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ICC+SICワークショップ成果発表

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「伝えよう、広めよう、札幌の創造性」をテーマに、今年7月3日~5日に開催された「ICC+SICワークショップ2009」の成果発表が11月25日、地下街オーロラタウンのオーロラスクエアで行われました。

札幌市では2006年3月に、札幌市長が「sapporo ideas city 宣言」を発表し、創造都市づくりに向けた取り組みが進められていますが、市民への認知度が低い点が課題となっています。

このワークショップは、こうした課題を受け、札幌が世界に誇れる「創造的資源」を広く市内外にPRする手法を考え、新聞社、テレビ局、札幌市(行政)に提案しようという趣旨で行われ、43人の学生と14人のクリエイターの参加によって進められました。 (ワークショップの模様はコチラ
 

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成果発表会では、ワークショップに参加した学生から、新聞社、テレビ局、札幌市の各々に対し、札幌の創造的資源を伝え、広めるための具体策が提案され、あわせてその内容を紹介したパネル展示が行われました。

新聞社に対する提案を考えたグループは、「創造都市」を広めていくためには、幅広い層の人たちと継続的にコミュニケーションし、市民を巻き込んだ「渦」を創り出すことが必要と考え、「新聞」、「携帯電話」、「ウェブ」、「デジタルサイネージ」の4つのメディアを使い、様々な創造資源を新たな切り口で取り上げるキャンペーンの展開を提案しました。
 

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新聞社向けには「新聞」、「携帯電話」、「ウェブ」、「デジタルサイネージ」の4つのメディアを使ったキャンペーンを提案


テレビ局に対する提案を考えたグループは、テレビとウェブを連動させ、市民から札幌の資源を投稿してもらい、それらをもとに、CMやドラマ等を制作して大きなムーブメントにしていくプロジェクトを提案しました。
 

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テレビ局に対しては、テレビとWebを連動させた企画を提案


札幌市(行政)への提案を考えたグループは、「つくり・つながる・ひろがる」をコンセプトに、個々の創造資源を互いに組み合わせることで意外性のあるストーリーを創り出すことを提案。
札幌に縁のある作曲家・伊福部昭氏が作曲した映画「ゴジラ」のテーマを地下鉄発着のメロディに使用する案や、札幌市指定のゴミ袋に創造資源をデザインする案、札幌発の音声合成ソフト「初音ミク」を使って制作された音源を元に、Kitaraでデジタルコンサートを行う案など、4つの具体的な展開案を示しました。
 

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札幌市に対しては「ゴジラ」のテーマを地下鉄発着のメロディに使用する案など、4つの具体案を提案

 
創造都市は、さっぽろ全体で創りあげていくもの。
今回の提案の実現も含め、こうした取り組みがより活発化し、創造都市の実現につながっていくことを願いたいものです。
パネル展示は11月30日(月)まで、地下街オーロラタウン・オーロラスクエアで行われていますので、ぜひ足を運んでみてください。