HACHAM ART COMPLEX PRE OPEN!(冨田哲司)
私がオブザーバーをしております、現在リノベーション中の下記のアートコンプレックスについて告知させて頂きます。
「HACHAM ART COMPLEX」プレオープンイベント
HACH UP HACHAM PROJECT始動!
2010.5.9(TUE)-5.16(SUN)
5月15日(土)の発寒商店街全体でのイベント「一日だけ空き店舗のシャッターを開けよう!!!」に併せてプレオープンイベントを開催します。
●若者サポートセンターによる軽食と飲み物販売
●喜茂別町、月形町と岩見沢市の限定野菜直売所(変更あり)
● 5月9日(日)〜5月16日(日)の施設内でのアート作品展示
(14:00〜20:30まで一般公開)
●音楽盛りだくさんHACHAM ART COPMPLEX LIVE!開催!
5月15日(土)、16日(日)14:00〜21:00
入場料1000円(ワンドリンク別途オーダー500円)
(一日目の半券をお持ちの方2日目半額500円)食事は別途掛かります。
<出演アーティスト(順不同)>
43°/河辺バンド/BLUE RAVEN/Aloha Orchestra project
G.B.E/渡邉 亜樹子/広沢 聡史/clover他多数予定。
*イベントの収益は建物の修繕費に充てさせて頂きます。
この度、NPO法人h.i.p-aの事業活動の一環である「地域貢献と芸術家支援」の為、発寒商店街並びに地域の皆様、これまで当NPOを支えて頂いた方々の協力とご支援により、6月からHACHAM ART COMPLEX(ハチャムアートコンプレックス)を、開設することになりました。当施設はアーティストのアトリエ、ギャラリー、カフェと地域の方に開放する多目的スペースが一つになった複合施設となる予定です。まずは、アトリエ、多目的スペースとしてスタートします。4月より、当団体メンバー、入居アーティスト、地域の方と商店街と一緒に、少しずつ手作りで、良い空間を創造していきたいと考えています。
ハッチアップ・ハチャムプロジェクトは、
地域連携の共働アートプロジェクトです。
ハチャムアートコンプレックスのプレオープンに向け、アトリエの入居予定アーティスト4名でHATCH UP HACHAM(ハッチアップ・ハチャム) PROJECTを立ち上げました。本プロジェクトは、活動のプロセスそのものをアート作品として提示する発展型プロジェクトです。地域の人々をつなぎ、世代を超えた交流を生み、地域経済に働きかける場を作りたいと考えています。発寒の語源と言われる「ハチャム」とはアイヌ語で”ムクドリの集まる場所”を意味し、ハッチアップは孵化を意味します。場をムクドリにシンボライズし、誕生から自らの手で育て、長期的なスタンスで守り続けていきたいという思いを込めて名付けました。
建物は30年前に市場として設けられ、様々な改修・補修を経て現在に至っています。展示は将来的にアトリエとなるスペースで行います。都市で生活する鳥は、自然素材のみではなく、ビニールやプラスティックなどあらゆるものを集めて巣を作ります。これは時間と空間を無作為に抽出したカオティックなアッサンブラージュといえます。
この巣をモチーフにして、自然との境界として機能する建築の相似形として、またはメタファーとして表現しています。様々な人工物にあふれる現代社会において、現代の都市生活では意識しづらい「人間の生活の支えるものは何か?」「自然とどのようなコミュニケーションをとるべきか?」という根本的な視点に立ち戻り、有機的構成のインスタレーション作品を展開します。解体作業を通して発生した木材、プラスター、金属などの廃棄物を素材として捉え、再構成するブリコラージュの手法によって、展示空間との共鳴を生み出します。