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チェロと映像のコラボレーション 『変奏曲』(長沼里奈)

映像表現の可能性を様々な切り口で追求したい、クラシックの世界をもっと気軽に楽しんで欲しいというテーマのもと取り組んでいるプロジェクトの第二弾です。


会場は、円山裏参道にあるディナースタイルのライブハウス「円山夜想(マルヤマノクターン)」。
映画監督である長沼里奈が本公演の為に書き下ろされた主題曲にインスパイアされ「女の多面的な心情」になぞらえストーリーを作成。
そして会場全体を舞台とする演出で、チェリスト中島杏子が「雇われチェロ奏者として毎晩演奏している女チェリストの夢と現実と日常」を舞台上で演奏し描きだします。


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<ストーリー>

その女は毎夜ステージでチェロを弾いている。

生活のためとはいえ料理や酒を呑みながらありきたりの曲にしか反応しない客にはうんざりしている。

自分が弾くべき舞台ははもっと別のところにあるはずだ。


しかし、不思議とステージに上がった女はいつも高揚感で満たされる。言葉にできない感情が押し寄せるのだ。

だがそれは決して女本人が、その実体がつかむ感覚ではない。

あるもうひとつの物体に成り代わって感じているのだ。

ステージを降りるとあくまでも現実であり悲しいほど変わらぬ自分がそこにはある。一方で変わることのない自分に対して安堵する気持ちもあった。

ある夜、演奏中の女の感覚の中に自分ではない恐ろしい何かが押し寄せる瞬間があった。

それはもうひとりの闇の自分が女をどこかへ連れて行こうとするようであった。

ステージ上で光の万華鏡のように変化していく自分、守りたい現実の変わらぬ自分、別の力で変えようとする自分。
そのどれもがやはり女である。

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詳しくは『変奏曲』サイトへ http://www.eizoko.com/var/
制作ブログも更新中!    http://www.eizoko.com/blog/

■日時:6月18日(土)・19日(日)
※両日とも 開場18:00 / 開演20:00

■場所:円山夜想(マルヤマノクターン) - 中央区南1条西24丁目1-10 ザ・ヴィンテージ24 ビル B1F

■料金:前売2,000円 / 当日2,500円

■取り扱い:ticket@eizoko.com迄メールにて受付
お名前・枚数・電話番号・日程を添えて6月17日までに
お送りください。