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「SMFコトバワークショップ2016」終了

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11月5日(土曜日)6日(日曜日)の2日間、札幌メディア・アート・フォーラム(SMF)による、学生とプロによる「コトバ・ワークショップ2016」が開催されました。
プロのコピーライターさんから「直接」学べる貴重なワークショップとして毎年好評です。
今回は例年にない寒さの中、道外を含む8校の大学より学生さん24名が参加。学校、学部、学年の垣根を越えて、コトバと真剣に向き合う時間を共有しました。

札幌メディア・アート・フォーラム(SMF)とは?
産学官の活動体として、情報文化学会北海道支部、行政(札幌市、ICC)、関連教育機関、現場のクリエイター、関連企業などと連携をとりながら、メディア・アート・デザインおよび産業の高度化、活性化に寄与する活動を展開しています。

「コトバの海へ、漕ぎ出そう。」

1日目:生み出す苦しさ。

初日は、チームごとに対象エリアを散策します。

A:池端宏介さんチーム【二十四軒エリア】
B:遠藤誠之さんチーム【白石エリア】
C:讃良奈央子さんチーム【中島公園エリア】
D:東井崇さんチーム【東区役所エリア】
E:長岡晋一郎さんチーム【北24条エリア】
F:三枝史子さんチーム【月寒中央エリア】

早朝から、雪がはらはらと。
みなさん、内心ハラハラです。

昨年の雨より雪が良い。
講師の方の心強いコメントで
フィールドワーク、スタートです。

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  • koushi
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フィールドワークからもどると、
各エリアで感じ取ったコトを
「キーワード化」していきます。

その場所の印象や、
その場所で体感したコトを、
ひたすら付箋に書き出す作業。

チームごとのキーワード説明に向けて、
締切時間ギリギリまで書き出します。

限られた時間内で、
どれだけ取り組むことができるのか、
これも大切です。

最後のレクチャーは、
講師の長岡さんより発表。

明日は、ヒト・モノ・コトのキャッチコピーを1つ、
エリアのキャッチコピーを1つ、つくります。

各テーマにつき、コピー100本考えてくること。
つまり、200本の宿題です。

新しい考え方にたどり着くまで、
考えて、考えて、考えまくる。

一瞬、緊張が走ります。
時間、いや、自分との戦いです。

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  • lecture

2日目:生み出す楽しさ

2日目も順調に大雪です。

前日の疲れも見せずに、
みなさん、元気に集合です。

宿題200本、達成者も出現!
取り組む真剣さが伝わります。

講師の方より助言と気合いをもらいつつ、
キーワードを磨き上げます。

「コピーは、コミュニケーション。」
様々な視点で物事を考えながら、
伝わるコトバを紡いでいきます。

行き詰ったら、
いつものプールへ。

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  • sagara
  • toi
  • endo
  • ikehata
  • nagaoka
  • mitsueda
午後からはチームごとのプレゼン大会。
2本のキャッチコピーで戦います。

◆ヒト・モノ・コト・ミセ(具象物)に対するコピー
◆各エリアに対するコピー

自分のコピーをプレゼンする。
初めての経験に、
みなさん、照れくささが見え隠れ。

ターゲットは誰に?
何を伝えたいのか?
どう表現したいのか?
Q&Aが続きます。

最後に、コピーライターの大先輩、
三浦清隆さんからのコメントです。

結果はさておき、
この貴重な経験を大切に、と。

因みに、今年の優勝チームは、



E:長岡晋一郎さんチーム【北24条エリア】
おめでとうございます。

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「相手のこころに刺さるキャッチコピー」
生み出す苦しみも楽しさも、
ちょっとだけ体験できたようです。

さて、
「SMFコトバワークショップ」は今年で6年目。

講師の方はもちろんのこと、
ワークショップのOB、OGも、
縁の下で運営を支えています。

モノゴトを様々な視点でみつめることは、
自分の立場を変えて、考えることができること。

視点が多ければ多いほど、
創造性も磨かれるはず。

ICCでは、そんな「クリエイティブに考えることができる」
人材を育成するお手伝いをしています。

互いに刺激し合い、創造力豊かな人が増えることで、
札幌市全体が創造性あふれる都市になっていく。
そして、その結果、クリエイティブ産業が活性化していく。

そんな、スパイラルが目的のひとつでもあります。

このワークショップがきっかけで、
参加した学生さんの心が動き、意識が変わり、
今後、何かしら、北海道で活躍してもらえたら、
ICCとしても嬉しい限りです。