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映像分野でオーストラリアQPIXとMOUを締結

ICCの管理・運営を行っている(財)さっぽろ産業振興財団は、9月11日、さっぽろフィルムコミッションを運営する(財)札幌国際プラザ、「札幌国際短編映画祭」(SAPPOROショートフェスト)を開催・運営するSAPPOROショートフェスト実行委員会とともに、オーストラリア・クイーンズランド州ブリスベン市の映像産業振興センターQPIXと了解覚書(MOU)を締結しました。

このMOUは、「映像教育・人材育成」、「国際共同制作」、「国際共同映像流通」の3分野について、札幌の3団体とQPIXが相互に連携・協力し合うことに合意したものです。

QPIXは、オーストラリア・クイーンズランド州で映像産業の担い手となるフィルムメーカーの支援等を行う機関で、中でも、制作予算の小さな作品や短編映画の製作支援を重点的に行っています。札幌との関係も深く、SAPPOROショートフェストがQPIXから映像の提供を受け、「オーストラリアショート」として上映するなど、良好な関係を構築しています。

映像分野で地方都市が海外と直接MOUを締結することは、国内では先駆的な取り組みといえますが、先日開催された「SAPPOROショートフェスト2008」(第3回札幌国際短編映画祭)で「最優秀道内作品賞」を受賞した札幌在住の児玉潤二郎監督(2003~2005年度までICCに入居)に対し、QPIXでの研修と作品制作の機会が副賞として与えられ、このMOUの具現化ともいえる動きが早速スタートしました。

こうした相互の交流や連携を積み重ねることで、札幌とQPIX、そしてオーストラリアの映像産業との関係が強固なものとなり、札幌の映像産業がグローバルに展開することが強く期待され、ICCもその一翼を担っていく方針です。
 

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MOUに調印するQPIX理事長のケリー・オローク氏(左)と
(財)さっぽろ産業振興財団の上田文雄理事長(札幌市長)