「第3回札幌国際短編映画祭」、記者発表・試写会を開催！
SAPPROショートフェスト実行委員会は8月6日（水）、市内で記者発表・試写会を開き、9月10日（水）から6日間にわたって開催される「第3回札幌国際短編映画祭（SAPPOROショートフェスト2008：以下「SSF」）」の概要説明と上映作品のうち10作品の試写を行った。
世界のショートフィルムの秀作を存分に楽しめる” 国内最大級の短編映画祭”として定着したSSFも今年で３回目。
記者発表の内容から今年の見どころを紹介する。
記者発表・試写会の模様
まず、映画祭の開催日数が昨年よりも１日長くなり、6日間になる。世界各国の短編映画をじっくり鑑賞する機会が増えるというわけだ。
コンペテシション部門には、世界76ヵ国から2,336作品の応募があり、この中から選ばれた秀作113作品(
29ヵ国)が上映される。
中米のベリーズ、南米のエクアドルなど、普段あまり馴染みのない国の作品も上映され、映画を通じて異文化や多様な価値観に触れることができる点は今年も同じだ。
国内作品も２プログラム14作品が上映される。
一人のフィルムメーカーの作品を複数鑑賞できる「フィルムメーカー部門」には、７ヵ国８名の監督がノミネート。計33作品が上映され、各監督の個性をじっくり知ることができる。
小学生以下は無料で鑑賞できる「チルドレンプログラム」は２プログラムにパワーアップし、さらに楽しみが広がる。今年は新たな試みとして、「子ども審査員」によるアワード選出を行う予定。どの作品が子どもたちに選ばれるのか、要注目だ。
北海道洞爺湖サミットでは「地球環境問題」が最大のテーマだったが、SSF2008でもこのテーマにフォーカスした12作品が上映されるほか、世界の著名な監督が参加して作られた「SOS Live Earth Short Filmes」も特別上映される。
スペシャルプログラムも見どころ満載だ。
まず、英国の作品を集めた「UKショートプログラム」が上映される。SSF2008は、ブリティッシュカウンシルの「UK－JAPAN2008」の公認イベントに認定されており、このイベントの一環として、英国の短編映画を一挙に上映する。SSF2007でフィルムメーカー部門グランプリを受賞したサイモンエリス監督がUKから来札予定で、彼のトークも楽しみ。
さらに、アジア作品にフォーカスした「アジアンタイフーン」では、｢猟奇的な彼女｣や「僕の彼女はサイボーグ」で有名な韓国のクァク・ジョエン監督の短編作品が上映される。
このほか、カリフォルニア、オーストラリア、ドイツの各プログラム、毎年恒例の「コリアンミュージッククリップ」も健在だ。
9月13日（土）の夜は、恒例の「オールナイト上映」が予定されており、深夜0時から翌朝9時30分まで、夜通し短編映画を楽しむことができる。
これに加えて、今年はさらに夜が楽しくなる。12日（金）の深夜2時から、「レイトショー」が行われるのだ。
しかも、上映作品は「東京オンリーピック2008」。大ヒット作「スキージャンプ・ペア」を製作し、SSF2007でフィルムメーカー部門にもノミネートされた真島理一郎氏が総監督を務めた注目の作品。深夜の映画館が爆笑の渦に包まれることだろう。
ゲストも多彩で、SSF2006で審査員を務めたピーター・バラカンさん、SSF2007審査員の大貫妙子さんによる「映画」「音楽」「エコロジー」をテーマとしたトークライブなどが予定されている。
このほか、映像教育フォーラムや海外ゲストによるトーク、セミナーもなども多彩で、短編映画作品の鑑賞とあわせて楽しむことが出来そうだ。
「第3回札幌国際短編映画祭」（SAPPOROショートフェスト2008）」は9月10日（水）から15日（月・祝）まで、札幌東宝プラザ（狸小路５丁目）をメイン会場に開催される。
チケットは、Pivotインフォメーションカウンター、東宝プラザ、シアターキノ、４プラ他市内プレイガイド、ローソンチケット、チケットぴあ、イープラス（予定）で発売中。
上映プログラムとスケジュールはSSFのWebサイトで。
9月の札幌は短編映画が熱い！
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「第3回札幌国際短編映画祭」（SAPPOROショートフェスト2008）
日時：9月10日（水）～15日（月・祝）
メイン会場：札幌東宝プラザ（狸小路５丁目）
特別会場：シアターキノ（南３条西6丁目 南３条グランドビル２F）
マーケット会場：イベントスペースEDiT（南２条西６丁目 南２西６ビルB1F）
セミナー会場：ほくせんギャラリーivory