すべての人にとって見やすいデザインのことです。同氏のお話を聞いて、カラーユニバーサルデザインを広めていくことは責務だと感じました。

現代社会では、たくさんの色が溢れています。すべての人が見やすい色づかいを目指すことは、我々にとって安全な社会を築いていくこととなるのではないでしょうか。
クリエイターたちがさらに知識を広げた上で、このテーマでまたディスカッションできれば素晴らしい核融合を起こすとそう感じます。

ICCでは、様々なテーマに沿ったミーティングを行っています。
テーマを提案するのも、ミーティングに参加するのももちろん自由です。

ご興味のある方は、ぜひICC 事務局までご連絡ください。
[ICC 事務局へメール]

関連イベント

「色弱のお医者さん VS 石井ちゃん」
とき:7/13(日)13:00-15:00
会場:ポルトホール
[ 詳細 ]

北海道カラーユニバーサルデザイン機構
http://www.color.or.jp