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H28年度「コンテンツ活用促進事業費補助金」実施報告

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houkoku
一般財団法人さっぽろ産業振興財団では、「コンテンツ活用促進事業費補助金」制度をH26年度より実施しております。
本補助金は、自社の経営課題を解決するために、札幌市内に本社のあるクリエイターと連携して、クリエイターが生み出す『アイディア=コンテンツの力』で、経営の活性化を目指す北海道内の中小企業等を支援するものです。

平成28(2016)年度は、9件の応募があり、7件が本補助金の交付を受け事業を完了いたしました。

実施概要

1.公募期間
平成28年4月25日~同年7月8日17:00まで

2.応募数と採択事業数
9件の応募のうち7件の事業を採択

3.「コンテンツ活用促進事業費補助金」公募説明会
日時:平成28年5月19日(木曜日) 
参加人数:69名
内容:札幌市内のクリエイター等や道内の他産業(食、観光、環境、健康、福祉分野等)を対象とした公募説明会及び個別相談会。【H27年度採択事業報告会】『新規事業分野進出に伴うマーケティング』(株式会社三好商会)

4.関連セミナー
(1)「第1回コンテンツ活用促進セミナー:~企業価値を変えるコンテンツのちから~」
日時:平成28年6月27日(月曜日) 
参加人数:62名
講師:株式会社アイチフーズ 
飲食事業本部 販売促進店舗管理課 主任/商品企画室 矢野目翔太氏
内容:自社商品開発にデザイン思考を取り入れながら、食品コンテンツを制作されている株式会社アイチフーズの取り組みを紹介。平成26年度採択事業『北海道発オリジナル小豆ブランドの商品および販促PRツールの開発』(株式会社もりもと)事業実施1年後の成果報告会を実施。

(2)「第2回コンテンツ活用促進セミナー:~十勝の観光素材が映画を通じて世界に知られるまで~」
日時:平成28年8月19日(日曜日) 
参加人数:53名
講師:映画監督 逢坂芳郎氏
十勝シティデザイン株式会社 代表取締役/ワイガヤ十勝 代表 柏尾哲哉氏
内容:十勝の観光・経済活性化を目指した台日プロジェクト第2弾として、北海道十勝を舞台にした短編映画『My little guidebook』の続編を紹介。映像コンテンツを活用した後の地域の変化やインバウンド効果について紹介。「映画」を活用しどのように観光素材を海外の市場に向けて発信していくのか「グローカルなまちづくり」へのヒントを探る。

(3)「第3回コンテンツ活用促進セミナー:~ブランデッド・フィルム“ブランドプロモーションとユーザーエンゲージメントの新しい形”~」
日時:平成28年10月12日(水曜日) 
参加人数:89名
講師:株式会社ピクス (P.I.C.S.) クリエイティブディレクター 寺井弘典氏/コマーシャルフォト統括編集長 川本康氏
内容:自社のブランドイメージの向上や、顧客とのブランドコミュニケーションを図るために、企業コミュニケーションの新しい形として注目を浴びているブランデッドフィルム(CM以外のショートフィルムの形態を使った映像作品)。
講師より、企業のブランドプロモーションとユーザーエンゲージメントの新しい形について解説付きで紹介。

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    公募説明会
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    公募説明会
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    第1回コンテンツ活用促進セミナー
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    第1回コンテンツ活用促進セミナー
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    第1回コンテンツ活用促進セミナー
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    第1回コンテンツ活用促進セミナー
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    第2回コンテンツ活用促進セミナー
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    第2回コンテンツ活用促進セミナー
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    第2回コンテンツ活用促進セミナー
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    第2回コンテンツ活用促進セミナー
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    第3回コンテンツ活用促進セミナー
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    第3回コンテンツ活用促進セミナー

コンテンツ活用報告

平成28年度「コンテンツ活用促進事業費補助金」の対象事業7件を報告します。(採択事業者50音順)

事業名:「国際化支援ビジネスPR動画制作事業」

アラヤサッポロ株式会社 × クリエイター 株式会社エスコム
 【現状課題】
本年度、弊社では新たに通訳や観光ガイド通訳士の派遣、外国人スタッフを派遣しターゲット国の嗜好調査を行う「インバウンド支援事業」を立ち上げた。しかし、多くのクライアントが持つ弊社のイメージは、これまで主業務としてきた「翻訳会社」である。今後はインバウンド支援事業を行っている企業であるということを明言し、翻訳会社から国際化支援サービスの総合会社として前進するためのインパクトあるPRツールが必要。

【コンテンツ制作】
国際化支援PR 動画:
自社イメージキャラクターのCONTAをナビゲーターとした、北海道の観光資源への体験型意識・思考調査の動画

【VOICE(感想)】
北海道の優れたモノ・コト。これらの価値を有する自治体・企業・生産者さんがどうすれば効率よくインバウンドにPR できるだろうか。この価値発見の一助となりたい!という想いをカタチにできたと思います。動画制作ではクリエイターのサポートのもと、ストーリーを描き、イメージを何度も練り直し、納得のいくコンテンツができました。この動画は、弊社の新事業のPR 以上に、価値を有する団体様目線の動画です。眠っている価値を見つけ出し、それをPRしたい皆様を後押しできるようなツールを目指し、広く発信していきたいと思います。

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事業名:「3D 木工技術を活用した北海道産木材の知育玩具とプロモーションツールの開発」

株式会社インダストリークリエート・コーポレーション × クリエイター シオリグラフィック
【現状課題】
2015年、3Dターニングマシンという全国でも珍しい機械を導入し、「北海道・豊富3D木工製作所」を立ち上げ、「メイド・イン・北海道」にこだわった自社製品の試作を重ねてきたが、商品化には至っておらず活用方法を模索中。また、現在の売上高の4割強を占めているパソコン・周辺機器・事務用品の卸についても、昨今の流通技術により売上が落ちている傾向にあるため、自社製品・自社ブランドによる売上の向上が求められる。

【コンテンツ制作】
3D 木工切削機を活用した木工知育玩具(2 種類)、ブランドロゴ、販促用リーフレット・個装ボックス・ラベルシール

【VOICE(感想)】
2015年に導入以来、模索を続けていた3D木工切削機の活用を目的として本事業を行い、初の自社商品を開発いたしました。商品開発にクリエイターを登用することで得られた効果として、機械の特性を理解し、強みを生かした製品デザインはもちろんですが、ブランディングや販促ツールの制作まで一貫したイメージで展開できたことがとても大きいと実感しています。また、本事業は知育玩具という弊社にとって新たな分野への挑戦でもありましたが、こちらについてはまだまだ模作の余地があり、これからも新たな商品の開発など行っていく予定です。

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事業名:「全国展開を狙う北海道産品のブランド化と広告強化事業」

株式会社ショクラク × クリエイター 株式会社スクランブル/制作会社ピジョン
【現状課題】
弊社では、安心して食べられる弁当を消費者へ届ける為に、3年前から低価格弁当の販売を縮小し、農薬、肥料にこだわった米や野菜を道内の農家と契約し、生産者がつくる農作物に付加価値をつけた高価格弁当へと販売を転換した。道産の農産物、畜産物、水産物らを原材料として道内179市町村の地域性に特化したお弁当や、春夏秋冬の季節に合わせた旬の素材を用いた弁当を製造しているが、国内外の消費者に知っていただくツールがなく、近年の輸入食材を使用した格安お弁当との差別化を図れていない。

【コンテンツ制作】
・自社オリジナルプレミアム弁当(基本デザイン、掛け紙デザイン3 タイプ)
・自社オリジナル商品PR 用パンフレット制作(日本語、英語、台湾語)
・自社オリジナル商品PR 用映像「菜の花のめぐみ米」、「3 種類のめぐみ弁当」(日本語、英語、台湾語)

【VOICE(感想)】
弊社のプレミアム弁当である「めぐみ米弁当(3商品)」の課題でありました認知度向上の為のPRコンテンツを制作することができました。商品パンフレットと連動したPR動画は、道内観光の移動中でも短い時間で視聴していただけるようにスマートフォンを意識した縦型動画にし、また海外からのお客様にも積極的にアプローチできるよう3ヵ国の言語に対応させました。今後は、これらを活用して北海道の「めぐみ弁当」と、北海道滝川市の限られた農家によって生産されている「菜の花のめぐみ米」の魅力を、旅行代理店と各生産地の皆様と三位一体となってPRしていきます。

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制作会社ピジョン E-mail: mail@pigeon3.com

事業名:「道産子ヒーロー " 舞神ソーランドラゴン " のキャラクターグッズプロジェクト」

合同会社道産子英雄企画 × クリエイター 株式会社ダブルエムエンタテイメント
【現状課題】
弊社は、主にオリジナル道産子ヒーローキャラクター"舞神ソーランドラゴン"によるキャラクタービジネスを展開している。直接現地へ訪れキャラクターショーを行うイベント事業は年間100現場をこす出演を実現し、まわってきているものの、グッズの流通やメディア化などのキャラクタービジネスへの成長に攻めあぐねている。またイベント出演の多さが、SNSへのいいねやフォローにつながっていない。

【コンテンツ制作】
・スタンプラリー型ノベルティグッズの開発・試作
・試験配布によるリピーター誘発の仕掛けづくり
・流通にのせれるキャラクターグッズの開発・試作試験販売
・各グッズプロモーション映像の制作とSNS 配信

【VOICE(感想)】
開発したグッズはクオリティーが高いものがつくれ、売れ行きも伸びています。スタンプラリー&ノベルティーはまだ運用期間が少ないために効果を検証できていませんが、少しづつですがSNSのいいねやフォローにつながっているように思います。北海道や道警とコラボできたシートベルト啓発ポスターは全道の小学校や札幌の地下鉄駅はじめ多くの場所に掲示され、知名度向上に貢献しています。

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事業名:「企業イメージアップ・認知度向上ブランディング事業」

中井聖建設株式会社 × クリエイター 株式会社エイプリル
【現状課題】
ものづくり力やニーズへの対応力には多くの実績と自信があるものの、一般消費者・企業からの認知度が低く、大手ゼネコン・ハウスメーカーと競合した際に大手ほどのイメージ作りが出来ていない。また、リクルート活動においてもイメージは重要で、優秀な人材確保の為にもブランディング活動を行い、自社の認知度向上、建設業のイメージアップを行うことが競争力を高めるためにも急務と考える。

【コンテンツ制作】
自社企業イメージ発信のためのWEB サイトのデザイン整理
(企業コンセプト/ 意志を伝えるためのWEB ムービー)
企業の考えを社内・社外に明確に伝え、共感を得るための「タグライン」の制定

【VOICE(感想)】
現状の課題を認識していたものの、解決する為の方法や方向性が不明確であったところに今回の「コンテンツ活用促進事業費補助金」制度を紹介頂きました。事業計画等をクリエイターと連携していく中で、次第に方法や方向性が明確になっていき、結果として素敵な「タグライン」と「web ムービー」が出来上がりました。現在は当社のホームページから閲覧可能となっており、企業説明会での学生の評判も上々です。将来的にはデジタルサイネージやTVCMも検討し、「企業イメージアップ・認知度向上ブランディング事業」を継続していく予定です。

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事業名:「屋外電源自給無線基地局・中継局『ポジモ』のブランド化と広域啓蒙活動促進事業」

株式会社ネクステック × クリエイター 株式会社ラプト
【現状課題】
弊社では、ネットワークに特化したソフトウェア、システムの開発等を行っている一方で、自社の強みを活かした自社製品・サービスの開発、発売を新規事業として取り組んでいる。中でも、新規自社製品「ポジモ」は、屋外に電源を自給して無線LAN を構築する製品で、他に類を見ない未踏領域の製品であるが、「ポジモ」の存在の認知、活用方法の啓蒙活動などを、迅速かつ広範囲に実施するためのブランド化が図れていない。

【コンテンツ制作】
・「ポジモ」新ロゴの開発
・製品紹介ビデオ制作
・ユーザーインタビューを交えた事例集

【VOICE(感想)】
広域での販売促進を行う中で効率化が課題でした。ブランドを感じさせるビデオや事例集によりこの課題を解決しようと「コンテンツ活用促進事業費補助金」を活用しました。実施期間中に海外展示会でもビデオを使用しましたが、映像は言葉と無関係に特徴や効能を訴えることができるので、この出展(ITUTelecom World 2016)に対し、Recognition of Excellence を受賞することができました。世界的にブランドを訴求することができるのも、ビデオの効果だと感じました。また、制作過程の中で自社の製品がおかれている実情を見つめ直すことができ今後の販促に弾みがつきそうです。

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事業名:「ブランド戦略に基づく企業イメージアップ事業」

合資会社吉野 × クリエイター 池端宏介(株式会社インプロバイド)
【現状課題】
弊社では、産地、味、ともにこだわりと自信をもった水産加工品を製造販売している。販路は卸売がメインだが、近年の水産原料の高騰により利益の確保が難しくなってきているため、現在売り上げが全体の1割しか占めていない直売(実店舗、物産展、自社ECサイト)での販売を強化し利益率を高めていく必要がある。しかし、商品に自信があるものの、直売での他社との差別化や新規顧客開拓が満足にできていないのが現状。

【コンテンツ制作】
・ブランドロゴ・カラーの制定
・パッケージデザイン
・パンフレット
・販促ツール(催事会場での販売用のれん、幕)

【VOICE(感想)】
国産の水産資源は高騰し続けており、将来的にも良い魚に携わるために品質の高さが伝わるブランドの打ちだしが必要だと思っておりました。採択いただきまし たことで、クリエイターには客観的な弊社の個性を端的にわかりやすくしていただきました。パッケージも一新されて店頭で自社商品がどのような自己紹介がで きているか、それが楽しみで仕方ありません。弊社製品を通して知床のファンを全国に増やしていきたい、ということが今回作成いただいたリーフレットに集約 されています。

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