前回のりんごのはなしから次のりんごのはなしを続けます。今回は美園まちづくりセンター所長の伴野純一さんに「美園リンゴまつり」についてお話を伺いました。お話を伺って、地域の熱意がこのお祭りを継続させている根底にあるのだとおもいました。
ここがリンゴまつりの会場となっている美園中央公園です。美園まちづくりセンターの向かいです。
「美園リンゴまつり」の始まりは昭和49年に環状線に植えたリンゴの木々が育ちたくさん実をつけるようになったことから、昭和51年豊平区として、リンゴまつりを開催することにしたのです。ちなみに第一回目は2500個ほどのリンゴが収穫されました。婦人体育祭など他の行事と共に月寒公園で開催されていました。平成11年に区の行事としての開催は終了しましたが、平成13年から美園リンゴ会や町内会など地域の方々が中心となってまつりとして継続しています。
「美園リンゴ会」というのはある事件がきっかけとなって結成され、現在も活動されている地域独自の会です。その経緯は昭和49年環状線に植えたリンゴの並木も翌年には実をつけ始めましたが、収穫直前に全部なくなってしまうという事態が起こってしまいました。そういった経緯から、地域の方々が手入れをしてきたリンゴを地域で守っていくために「美園リンゴ会」が結成されたのです。
美園まちづくりセンター事務所。児童会館も併設されています。
リンゴまつりでは、子供たちによるリンゴ神輿や環状線の並木でとれたリンゴの配布などさまざまなイベントが行われています。他にも近くにある八紘学園で収穫された野菜の販売。地域のお菓子屋さんがつくるリンゴを使ったお菓子の販売。「みその鍋」の販売もあります。みその鍋っていうのは、豆腐とデンプンの団子や地鶏、根菜などを入れた味噌ベースの鍋だそうです。
そして、おまつりで何が最も私の興味を引いたかというと「りんご音頭」です。正しくは「豊平りんご音頭」だそうです。ぜひ、どんな感じか実際に見てみたい!当初は「リンゴ並木音頭」という音頭で踊っていたそうです。リンゴ会の会員の方や地域の方が協力し、作詞、作曲、振り付けまですべてオリジナルです。わくわくするような活動ですね。
美園地区は地域の方が積極的に活動をしているようですね。活動が生まれ、継続してゆく地盤があるのでしょう。その秘密はどこにあるのか。さらに取材を続けていきたいです。
文、写真/進藤冬華


