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            <title>エレクトロニカ・ユニット　　木箱</title>
            <description><![CDATA[<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img width="558" class="mt-image-none" alt="kibaco_top.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kibaco_top.jpg" /><br />     <br />     <div class="kibaco" id="other_files">&nbsp;</div></span> <p>札幌をベースに活動するエレクトロニカ・ユニット「<a href="http://kibaco.net/">木箱</a>」。<br /> ヴォーカルのSAyAさんの透明感あふれる声と西村サトシさんの細部にまでこだわったサウンドが、独特の世界観を作りだす。<br /> 4月にこれまでの作品の集大成ともいえるアルバム「<a href="http://kibaco.net/cd/cd01.htm">Lily library」</a>をリリースしたばかりの二人に、木箱サウンドの魅力について聞いた。<br /> <br /> <br /> <strong><span style="font-size: 120%;">札幌からエレクトロニカを発信</span></strong><br /> <br /> 結成は2004年。当時、別のグループで活動していたSAyAさんがライブハウスでエンジニアとして働いていた西村さんと出会ったのが結成のきっかけだった。<br /> 「お互いによく聞いていた音楽や好きなアーチストに共通点が多くて、とくにアイスランドや北欧のエレクトロニカが好きでした。エレクトロニカは、当時の札幌ではまだ知られていなかったのですが、それをベースにした音楽をやっていくことにしました」（SAyAさん）。<br /> 打ち込み（プログラミング）による電子音に、ギター、キーボードを取り入れた木箱のエレクトロニカは、SAyAさんの透き通るような高い声がテクノポップ調のサウンドに乗り、やさしく、幻想的な世界を作り上げている。<br /> <br /> その後、精力的なライブ活動などを通じ、木箱のエレクトロニカ・サウンドは少しずつ浸透し、とくに映像作家、画家などのアーチストやサブカルチャー系の人たちに支持されてきた。<br /> 2007年には、道内最大の野外フェス「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2007 in EZO」の公募選出ステージに839組の中から選出され、温かみあふれる雰囲気の中、心に響く演奏と歌声で聴衆を魅了した。<br /> <br /> <br /> <span style="font-size: 120%;"><strong>木箱の世界観とは？</strong></span><br /> <br /> 作詞はSAyAさんが、曲は共同で制作するのが木箱のスタイル。<br /> ほっこりした印象のSAyAさんと、彼女を見守る兄貴のような西村さんの二人が生み出す世界観は、音楽単体ではなく、視覚をはじめとする五感全体を刺激する独特のものだ。<br /> <br /> 新作「Lily library」に収録された曲の歌詞をみると、殆どの曲の中に、「空」、「星」、「宇宙」といった言葉が登場する。<br /> 「子どもの頃から「空」が好きでした。見上げる空だけでなく、自分の中の空、心の声、夢などを「空」にたとえて書いてみたり。「ボクの理由」という曲には「自由の空」といったフレーズも出てきます。憧れと現実とのギャップや葛藤をぶつけたり、「自分対地球」のような大きなスケール感が詞の中に表現されています」（SAyAさん）。<br /> <object height="373" width="560" data="http://flv-player.net/medias/player_flv_maxi.swf" type="application/x-shockwave-flash"> <param value="http://flv-player.net/medias/player_flv_maxi.swf" name="movie" /> <param value="true" name="allowFullScreen" /> <param value="flv=http%3A//www.icc-jp.com/video_files/kibako_MV.flv&amp;startimage=http%3A//www.icc-jp.com/video_files/img/kibaco_music_for_movie.jpg&amp;width=560&amp;height=373" name="FlashVars" /></object><br /> <br /> 一方、曲づくりは二人の共同作業。<br /> 「メロディーや曲の雰囲気、おおよその進行は彼女が考え、PCに取り込んでからトラックをつくり、アレンジするのは僕の担当です。起伏が少ない曲は、トラックをつけるのに苦労します。考えて試して、また考えて試しての繰り返しですね。二人とも妥協しないので、泣きが入ることもあります（笑）」（西村さん）<br /> こうして作り上げた曲の数々、数年分の汗と涙の結晶が、最新作「Lily library」としてリリースされた。<br /> <br /> <br /> <span style="font-size: 120%;"><strong>最新アルバム「Lily library」は木箱サウンドが満載<br /> </strong></span></p> <p><img height="380" width="560" class="mt-image-none" alt="kibaco_cd.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kibaco_cd.jpg" /> <span style="font-size: 80%;">ニューアルバム「Lily library」は、木箱サウンド満載の自信作</span><br /> <br /> ４月にリリースされたばかりのニューアルバム「<a href="http://kibaco.net/cd/cd01.htm">Lily library</a>」は、エレポップ、アコースティック、ロックなど、木箱のキャラクターとサウンドが凝縮された一枚だ。<br /> 収録曲のうち「<a href="http://www.youtube.com/watch?v=2iI4yxfnKAM">ボクの理由</a>」は、NHK-FMの全国ネット番組「<a href="http://www.nhk.or.jp/ml/">Music Line</a>」の4・5月のオープニングソングに採用され、関西のMBSテレビの音楽＆映画情報番組「<a href="http://www.mbs.jp/mmtv/">MM-TV</a>」でも5月のエンディングにオンエアされるなど、同アルバムの代表曲となった。<br /> 「「ボクの理由」は、宇宙、孤独、光、鼓動といった世界観が一番ダイレクトに伝わる曲だと思います。アレンジも斬新なものができました。ただ、ニューアルバムに入っている曲は、どれがメインになっても良いというくらいイチオシの曲ばかりです（笑）」（SAyAさん）。<br /> <br /> 一方、「個人的に思い入れがあるのは7曲目に入っている「あたたかい木」ですね。アルバムタイトルにもなった2曲目の「Lily library」も一番ポップな曲で気に入っています」（西村さん）と、ニューアルバムへの想いはさまざまだが、西村さんからはこのアルバムのさらに楽しい聞き方の提案があった。<br /> 「エンジニアなので」で笑いながら、「できれば、スピーカーかヘッドフォンでしっかり細かい音まで聞いてほしいですね。きっと色々な発見があると思います。ちゃんと聞かないとわからない、細かい音やノイズ音をたくさん使っていて、左右に違う音を振っているので、音のバリエーションや変化もぜひ楽しんでほしい」と西村さん。<br /> 実際にヘッドフォンで聞いてみると、音の位相がはっきりわかる曲が多く、聞き流しでは気付かなかった音の発見がたくさんある。<br /> i-Podに付属の白いイヤホンも意外に音が良いとのことなので、ぜひ試してみてほしい。<br /> <br /> <br /> <span style="font-size: 120%;"><strong>木箱ライブはアート空間<br /> </strong></span></p> <p><img height="420" width="560" class="mt-image-none" alt="kibaco_live1.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kibaco_live1.jpg" /> <span style="font-size: 80%;">映像やアートを取り入れた木箱のライブはアート空間そのもの</span><br /> <br /> 木箱の魅力を語る上で欠かせないのが、アートや映像をふんだんに取り入れたオリジナリティあふれるライブだ。<br /> 地元の映像クリエーターやアーチストとのコラボレージョンで、ファンタジックなステージを作り上げている。木箱のサウンドが、ステージの背景で変化する映像やアートにマッチし、不思議な空間を生み出す。<br /> 先日6月19日にも、札幌のベッシーホールでライブが開催されたばかりだ。<br /> <br /> 「アートや映像を取り入れることで、音楽を聴くだけでなく、一体化した空間として感じてもらえるので、観客の反応が普通の音楽ライブとは全く違うんです。ポカンと口をあけてステージを見ている人とか、惹き込まれていっているのがわかります。あまり反応がないので、少し不安になることもありますが（笑）、自分たちの音楽の聴き方はコレだなと確信しました。一見、盛り上がっていないように見えるかもしれませんが、それが木箱スタイルなんだと（笑）」（西村さん）。<br /> 次のライブにはぜひ足を運び、木箱といっしょに空間共有を楽しんでほしい。</p> <center> <p><img width="350" class="mt-image-none" alt="kibaco_live2.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kibaco_live2.jpg" /> <span style="font-size: 80%;"><br /> 観客との空間の共有は木箱ライブの醍醐味</span></p> </center> <p><br /> <br /> <span style="font-size: 120%;"><strong>札幌のシーンを盛り上げる仕掛け人として<br /> </strong></span><br /> 「札幌には面白いことをやっている人たちがたくさんいるのに、身内だけで盛り上がっているのが残念。みんなで手を組めば、もっと多くの人たちに知ってもらえるのに」（西村さん）との想いから、西村さんらが仕掛け人になって2009年9月に催したのが、モエレ沼公園ガラスのピラミッドでのイベント「<a href="http://catalog.kibaco.net/">カタログvol.1 ～sodatsu～</a>」だ。<br /> 音楽ライブだけでなく、バルーンアーチスト、落語家など、一見、接点のなさそうなアーチストたちを集め、モエレ沼という&ldquo;ハコの力&rdquo;、色々なジャンル&ldquo;のアートやパフォーマンスの力&rdquo;、木箱らミュージシャンが提供する&ldquo;音楽の力&rdquo;を結集し、札幌の音楽やアートの底力と可能性を知らしめた。&nbsp;</p> <p><img height="420" width="560" class="mt-image-none" alt="kibaco_moere1.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kibaco_moere1.jpg" /><br /> <span style="font-size: 80%;">モエレ沼公園「カタログvol.1 ～sodatsu～」　アート作品に囲まれての木箱ライブ</span></p> <p><br /> 「子どもはバルーンアートに大喜び、ふだん聞けない落語には年配の方がとても喜んでくれました。私たちのライブも、子どもからお年寄りまで幅広い年代の方に聞いてもらえてうれしかったですね」（SAyAさん）。<br /> 札幌で活躍するアーチストたちを巻き込み、束ね、魅せる　－　その仕掛け人としての木箱の動きにも注目大だ。<br /> 「手ごたえをつかんだので、ぜひまたやりたい」という西村さんの言葉を信じ、次回の「カタログ」に期待しよう。</p> <p><table boder="0">     <tbody>         <tr>             <td><img width="180" class="mt-image-none" alt="kibaco_moere2.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kibaco_moere2.jpg" /></td>             <td width="10">&nbsp;</td>             <td><img width="180" class="mt-image-none" alt="kibaco_moere3.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kibaco_moere3.jpg" /></td>             <td width="10">&nbsp;</td>             <td><img width="180" class="mt-image-none" alt="kibaco_moere4.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kibaco_moere4.jpg" /></td>         </tr>     </tbody> </table> <span style="font-size: 80%;">「カタログvol.1 ～sodatsu～」様々なジャンルのアート作品</span></p> <p><br /> <br /> <span style="font-size: 120%;"><strong>札幌を拠点に、木箱ワールドを<br /> </strong></span></p> <p>&nbsp;</p> <p><img height="420" width="560" class="mt-image-none" alt="kibaco_live3.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kibaco_live3.jpg" /> <span style="font-size: 80%;">札幌をベースに、新しい音楽を発信し続ける</span><br /> <br /> 新アルバムをリリースし、道外での反響も高くなる中で、木箱は札幌を拠点に活動したいと考えている。<br /> 「全国でも札幌の音楽シーンはとても元気だと思われているし、札幌には可能性をもったアーチストがたくさんいます。札幌の色々なシーンをもっと盛り上げたいという気持ちをずっと持っているので、札幌を拠点にした活動をしていきたいですね。ここでしか出せない世界観を曲やライブで表現し、札幌に来なければ味わえない機会や雰囲気をたくさん打ち出せたら満足です」（西村さん）。<br /> 一方、SAyAさんも「身近に自然があって、緑の空間がたくさんある札幌は詞の世界観を広げるのに最適なマチ」と話す。<br /> <br /> 「これまでは自分たちのやりたいことだけをやっていれば良いと思っていましたが、ここ１～２年で意識がガラリと変わりました。曲を聞いてくれる人が増えているので、もっとたくさんの人に自分たちの音楽を届けたいという気持ちが強くなって、幅広い曲づくりができるようになってきたと思います」（SAyAさん）。<br /> 「毎年ニューアルバムをリリースできるように、現在、曲づくりに励んでいます」（西村さん）とのことなので、次回作の発表を楽しみにしよう。そして、ぜひとも木箱ワールド全開のライブにも足を運び、木箱ワールドを共有してみたい。<br /> &nbsp;</p> <center> <p><img width="300" class="mt-image-none" alt="kibaco_logo.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kibaco_logo.jpg" /></p> </center> <p><br /> <br /> ------------------------------------------------------------------------------------------------<br /> <strong>エレクトロニカ・ユニット　「木箱」</strong><br /> ・official web site　<a href="http://kibaco.net/">http://kibaco.net/</a><br /> ・twitter　<a href="https://twitter.com/kibaco_chan">https://twitter.com/kibaco_chan</a><br /> ・「ボクの理由」PV　<a href="http://www.youtube.com/watch?v=2iI4yxfnKAM">http://www.youtube.com/watch?v=2iI4yxfnKAM</a><br /> ------------------------------------------------------------------------------------------------<br /> <br /> 取材・文　佐藤栄一（<a href="http://www.planners-inc.jp">プランナーズ・インク</a>）<br /> <br /> &nbsp;</p> <p>&nbsp;</p>]]></description>
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            <pubDate>Wed, 21 Jul 2010 15:00:11 +0900</pubDate>
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            <title>手鼓 太伸世流 初代宗家　　茂呂剛伸さん</title>
            <description><![CDATA[<p>アフリカン楽器のジャンベ演奏家として名を馳せる茂呂剛伸さん。<br /> 2010年2月には、なんと新たな流派を開き、初代宗家となった。<br /> 「手鼓 太伸世流（しゅこ だしんせりゅう）」創立のいきさつや、<br /> ライフワークとする「縄文コンテンツ」について解説していただいた。</p> <span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img width="558" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/moro_top.jpg" alt="moro_top.jpg" /><br />     <br />     <div id="other_files" class="moro">&nbsp;</div></span> <p>&nbsp;</p> <p><strong><span style="font-size: 120%;">西ガーナで修行、体に刻んだ太古のリズム</span></strong><br /> <br /> 演奏家というよりは、誠実さでトップセールスを築く営業職のよう。ほがらかな笑顔と丁寧な話口調の端々に&ldquo;いい人オーラ&rdquo;がにじみ出る。が、ひとたびステージに上がれば、ジャンベのリズムに魂を注ぐ気迫あふれるパフォーマーの顔になる茂呂剛伸さん。<br /> <br /> 今年6月7日、札幌市内のクロスホテルで開催された「北海道ヘアデザイナー100人展2010」のオープニングパーティーでは、最後の一打が響き終わると同時に聴衆から歓声が上がり、熱い拍手が送られた。<br /> <br /> 江別市生まれ。和太鼓を学び、19歳のときにストリートミュージシャンの演奏で西アフリカの伝統楽器ジャンベに出合う。バチを使う和太鼓と違い、手のひらで演奏するジャンベは単純明快な打楽器。単純だからこそ奥が深い世界に魅了された。21歳で西ガーナへ渡り、一年間住み込む現地修行に赴いた。<br /> <br /> 「行く前は500種類もあると言われるリズムを全部覚えてやろうと意気込んでいましたが、実際にはとてもとても。手始めにたたいてみろと言われ、音を出しても誰も見向きもしない。次に村の５歳くらいの子どもがたたいたら、めちゃくちゃうまい（笑）。結局、受け入れてくれた部族の長からは毎日同じリズムだけをやれと言われて、日がな海を見ながらひたすらジャンベをたたくだけの毎日でした」。<br /> <br /> 指の節に血豆ができるまでたたき続け、半年も過ぎたころ、ふと気がつくと自分の音で子どもたちが踊り出した。考える間もなく体が動き、手のひらがひとりでにリズムを刻んだ。太古のリズムを文字通り体に刻んだ瞬間だった。そこから習得したリズムは全部で4種類。その後の演奏活動を支える大きな自信となった。</p> <p><img height="372" width="560" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/moro_034.jpg" alt="moro_034.jpg" /></p> <p><img height="372" width="560" alt="moro_064.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/moro_064.jpg" class="mt-image-none" style="" /><br /> <span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">クロスホテルでの演奏風景。演奏にはいつもネクタイ姿の正装でのぞむ。</span></p> <p><br /> <strong><span style="font-size: 120%;"><br /> 現役サラリーマンの視点で「太鼓の産業化」</span></strong><br /> <br /> 帰国後、日本では数少ないアフリカンドラムの奏者としてさまざまなステージから声がかかった。2006年に生け花草月流の舞台に参加し、05年、07年の東京新国立劇場「ハンブルグ・パリオペラ座バレエ公演　融」ではバレエとのコラボレーションが高く評価された。<br /> 09年、10年と２年連続でYOSAKOIソーラン祭りの上位入賞常連チーム「新琴似天舞龍神」と共演し、和のリズムをジャンベでたたく新たな手応えを実感した。<br /> <br /> こうして演奏キャリアを順当に伸ばすかたわら、茂呂さんにはもう一つの顔があった。実家の不動産仲介業「未来通商株式会社」に在籍する現役サラリーマンの顔である。<br /> <br /> ネクタイをしめ名刺を交換し、一般的な経済感覚を持つ企業人の側面が茂呂さんを「太鼓の産業化」へと駆り立てる。「子どもたちが&ldquo;将来の夢は太鼓演奏家&rdquo;と言えるように経済的にも成り立つ産業にしていきたい」。<br /> その一環として2010年2月、自らが初代宗家となる「手鼓 太伸世流（しゅこ だしんせりゅう）」を創立した。「手でたたく太鼓の響きが世の中に太く伸びていくように」願いをこめて、友人知人たちに見守られる中、北海道神宮に流派名を奉納し、新たなスタートをきった。<br /> <br /> 現在、弟子は10人。「老人クラブの仲間に聞かせたい」と張りきる70代の女性や、チェロを弾く妻との共演を目指す男性など、年齢も動機も音楽経験も十人十色だ。「皆さんのすばらしい夢や目標に、教える側の私がいい刺激をいただいています」。</p> <p><img height="372" width="560" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/moro_284.jpg" alt="moro_284.jpg" /><span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">さまざまなステージを経験してきた茂呂さんの手のひら。打面へ打ち込む角度の変化やスピードの緩急であらゆる音をたたき出す。</span></p> <p><strong><span style="font-size: 120%;"><br /> <br /> 全盲の兄を伴い音楽療法にも積極的に参加</span></strong><br /> <br /> 「太鼓の産業化」を実現するには、舞台表現としての観光資源化と、子どもたちに親しまれる教育現場での浸透、そして音楽療法に積極的に参加する三本柱での活動が大切だと茂呂さんは語る。<br /> <br /> 茂呂さんには第一級障害に認定された全盲の兄がいる。「音楽好きですごく耳がいいんです。あるとき一緒に風呂に入って&ldquo;風呂桶セッション&rdquo;をしたらそれがすごく楽しかったみたいで、ジャンベに興味を持ってくれるようになりました」。<br /> <br /> やがていくつかの曲目を覚えた兄を伴い心療内科のデイケアや地域活動支援センターでの演奏会を重ねるうちに、社会参加を楽しむ兄の変化が見えてきた。<br /> 「聞いてくださる方、演奏する兄、そしてその兄の変化を見守る私の両親、と喜びの輪が確実に広がっている。これも手でたたくだけというシンプルな打楽器だからできること。一部の演奏家だけが独占するのではない、万民に開かれた太鼓ならではの魅力です」。<br /> <br /> 今、兄の目標は視覚障害者と晴眼者で構成されるバンド「ノイズファクトリー」のパーカッショニストになること。決して平らではない産業化への道のりを歩く茂呂さんに勇気を与え続けている。</p> <p><img height="372" width="560" alt="moro_250.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/moro_250.jpg" class="mt-image-none" style="" /><span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">茂呂さんのオフィス近所にある公園にて。椅子に座り両足の間にジャンベを置く他に、写真のような演奏スタイルもあるという。<br /> </span></p> <p><strong><span style="font-size: 120%;"><br /> <br /> ライフワーク「縄文コンテンツ」の発信に全力</span></strong><br /> <br /> 「実は手鼓 太伸世流を名乗ろうと思えるようになったのも、ある方との出会いがあったからなんです。&ldquo;そろそろ後生への指導も視野にいれてはどうだ&rdquo;と背中を押していただきました」。<br /> 茂呂さんがこう語る「ある方」とは、詩人にして札幌大学名誉教授の原子修氏。「一万年のあいだ戦争のなかった」縄文文化の魅力を現代に発信する活動で知られる人物だ。「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」は現在、文化庁の「世界文化遺産」国内暫定リストにも掲載されている。<br /> <br /> 二人の出会いは2008年のこと。茂呂さんの演奏を「縄文の音がする」と絶賛した原子氏の自宅に招かれ、一度の来訪で約4時間語り合う自己紹介が数週間続いた。終盤話すことが尽きてくる頃には、茂呂さんもすっかり縄文文化発信の一員になる覚悟を決めていた。<br /> <br /> なにより原子氏のアイデアをもとに始まった、江別市で出土された縄文土器の複製を太鼓にする「縄文太鼓」の制作・演奏が「自分の中に落ちていく」感覚を味わった。「北海道の土、エゾシカの革で作った縄文太鼓を、江別に生まれ札幌に暮らす自分がたたく、他のどこにもないメイド・イン・北海道の音は大きな観光資源になる予感がします」と目を輝かせる。<br /> <br /> それにしても「自然を愛し、平和を愛した縄文精神」と言われても&hellip;申し訳ないがぴんとこないという人が大半ではないだろうか。「ですよね（笑）、だと思います。私がこれからライフワークとして挑むのは、一般の方にもわかりやすい&ldquo;縄文コンテンツ&rdquo;を開発・発信していくこと。6月17日にICCさんで初めて音楽と映像、ダンスが一体となった縄文パフォーマンスを披露する場をいただきましたが、今後もどんな形が考えられるのかいろいろ試していきたいです」。<br /> <br /> 本場仕込みの手鼓の技と企業人のビジネスセンス、そこに加わる縄文文化というエッセンスがどんな化学反応を見せるのか。茂呂剛伸、32歳。北海道に元気をもたらす未来のリズムを刻み出す。</p> <p><img height="372" width="560" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/moro_083.jpg" alt="moro_083.jpg" /></p> <p><img height="372" width="560" alt="moro_100.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/moro_100.jpg" class="mt-image-none" style="" /><span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">原子氏が作・芸術監督を務める7月22日公演の詩劇「縄文」では太鼓演奏と事務局長を兼ねる茂呂さん。当日はグッズ販売に加えて「縄文ビール、縄文クッキーもご用意したいです」。<br /> </span></p> <p><table>     <tbody>         <tr>             <td><img width="277" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/moro_208.jpg" alt="moro_208.jpg" /></td>             <td width="3">&nbsp;</td>             <td><img width="277" alt="moro_226.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/moro_226.jpg" class="mt-image-none" style="" /></td>         </tr>     </tbody> </table> <span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">「縄文太鼓」の革張りには、割れやすい土器に負荷をかけないためジャンベ用の革張り方法を採用。写真右と左はサイズやデザインが異なるがどちらも縄文太鼓だ。</span></p> <p><br /> &nbsp;</p> <p>●詩劇「縄文　&mdash;未来からの声&mdash;」〜縄文の郷（さと）サッポロからの発信〜</p> <p style="text-align: right;"><img height="315" width="560" alt="jomon_flyer.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/jomon_flyer.jpg" class="mt-image-none" style="" /><br /> <span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">(C)「縄文 &ndash; 未来からの声 &ndash; 」上演実行委員会</span></p> <p><a href="http://www.jomon-art.net/">http://www.jomon-art.net/</a><br /> 2010年7月22日（木）18：30開場19：00開演<br /> 会場／札幌市教育文化会館大ホール　<br /> 入場料／前売4,000円　当日4,500円<br /> 教文、道新、大丸、4プラ各プレイガイドでチケット好評発売中！<br /> 問い合わせ／TEL090-2874-7541 (担当 : 茂呂剛伸)<a href="http://www.jomon-art.net/"><br /> </a><br /> ●手鼓 太伸世流　初代宗家　茂呂剛伸<br /> 連絡先／未来通商株式会社<br /> 札幌市豊平区平岸2条9丁目5-22　<br /> TEL.011-832-5551<br /> 茂呂剛伸ブログ　<a href="http://blogs.yahoo.co.jp/dasinnse">http://blogs.yahoo.co.jp/dasinnse</a><br /> &nbsp;</p><p>&nbsp;</p> <p>取材・文　ライター　佐藤優子　<br /> 仕事blog「耳にバナナが」　 <a href="http://mimibana.exblog.jp/">http://mimibana.exblog.jp/</a><br /> <br /> 写真　山本顕史（<a href="http://harebare.co.jp/">ハレバレシャシン</a>)</p>]]></description>
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            <pubDate>Mon, 05 Jul 2010 17:20:54 +0900</pubDate>
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        <item>
            <title>彫刻家　　国松希根太さん</title>
            <description><![CDATA[<p>荒々しく、存在感のある大きな2片の木彫。<br /> よく見ると、薄く張られた水の上に浮かんでいる。<br /> 作品「ICEBERG」は、若き彫刻家・国松希根太さんが氷山をモチーフに創作した最新作だ。<br /> &nbsp;</p> <span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img width="559" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kuni_01.jpg" alt="kuni_01.jpg" /><br />     <br />     <div class="kunimatsu" id="other_files">&nbsp;</div></span> <p><br /> <span style="font-size: 120%;"><strong>忘れ得ぬ白老・飛生の記憶</strong></span><br /> <br /> 1977年札幌生まれ。父は彫刻家、祖父は画家という芸術一家に育つ。<br /> 小学校３年の時、父の芸術活動の関係で、札幌から白老町の飛生（とびう）に移住した。都市部の学校からいきなり複式学級の小学校へと環境が激変したが、この時の体験が現在の自分に大きな影響を与えているという。<br /> <br /> 「同級生は2人、運動会も3人で走るというような田舎生活に変わって、相当なカルチャーショックを受けました。楽しかったというより、大変だったなというのが正直な印象です。ただ、週末になると父の仲間の芸術家などがたくさん訪ねてきて、話を聞いたり、作品を見たり、秋にはジャズコンサートを開いていたりしたので、そうした経験は今に生きていると思います」。<br /> 高校入学後、アートの道に進むことを決め、東京の美大に進学した。</p> <p><br /> <br /> <span style="font-size: 120%;"><strong>木の魅力に惹かれて</strong></span><br /> <br /> 大学では金属彫刻を専攻したが、その後の創作活動の中で小さな木のかたまりとの出会いがあり、木彫の世界に関心を持った。<br /> カツラの木をグラインダーで削ってみると、こちらの動きや想いといったものが木に直接的に伝わり、刻々と変化していく姿がとても面白く感じた。出来上がった作品自体は格好の良いものではなかったが、それまでにない満足感が得られたという。<br /> <br /> 「金属の場合は、最初に&ldquo;こういうものを作ろう&rdquo;と決めてスケッチをしてから取り掛かるので、僕の場合はプラモデルを作るような感覚でした。それが面白いところでもあるのですが、木彫は、やっているうちに形が見えてくるという面白さがあります。計算された金属の世界に対して、木には節やコブなどの表情があって、「ここは残そう」とか、「ここは手を入れよう」とか、創作の中で見えてくるものがあります。それに向き合っていくのが自分のスタイルかなと思えたのです」。<br /> 木への想いを強くした国松さんは、木彫刻家として精力的に活動を始めた。<br /> &nbsp;</p> <span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img height="372" width="560" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kuni_02.jpg" alt="kuni_02.jpg" /><span style="font-size: 80%;">国松さんが木彫の面白さを知るきっかけとなった作品「シズクノオドリ」</span></form> <p><br /> <span style="font-size: 120%;"><strong>水を使って氷山を表現した「ICEBERG」</strong></span><br /> <br /> 去る5月29日から、道立近代美術館で開催された「北海道立体表現展&rsquo;10 アート・トライアングル」への出品作「ICEBERG」は、氷山をモチーフにした意欲作で、水の上に木彫を浮かべるという、自身初のチャレンジとなった。<br /> <br /> 風景や山並みをモチーフに作品を作ることが多い国松さんだが、今回のテーマは氷山。<br /> カツラの木を使い、チェンソーの荒々しい削り跡があるかと思えば、樹皮、節、うねり、コブなど、木の個性を生かした部分が随所に見られ、&ldquo;木の氷山&rdquo;は、様々な表情を見せている。<br /> 木が元々持っている形に対して自分がどうアプローチできるかを追求し、作品に仕上げていく国松さんの創作スタイルがこの作品にも生かされている。<br /> <br /> 実際の氷山は水の下にも山があるため、作品を見る人に水の下の見えていない部分も想像してほしいと考え、暗い場所で作品が浮かび上がるようにしようと構想した。水を使うのは本作品が初めてだったため、水漏れの心配や作品配置などに苦労が多かったというが、木と水による氷山は、見事に表現されていた。<br /> <br /> 「遠くから見ると、水に作品が反射して見えたり、湖に浮かぶ山などのインスピレーションを感じてもらったり、作品を見てくれた人も、どこかで昔見たことがある風景と重ねあわせて感じてもらえると嬉しいですね。木を彫っていると凸凹ができてきて、それが地形やランドスケープのように感じられて、「もしもそこを自分が登っていたらどう見えるだろうか」などと考えながら創作しています。見る人にもそれが伝わってほしい」。<br /> &nbsp;</p> <span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img height="372" width="560" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kuni_032.jpg" alt="kuni_032.jpg" /><span style="font-size: 80%;">　氷山をモチーフにした作品「ICEBERG」は、水の上に木彫を浮かべた</span></form> <span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">&nbsp;<br />     &nbsp; <br />     &nbsp;</span> <span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img height="287" width="560" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kuni_031.jpg" alt="kuni_031.jpg" /><span style="font-size: 80%;">　写真：瀧原　界</span></form> <p><br /> <br /> <strong><span style="font-size: 120%;">作品に&ldquo;新しい生き方&rdquo;を与えたい</span></strong><br /> <br /> 札幌都心部の瀟洒なビルの屋上。<br /> ガラス張りのコミュニケーションスペースの一角に、国松さんの作品「ホロホロ山」が飾られている。<br /> コンクリート打ち抜きの壁を背景に置かれたこの作品は、白老から見える「ホロホロ山」をモチーフに創作したもので、木を白く塗り、その後でさらに削った結果、溝に白い部分が残り、残雪の様子がイメージされる。<br /> <br /> この作品「ホロホロ山」は、札幌のギャラリーに展示された際にビルのオーナーの目に留まり、この場所に飾られることになったものだ。<br /> 不思議なもので、じっくり見ていると、「この作品はこの場所になければならない」と思えてくる。そのことを国松さんにぶつけてみると、次のような答が返ってきた。<br /> <br /> 「作品を買ってもらうと、作品は買い手の家や玄関に置かれ、その人の生活のサイクルの中に作品が存在するようになります。それは、買い手によって作品が新たな生き方を与えられたことを意味します。アトリエにあった時とは違う世界で作品が生き、置かれた空間が良くなって、訪れる人の気持ちが少しでも癒されれば嬉しいですね。そのために、作品がもっと生活の中に置かれる機会を増やしたい」。<br /> <br /> アートをもっと身近に感じてもらおうと、展覧会と音楽をミックスしたイベントを企画するなど、アート理解の裾野を広げる活動も精力的に行っている。<br /> &nbsp;</p> <span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img height="372" width="560" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kuni_05.jpg" alt="kuni_05.jpg" /></span> <p><img height="372" width="560" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kuni_06.jpg" alt="kuni_06.jpg" /><span style="font-size: 80%;">作品「ホロホロ山」は国松さんの手を離れ、札幌都心のビルの一角に新しい生き場所を得た</span></p> <p><br /> <br /> <span style="font-size: 120%;"><strong>飛生から世界をめざす</strong></span><br /> <br /> 国松さんは現在、自身が小学校3～4年の2年間を過ごした白老町の旧飛生小学校を町から借り受けて「飛生アートコミュニティー」とし、仲間とともに、ここを創作の拠点としている。<br /> 自然環境に恵まれ、広いスペースがあり、夜間でも思う存分に創作できる環境は、創作に最適なだけでなく、白老には材料の木材を扱う業者もあり、木彫を行うには恵まれた環境にある。<br /> <br /> ここを拠点に創作を行う国松さんの今後の目標は、海外での作品展の開催だ。<br /> 「これまでに香港と上海には作品を出品したことがありますが、もっと海外で作品を見てもらう機会を作りたいと思っています。香港では、日本人アーチストではなく、北海道のアーチストとして紹介されたことに驚きました。「北海道」という土地の名前が定着しているのです。「北海道」を意識しつつ、「北海道」で作った作品を海外に出し、それが海外の人にどう見えるかを知りたいと思っています」。<br /> <br /> 一方で、飛生の地域にこだわった活動にも力を入れており、飛生アートコミュニティーをベースに、アートあり、音楽ありの「飛生芸術祭」を開催している。<br /> 「このイベントが目指すのは、盆踊りや収穫祭のように、地域に根差した村まつりです。大げさなイベントではなく、村祭りに行ってみたら、そこに絵や彫刻があったり、音楽ライブをやっていたという感じになれば良いと思っています。これは白老の廃校だからこそできることなので、続けていきたいですし、海外からの観光客などにもぜひ見せたいですね」。<br /> <br /> 飛生を活動のベースにしながら、外にも、そして内にも、活動の範囲は今後も広がっていきそうだ。<br /> &nbsp;</p> <span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img height="372" width="560" alt="kuni_07.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kuni_07.jpg" class="mt-image-none" style="" /><span style="font-size: 80%;">飛生発 世界へ！　意欲的な創作が続く</span></form> <p><br /> <br /> <strong><span style="font-size: 120%;">見る人と作品との対話を生み出したい</span></strong><br /> <br /> 「作品は、作家が作って提示した時に完成するのではなく、作品とそれを見る人との間にそれぞれのやり取りがあって初めて完成するものです」。<br /> インタビュー中、国松さんは何度もこのことを強調した。<br /> <br /> 「例えば、私が海をイメージして作った作品が、ある人には山や砂漠に見えるかもしれません。私のイメージどおりに受け取ってもらえるのは嬉しいことですが、そうでなくてもかまわないのです。作品を見る人は、その人がそれまで見てきた風景や景色をイメージしながら作品を見ます。人それぞれに、作品との間にやり取りがあって、それがあってはじめて作品が完成するのだと思っています。また、そのやり取りがなければ作品を作っている意味がないとも思います」。<br /> <br /> さて、その国松さんの作品たちと対話ができる機会が、今後もたくさん用意されている。<br /> <br /> 2101 「北海道立体表現展'10　小品展」　札幌／ <a href="http://www.hongoshin-smos.jp/">札幌彫刻美術館</a>　 （5/15-6/27）<br /> 2010 「HORIZON PART Ⅱ」　札幌／ <a href="http://www.rokkatei.co.jp/shop/cafe.html">六花亭福住店</a>２Ｆ喫茶室　 （7/1-7/31） 個展<br /> 2010 「日常にアートを。」 　札幌／<a href="http://www.g-monma.com/">ギャラリー門馬</a>　 （7/7-7/14）<br /> 2010 「飛生芸術祭」 　白老／<a href="http://www.tobiu.com">飛生アートコミュニティー</a>　（8/29）<br /> 2010 「HORIZON PART Ⅲ」 　帯広／<a href="http://www.kohbundo.net/index.html">弘文堂画廊</a>　（11/6-11/21）個展<br /> <br /> それぞれの機会が、どんな対話のネタを提供してくれるのだろうか。<br /> 開催が待ち遠しい。</p> <p>----------------------------------------------------------------------------------------------<br /> <strong>■彫刻家　国松希根太</strong><br /> website: <a href="http://www.kinetakunimatsu.com/">http://www.kinetakunimatsu.com/</a><br /> 飛生アートコミュニティー<br /> website:<a href="http://www.tobiu.com/"> http://www.tobiu.com/</a><br /> 北海道白老郡白老町字竹浦520<br /> <br /> 取材・文　佐藤栄一（<a href="http://www.planners-inc.jp">プランナーズ・インク</a>）<br /> 写真　　 　山本顕史（<a href="http://harebare.co.jp/">ハレバレシャシン</a>）</p> <p>&nbsp;</p>]]></description>
            <link>http://www.icc-jp.com/features/2010/06/001087.php</link>
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                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">国松希根太さん　飛生　彫刻　ICEBERG</category>
            
            <pubDate>Tue, 22 Jun 2010 11:49:22 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>株式会社ノーマライズ　ディレクター　　山岡 朋生さん</title>
            <description><![CDATA[<p>2010年4月からICCに入居した映像制作会社ノーマライズ。<br /> 年間600本のウェディングフォトムービーで映像技術を磨き、　　<br /> 本年度からは新たな事業の柱としてケータイコンテンツの開発も進行中だ。<br /> 代表の山岡朋生さんにお話をうかがった。</p> <span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img width="558" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/yamaoka_top.jpg" alt="yamaoka_top.jpg" /><br />     <br />     <div id="other_files" class="yamaoka">&nbsp;</div></span> <p><br /> <strong><span style="font-size: 120%;">ビジネスのきっかけは幼なじみの結婚式</span></strong><br /> <br /> 結婚式に出席したことがある人なら一度は見た覚えがあるだろう。新郎新婦の生い立ちから「今日という日を迎えるまで」がスクリーンに映し出される感動のラブ・ストーリーを。<br /> <br /> 山岡朋生さん率いる株式会社ノーマライズは、このウェディングフォトムービーの企画・制作を中心とする映像制作プロダクション。2006年7月に発足以降、2009年2月の法人化を経て、早くも年間約600本という驚異的な制作本数をこなしてきた伸び盛りの新企業でもある。<br /> <br /> ビジネスのきっかけは、幼なじみの結婚式にあった。山岡さんとは小学2年生からのつきあいが続く新郎が映像とBGMを自主制作した手作りの結婚式。山岡さんは友人代表のスピーチを頼まれていた。誰もが緊張の面持ちで主役の入場を待ち、いざ扉が開いたその瞬間だった。&ldquo;ピチョーン&rdquo;？<br /> <br /> 「本来なら感動的なクラシックとかが流れる場面にいきなり水音のBGMなんてわけがわからない（笑）。&ldquo;はぁっ？&rdquo;と思いましたが、その後は一事が万事そんな感じで。祝電披露のときはBGMの爆音で話し手の声が聞こえないとか、新郎の個性が大爆発。<br /> <br /> 参列されたご親戚の方々はさぞ驚かれたと思いますが、新郎をよく知る自分には&ldquo;あいつらしい&rdquo;なと。こういう王道じゃない結婚式、もっと自由な表現ができる結婚式もあるんじゃないかと思い始めたのが全ての始まりです」。</p> <p><img height="332" width="500" alt="hbs_DSC0365.jpg" class="mt-image-none" style="" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/hbs_DSC0365.jpg" /><span style="font-size: 80%; line-height: 120%;"><br /> 式全体のイメージや新郎新婦のメッセージ、そして予算との兼ね合いを考えての提案力が問われる。</span></p> <p><img height="332" width="500" alt="hbs_DSC0341.jpg" class="mt-image-none" style="" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/hbs_DSC0341.jpg" /><br /> <span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">お客様に見せるサンプルDVDを再生中。左の男性が映像クリエイターの安達さん。</span></p> <p>&nbsp;</p> <p><strong><span style="font-size: 120%;">クリエイターを有する斬新な映像感覚をPR</span></strong><br /> <br /> ウェディングフォトムービーとは、新郎新婦の思い出の写真を使って二人の歩みを振り返り、さらにはこれからどんな家庭を築きたいのか、見守る周囲への決意表明をする、いわば世界に一つだけのオリジナルショートムービー。ウェディングプランの中でも、「自分たちらしいものを見せたい」と当事者たちの思い入れがひときわ強くなる素材だ。<br /> <br /> 「だからこそ、自分たちにはメニュー表みたいなパンフレットがないんです」と山岡さんは語る。すでに決まったパターンを勧め、同業他社と価格競争するようでは起業の意味がない。「むしろ僕たちもノーマライズにしかできない映像表現で、晴れの日を飾るお手伝いができればと考えています」。<br /> <br /> TVCFの制作や国内の短編映画祭に入賞したキャリアを持つ安達さんを抱えることで、「クリエイターが作る斬新でハイクォリティー」な映像センスを持ち味とする。「結婚情報誌に広告を出す際にも、&ldquo;いかにも&rdquo;な広告は避け、主流のものでは物足りない少数派の気持ちをつかむようなデザインを心がけています」。</p> <span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img height="251" width="292" alt="normaraise_sample2.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/normaraise_sample2.jpg" class="mt-image-none" style="" /><br />     <span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">「地元の映像制作会社にはできないもの」を期待して、遠くは森町など地方からの依頼が来ることも。</span></form> <p><br /> <strong><span style="font-size: 120%;">当日の模様を盛り込んだ即興編集のエンドロール</span></strong><br /> <br /> 制作の流れは、挙式一カ月前の打ち合わせから。営業を兼務する山岡さん、あるいは安達さんが窓口となり、新郎新婦のリクエストに耳を傾ける。中には新婦の姉妹や発起人たちによるサプライズ企画といった変則的な場合もあるが、イメージを吸収したところで具体的なプランに落とし込んでいくところは全て変わらない。<br /> <br /> 「もちろんご予算に限りがあることはわかっていますので、僕はまず初めにご予算の話をさせていただくことにしています。現実的な着地点の中でどんな創造的なことができるかを考える。そこがプロに求められている役割だと思うので」。<br /> <br /> プランが決まれば、次は素材集め。関係者から写真を借りたり、あるいは新たにロケ地で撮影したり。ここ数年は当日の会場の様子をその場で編集し、エンドロールに間に合わせる「即興のショートムービー」並みのプランも少なくないという。<br /> <br /> 「材料が全て事前に揃うケースばかりではないので、毎回当日のお式が終わるまでが実にスリリング（笑）。当社にはエディターが8人いますが、皆カメラもやれば一通りのデジタルワークができるのでフル回転でがんばってくれています」。</p> <p><img height="332" width="500" alt="hbs_DSC0346.jpg" class="mt-image-none" style="" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/hbs_DSC0346.jpg" /><br /> <span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">エディターの中には「札幌コレクション2010」でVJを務めた若手もいる。<br /> 映像制作経験がないスタッフを一から育成するところも、現在の映像感覚を重視するノーマライズの特徴だ。</span></p> <p>&nbsp;</p> <p><strong><span style="font-size: 120%;">時代の声を聞き、ケータイコンテンツにも挑戦</span></strong><br /> <br /> 山岡さんの言葉は続く。「結婚式の映像制作、というと安易なイメージでくくられてしまいがちですが、僕らにとっては映像表現の出口がウェディングフォトムービーだったという逆の発想」。<br /> <br /> 古式ゆかしい昭和の神前式からモダンな教会スタイルに人気が移り、バブル期のハデ婚を経て、等身大のジミ婚へ&hellip;結婚式には時代の世相が色濃く反映される。それは映画やテレビ、ミュージッククリップにも共通する&ldquo;時代の声を聞く&rdquo;ことに他ならない。「結婚式というフィルターを通して世相を見る」リアルな時代感覚が山岡さんたちの原動力となっているようだ。<br /> <br /> ちなみに最近の結婚式の傾向は、と尋ねると「世界的な不況だからでしょうか、和洋問わずに自分たちのお披露目というよりは、あらためて身内や友人たちに感謝する&ldquo;おもてなし&rdquo;の精神が強いように感じます」と分析する。<br /> <br /> ノーマライズは2010年4月からICCの住人となった。入居にあたり、新たに「ノーマライズプロジェクト」を結成。従来のウェディング業務や徐々に増え始めたTVCF制作で足場を固める一方で、今後益々需要が伸びるであろうケータイコンテンツ開発を事業の柱に据えた。コンテンツ産業振興の中心地であるICCで大きく飛躍することが期待されている。<br /> 「すでにいくつか動き出している案件もあり、今後外部のクリエイターとも手を組みながらいろんなことに挑戦していきたいと思っています」。</p> <p><img height="332" width="500" alt="hbs_DSC0351.jpg" class="mt-image-none" style="" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/hbs_DSC0351.jpg" /><span style="font-size: 80%; line-height: 120%;"><br /> 依頼案件ごとに資料はまとめてボックスに保存。創意工夫の成果が大切にしまわれている。</span></p> <p><img height="332" width="500" alt="hbs_DSC0327.jpg" class="mt-image-none" style="" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/hbs_DSC0327.jpg" /><br /> <span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">「映像スタイルは流行が早く、やっと自分のものしたと思ったらすぐ次の波が来る。気が抜けません」と山岡さん。</span></p> <p>&nbsp;</p> <p>-------------------------------------------------------------<br /> ■株式会社ノーマライズ　　　<a href="http://www.normarise.com/">http://www.normarise.com/</a></p> <p>取材・文　ライター　佐藤優子　<br /> お仕事blog「耳にバナナが」　 <a href="http://mimibana.exblog.jp/">http://mimibana.exblog.jp/</a><br /> <br /> 写真　<a href="http://harebare.co.jp/">ハレバレシャシン</a></p>]]></description>
            <link>http://www.icc-jp.com/features/2010/06/001067.php</link>
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            <pubDate>Tue, 08 Jun 2010 15:11:21 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>コンテンツプロデューサー／古書店主　　田原洋朗さん</title>
            <description><![CDATA[<p>音楽CD・電子本・映像DVDの出版と古本屋。<br />
デジタルと超アナログ。<br />
全く正反対に思えるこれらのビジネスを展開しているのは、ICC入居者OBでもある<a href="http://www.booxbox.com/">booxbox</a>代表の田原洋朗さん（51）。<br />
デジタルコンテンツのパブリッシャーがなぜ古本屋を始めたのか、その謎に迫る。</p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
    <img width="558" alt="tawara_top_new.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/tawara_top_new.jpg" class="mt-image-none" style="" />
</span>
<p>
<div id="other_files" class="tawara">&nbsp;</div>
<br />
<br />
<span style="font-size: 120%;"><strong>マルチメディアの可能性に賭ける</strong></span><br />
<br />
田原さんは利尻島の出身。<br />
東京の大学を卒業後、大阪でサービスエンジニアとして機械修理の仕事に就いていた時、阪神淡路大震災が起きた。マスメディアよりも草の根の情報やインターネットで飛び交う情報が有効に機能するのを見て衝撃を受け、当時話題となっていた&ldquo;マルチメディア&rdquo;という言葉にも触発されて、新たなメディアへの関心が高まっていった。<br />
大学で中世文学を専攻したこともあり、自身のWebサイトで書評を発信しながら、「書評をクリックすると、その本が注文できるようにならないだろうか？」と考えたのもこの時期だという。<br />
<br />
知人にトゥバ民族音楽の第一人者、<a href="http://www.tarbagan.net/riki/">等々力政彦</a>がおり、「マルチメディアの可能性に賭けてみたい」、「好きな音楽を世に出したい」との想いから、1997年に北海道に戻り、音楽CDの企画・制作・販売を行う事業を始めた。屋号のbooxbox（ブックスボックス）は、&ldquo;コンピューター＝無限の可能性を秘めたコンテンツbox&rdquo;との見立てに由来するものだ。<br />
<br />
<br />
<span style="font-size: 120%;"><strong><br />
ICCを拠点にコンテンツ・パブリッシュ事業を本格展開</strong></span><br />
<br />
北海道に拠点を移してからは、「自分が好きな音楽」、「素晴らしい才能を持ちながらまだ世に知られていないアーティスト」を選び、精力的にCDの企画・制作・販売を行った。<br />
<br />
<a href="http://tarbagan.net/riki/index.html">等々力政彦</a>（トゥバ音楽）と<a href="http://tarbagan.net/saga/">嵯峨治彦</a>（モンゴル音楽）による民族音楽ユニット「<a href="http://www.tarbagan.net/">タルバガン TARBAGAN</a>」の<a href="http://www.booxbox.com/profile.html">CD</a>を1998年と翌99年に相次いでリリースし、2000年には当時17歳の津軽三味線奏者、<a href="http://www.nittaoyako.com/nittaoyako/top.html">新田昌弘</a>のソロデビューアルバム「<a href="http://www.amazon.co.jp/SHAMISEN-KID-%E6%96%B0%E7%94%B0%E6%98%8C%E5%BC%98/dp/B00005IWPY">SHAMISEN　KID</a>」を世に送り出した。<br />
<br />
そして2001年4月、田原さんはオープンしたばかりのICCに拠点を移し、コンテンツパブリッシャーとしての基盤を確立する。<br />
<br />
&nbsp;<img height="332" width="500" alt="tahara_2.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/tahara_2.jpg" class="mt-image-none" style="" /><span style="font-size: 80%;"><a href="http://www.booxbox.com/profile.html"><br />
CD/DVD</a>はこれまでに9タイトルをリリース</span></p>
<p><br />
「ICCに入居して一番良かったのは、音楽著作権などのライツビジネスをするためには法人格が必須だと教えられ、法人化に向けて背中を押してもらったことです。映像、音楽、デザイン、テキストなど、色々なジャンルのクリエイターが入居していて、彼らとのコラボレーションが容易にできたことも有意義でした。良い映像作品を作り上げるためには、当時のICC入居クリエイターの協力が不可欠でした」。<br />
実際、booxboxは2003年2月に法人化し、ICC入居中に手がけたアコースティックギタリスト・<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B0%B7%E6%9C%AC%E5%85%89">谷本光</a>のDVD制作には、当時のICC入居クリエイターが協力した。<br />
<br />
booxboxはこれまでに全9作のCD/DVDをプロデュースし、販売しているが、その意欲的な取り組みと成果に対し、ICCより「ベストコンテンツ賞」が贈られ、副賞として、インディーズレーベルが多数集まる米国の国際音楽産業見本市「<a href="http://sxsw-asia.com/">サウス・バイ・サウスウエスト</a>」への参加権を獲得した。<br />
<br />
<br />
<span style="font-size: 120%;"><strong><br />
古本屋「ブックスボックス田原書店」の開業</strong></span><br />
<br />
2004年3月にICCを卒業した後もCD/DVDのリリースを続けたが、2006年で新規作品のリリースは一段落した。<br />
「CDやDVDは、自分が出したいと思うのをほぼ出し切ってしまったというのもありましたが、ネットワークの進化とともに音楽のネット配信が進み、パッケージでの販売が難しくなったことが大きな理由です」。<br />
ただし、これまでにリリースした音楽・映像コンテンツは、現在、iTunes Storeでダウンロード販売を行っており、ネット配信にも対応している。<br />
&nbsp;</p>
<p><img height="332" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/tahara_3.jpg" alt="tahara_3.jpg" /><br />
<span style="font-size: 80%;">2006年3月、古本屋「ブックスボックス田原書店」を開業</span></p>
<p><br />
変わって2006年3月、田原さんは意外なビジネスを始めた。古本屋である。<br />
<br />
CDやDVDといったデジタルコンテンツのパブリッシュと超アナログな古本屋業。にわかに接点を見出しにくいが、田原さんによれば、「自分が好きな作品をピックアップして売っていくという点で、両者には共通点がある」という。<br />
加えて、「ネットで書評を読み、クリックすれば注文できる」という、かつて描いていた夢が現実のものとなった今、良い本を集め、提供する側に回ることは、田原さんにとって自然なことでもあった。<br />
少しずつ蔵書を増やしながら、2008年11月には札幌古書籍組合加盟の本格書店として、旧札幌ロフトの「古書の街」に「<a href="http://www.booxbox.com/tahara/">ブックスボックス田原書店</a>」を出店した。（店舗は旧札幌ロフト休館にともない閉店）<br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 120%;"><br />
手仕事の手・頭・体</span></strong><br />
<br />
古書を扱う店主にとって最も重要で、かつ、最も楽しみなのは、自らの店をどう特徴あるものにするかだろう。<br />
ブックスボックス田原書店の目録「羊狼通信」見ると、それは一目瞭然だ。<br />
目次を開くと、「手仕事の手・頭・体」を先頭に、以下、「芸術と文化」、「人間の旅」、「地球の旅」、「歴史の旅」、「文芸「読・語・書」本」といったジャンルが続く。<br />
<br />
「一番力を入れているのはアート関係の古書です。「手仕事の手・頭・体」というカテゴリーに整理しましたが、陶芸、ガラス、民芸品、絵画といったジャンルのものです。中でも、昭和20年代に創刊された雑誌「<a href="http://www.nihon-mingeikyoukai.jp/main/index1.html">月刊民藝</a>」は程度も良く、早期発刊分も含めてこれだけまとまった数を蔵書している点は自慢できると思います」。民藝品や手仕事に関心のあるファンにはまさに垂涎モノだろう。<br />
&nbsp;</p>
<p><img height="332" width="500" alt="tahara_4.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/tahara_4.jpg" class="mt-image-none" style="" /><br />
<span style="font-size: 80%;">蔵書の中でも特に目を惹く雑誌「月刊 民藝」</span></p>
<p><br />
現在、ブックスボックス田原書店は、「<a href="http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B7%E3%83%99%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%82%92%E3%82%8F%E3%81%9F%E3%82%8B%E9%A2%A8%E2%80%95%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%90%E5%85%B1%E5%92%8C%E5%9B%BD%E3%80%81%E5%96%89%E6%AD%8C%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%B8-%E7%AD%89%E3%80%85%E5%8A%9B-%E6%94%BF%E5%BD%A6/dp/4924929352/ref=sr_1_1?ie=UTF8&amp;qid=1228478954&amp;sr=8-1">Amazonマーケットプレイス</a>」、「<a href="http://www.kosho.or.jp/servlet/top">日本の古本屋</a>」、「<a href="http://sgenji.jp/">スーパー源氏</a>」の各ネット通販サイトに出店しており、商品を注文できる。<br />
<br />
「今後は蔵書を１万冊に増やし、アート、文化、民俗、歴史といったジャンルで専門店化を図りたい」という田原さん。6月には「ブックスボックス田原書店 展～手の仕事、手と目と頭～」を長沼町の絵本屋「<a href="http://www15.ocn.ne.jp/~pokopen/">ぽこぺん</a>」（長沼町東6線北2番地 TEL(0123)88-4406）で開催予定（前半：6月11日（金）～14日（月）、後半：6月18日（金）～21日（月））なので、こちらも要注目だ。<br />
&nbsp;</p>
<p><img height="332" width="500" alt="tahara_5.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/tahara_5.jpg" class="mt-image-none" style="" /><br />
<span style="font-size: 80%;">アート、文化、民俗、歴史分野の蔵書で専門店化を図る</span></p>
<p><br />
<br />
<span style="font-size: 120%;"><strong>手製本で古書に付加価値を</strong></span><br />
<br />
ブックスボックス田原書店のもう一つの特徴は、手製ブックカバーによる古書の装丁を行っている点だ。<br />
特に、異国風のデザインが施された更紗（さらさ）は、木綿の手触りと染めによる独特の文様が古書の装丁によくマッチしており、古書の新たな価値を見せてくれる。<br />
<br />
「文庫の古本などはどうしても安値になりがちで、ネット販売では価格が１円ということもあります。中身は何も変わっていないのに、これで本当に良いのかと疑問に思います。どうにかしたいと思って始めたのが、手製本の制作です。良い本は良い本として取り扱いたい」という想いから、手製本は田原さん自身の手で作られている。<br />
欧州ではこうした手製本が一つのジャンルとして定着しているという。<br />
手製本の販売だけでなく、個人蔵書の手製本化も請負うとのことなので、愛読書の装丁を頼んでみるのも良いだろう。<br />
&nbsp;</p>
<p><img height="332" width="500" alt="tahara_6.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/tahara_6.jpg" class="mt-image-none" style="" /></p>
<p><img height="332" width="500" alt="tahara_7.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/tahara_7.jpg" class="mt-image-none" style="" /><br />
<span style="font-size: 80%;">一冊ずつ、丁寧に仕上げられる手製本。更紗の手触りが古書によくマッチする</span><br />
<br />
<span style="font-size: 120%;"><strong><br />
Trust yourself. Just do it!</strong></span><br />
<br />
田原さんには大切にしている言葉が２つある。いずれもICCで聞いた言葉だ。<br />
<br />
一つはゲームクリエイターの<a href="http://mizuguchi.biz/v2/html/">水口哲也氏</a>の口から出た「イメージとエネルギー」、いまひとつはtomatoワークショップで<a href="http://www.stevebakermanagement.com/home">Steve Baker氏</a>、<a href="http://www.public-image.org/interview/2008/01/07/john-warwicker.html">John Warwicker</a>氏が語った「Trust yourself. Just do it!」。<br />
<br />
「自分がどうなりたいかをしっかりイメージし、自分を信じ、それを継続することの大切さを教えてくれました。負けそうになった時、励みになる大切な言葉です」。<br />
<br />
ipadの登場で、デジタルコンテンツを楽しむ環境が激変しつつあることから、電子出版にも興味が湧いているという田原さん。パブリッシャーとして、デジタル、アナログの双方に対応できる強みが生きるのは、むしろこれからなのではないだろうか。<br />
<strong>Just do it !<br />
</strong></p>
<p><br />
----------------------------------------------------------------------------------------------<br />
<strong><span style="font-size: 120%;">■コンテンツプロデューサー／古書店主　　田原洋朗</span></strong></p>
<p><strong>・booxbox</strong><br />
<a href="http://www.booxbox.com/">http://www.booxbox.com/</a></p>
<p><strong>・「ブックスボックス田原書店 展～手の仕事、手と目と頭～」</strong><br />
前半：6月11日（金）～14日（月）<br />
後半：6月18日（金）～21日（月）<br />
場所：<a href="http://www15.ocn.ne.jp/~pokopen/">絵本屋「ぽこぺん」</a>（長沼町東6線北2番地） TEL(0123)88-4406</p>
<p><span style="font-size: 100%;"><br />
取材・文　佐藤栄一（<a href="http://www.planners-inc.jp">プランナーズ・インク</a>）<br />
写真　　　山本顕史（<a href="http://harebare.co.jp/">ハレバレシャシン</a>）</span></p>]]></description>
            <link>http://www.icc-jp.com/features/2010/05/000937.php</link>
            <guid>http://www.icc-jp.com/features/2010/05/000937.php</guid>
            
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">booxbox 　ブックスボックス　田原洋朗　札幌　古本屋　民藝</category>
            
            <pubDate>Tue, 25 May 2010 19:33:34 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>イラストレーター　椿　かすがさん</title>
            <description><![CDATA[<p>19歳のとき、安定した画力が買われ、<br />
マンガ家いがらしゆみこのアシスタントに大抜擢。<br />
その後も数々の現場を支えてきた<br />
イラストレーターの椿かすがさん（26）。<br />
現在は生徒に全力でぶつかるマンガカレッジ講師の道に燃えている。</p>
<span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">
    <img height="332" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/hb_ph10%204.jpg" alt="hb_ph10 4.jpg" />
</span>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="font-size: 120%;">夢を生み出す「裏方好きの口出したがり屋」</span></strong></p>
<p>人に夢を与える仕事ほど、裏方では想像を絶するような労苦が多い。マンガ家しかり、そのマンガ家を支えるアシスタントしかり。イラストレーターにしてマンガカレッジの講師を務める椿かすがさんも、プロの現場を知るアシスタント出身組。原稿を手伝うかたわら、スタッフ分の食事を作るのも仕事の一つ。仕事場の掃除機をかけ、作家が飼う猫の世話をして、「眠気が覚めるBGM集」作りも買って出た、いわば&ldquo;スーパーアシスタント&rdquo;だった椿さん。<br />
<br />
締切直前は修羅場と化すハードワークを「裏方好きの口出したがり屋だから向いていた」と明るく笑い飛ばすバイタリティーの持ち主だ。今も年に数回、お呼びがかかれば現場に入ることもあるという。<br />
<br />
札幌生まれの札幌育ち。小学３年生でマンガクラブに入り、マンガの読み描きで日が暮れた子ども時代。高校の美術部では油絵に没頭し、写真を見ながら空想を膨らませる抽象画を得意とした。<br />
<br />
このままアート系の大学へと進路を考え始めた頃、札幌デザイナー学院にマンガ専攻があることを知り（現在は札幌マンガ・アニメ学院に分校）、興味がわいて見学へ。コンパスやテンプレートなど画材へのこだわりを共にする講師とウマが合い、親も喜ぶ地元での進学を決意した。</p>
<p><img height="332" width="500" alt="_DSC0054.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/_DSC0054.jpg" class="mt-image-none" style="" /><br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">2009年に札幌市内で行われたグループ展用の描き下ろし。テーマは「白いもの」。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="font-size: 120%;">未経験ながらアシスタントに大抜擢</span></strong></p>
<p>転機は19歳のとき。専門学校の特別講師に、北海道在住のマンガ家いがらしゆみこさんがやってきた。この頃描き手としての椿さんは自称「器用貧乏タイプ」。なんでもそつなく描ける一方で、皆が凝りたがる人物描写よりも背景に出てくる崩れたビルの描き方やキレのある効果線など「周辺」に惹かれる自分に気づき始めていた。<br />
<br />
かたや、いがらしさんも単行本の出版を控え、即戦力になるアシスタントを探していた。学校が推薦する椿さんの安定した画力を認め、アシスタント未経験にも関わらず大抜擢。そのときから今も続く二人の師弟関係が始まった。<br />
<br />
ところが、昭和の一時代を築いたいがらし作品にリアルタイムで胸をときめかせたのは、椿さんの母親世代。本人に至っては「ごめんなさい、そのとき初めて読みました」という今だから笑って話せるジェネレーションギャップもあった。<br />
<br />
いがらし作品の基本はいつの時代も変わらない。主人公の目にはキラキラと輝く星が飛び、少女の夢を叶えてくれるシンデレラストーリーがドラマチックに展開する。<br />
「でも、そんなうっとりするような甘い世界を支えているのは、いがらし先生のものすごくタフな精神力。原稿一枚が完成するまでに編集者との話し合いや総勢7人のアシスタントを動かす膨大な作業が待っています。&ldquo;絵を描くのが好きならなれる&rdquo;安易なマンガ家像は私の誤解だったんだということがすぐにわかりました」。<br />
<br />
自分を喜ばせる絵は誰でも描ける。人を喜ばせる絵を描くのがプロなのだ。<br />
プロの現場に身を置き、マンガ家になることの厳しさを肌身で知った椿さんだった。</p>
<p><img height="425" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kasuga_offshot.jpg" alt="kasuga_offshot.jpg" /><br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">アシスタント時代のひとコマ。マンガ家が飼うネコは自覚があるのか、原稿を汚すイタズラはしないのだそう。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="font-size: 120%;">名アシスタントからマンガカレッジ講師へ</span></strong></p>
<p>一度は目指したマンガ家の道。デビューできずに悩んだ時期もあったが、「作家を支える技術屋」の道もあると分かってからは心が軽くなった。後輩のプロ作家の現場にも喜んで出向き、作品づくりに必要な資料を積極的に提案した。行く先々で「優秀なアシスタント」と認められ、イラストの仕事も来始めた。札幌では珍しい、マンガ家志望者同士の交流会を企画し、司会進行を務めたこともあった。<br />
<br />
そんな椿さんに再び転機が訪れる。一連の活躍を知る専門学校から新設するマンガカレッジの講師にならないかと誘われた。<br />
「当時23歳の私が同じ年ごろの生徒を持つなんて&hellip;今考えても分不相応な話ですが、いがらし先生をはじめ周囲の方々に&ldquo;ちゃんと社会勉強してきた椿なら大丈夫&rdquo;と励ましていただき、現在に至ります」。<br />
<br />
2010年春からは講師歴4年目に突入。途中、一年間ほど担任を持たない臨時講師となり自分の仕事に時間を割いたが、学生たちに深く関わりたいという思いから再び学校に軸足を置く生活に。<br />
「学校からは&ldquo;椿先生もどんどん売れる作品を描いて&rdquo;と言われますが、とても時間が足りなくて」と笑いながらも、この夏配信予定のゲームキャラクターをデザインしたばかり。イラストレーター「椿かすが」も健在だ。<br />
&nbsp;</p>
<p><img height="376" width="500" alt="*兎ｶﾗｰ.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/%2A%E5%85%8E%EF%BD%B6%EF%BE%97%EF%BD%B0.jpg" class="mt-image-none" style="" /><br />
<img height="701" width="500" alt="*白椿.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/%2A%E7%99%BD%E6%A4%BF.jpg" class="mt-image-none" style="" /><br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">イラストレーターとしてのオリジナル作品。<br />
ペンネーム「椿かすが」は「赤くてかっこいい椿と&ldquo;春つながり&rdquo;の春日大社を足して」命名した。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="font-size: 120%;">欲しいものに向かっていく勇気を応援</span></strong></p>
<p>三人姉妹の一番上。「やりたいことをやる」が心情の椿さんには、今の生徒たちを見ていて心配になることがあるという。<br />
「景気の低迷とも関係があるのでしょうか、みんな、すごく遠慮しがち。欲しいものを手に入れる方法よりも、あきらめ方を考えている。いろんな可能性を持っている彼らには、お金がないからいいです、とそう簡単にあきらめてほしくない。言葉は悪いかもしれませんが、もっとガツガツしてほしいと発破をかけています」。<br />
<br />
ときには遅刻や身だしなみ、忘れ物の注意もするのも椿先生の大事な役目。<br />
「考えてみると、いがらし先生も父のように母のように私を育ててくれたので、今は私が生徒たちの姉がわりになる番なのかもしれません」。<br />
<br />
心労の多い講師職だが、生徒たちの卒業後の活躍を聞けば在学時のあれやこれやも報われる。出版社に作品を持ち込み担当がついた卒業生もいれば、プロ作家のスタッフに採用されたという朗報も。<br />
「彼らが描き続けてくれたきっかけになれたかもしれないと思うと、すごく嬉しい」と顔をほころばせる。<br />
<br />
最後に目標とする人は、と尋ねると意外な答えが返ってきた。<br />
「橋本聖子さんです。スピードスケート選手としてすばらしい実績を残し、子育てもされて今は政治家として歩まれている。上手く言えないんですが、その強さに憧れています」。</p>
<p><img height="332" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/_DSC0065.jpg" alt="_DSC0065.jpg" /><br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">年に一度、東京での出版社合同持込みイベントに生徒たちを引率する。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<object height="280" width="498" data="http://flv-player.net/medias/player_flv_maxi.swf" type="application/x-shockwave-flash">
<param value="http://flv-player.net/medias/player_flv_maxi.swf" name="movie" />
<param value="true" name="allowFullScreen" />
<param value="flv=http%3A//www.icc-jp.com/video_files/tsubaki.flv&amp;startimage=http%3A//www.icc-jp.com/video_files/img/tsubaki_for_movie.jpg&amp;width=498&amp;height=280" name="FlashVars" /> </object>
<p>&nbsp;</p>
<p>---------------------------------------------------------------<br />
■椿　かすが　イラストレーター／マンガカレッジ講師<br />
総合学園ヒューマンアカデミー札幌校　<a href="http://school.athuman.com/131730/ ">http://school.athuman.com/131730/ </a><br />
<br />
取材・文　ライター　佐藤優子　<br />
blog「耳にバナナが」<a href="http://mimibana.exblog.jp/">　http://mimibana.exblog.jp/</a> <br />
<br />
写真　<a href="http://harebare.co.jp/">ハレバレシャシン</a></p>]]></description>
            <link>http://www.icc-jp.com/features/2010/05/000916.php</link>
            <guid>http://www.icc-jp.com/features/2010/05/000916.php</guid>
            
            
            <pubDate>Wed, 12 May 2010 08:42:40 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>写真家・映像作家　　北川陽稔さん</title>
            <description><![CDATA[<p>&nbsp;「撮ろうとして撮った、そのもう一歩先まで撮れてしまった写真」<br /> そんな１枚をもつ写真家は何と幸せだろう。<br /> 北川陽稔さん（31）はまさにその幸せな人の一人だ。<br /> &nbsp;</p> <span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img height="332" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kitagawa_01.jpg" alt="kitagawa_01.jpg" /></span> <p><br /> <span style="font-size: 120%;"><strong>自主制作映画に内外から高い評価</strong></span><br /> <br /> 北川さんは札幌出身。<br /> 写真、音楽、Webデザインなど、クリエイティブな世界に興味を持ち、高校時代にはクリエイターの道に進む意志を持っていたという。<br /> 高校卒業後に上京し、音楽ライブのVJ、ファッションブランドのプロモーション映像の制作、映画の予告編映像のディレクターなどを経験する一方、映画の自主制作を行い、2本のアートフィルムを制作した。<br /> <br /> このうち、「LOSTBALL」という８ミリの短編は、東京のニュータウンを題材に都市生活のゆがみを描いた作品。<br /> 「東京の郊外に突如として現れるマンション群やニュータウンの無機質で人工的な風景が自分には興味深く映っていました。一見、理想郷のようにも見えるその風景の中に内在するギャップ、どういった恣意性や目論見でそうした空間ができあがっているのかを撮りたいと思って作った作品です」。<br /> この作品は、第42回<a href="http://www.aafilmfest.org/">Ann-Arbor Film Festival</a>で選考上映されたほか、国内の複数の映画祭でも上映され、第８回<a href="http://www.chofu-culture-community.org/forms/menutop/menutop.aspx?menu_id=703">調布映画祭</a>コンペティション部門では奨励賞を受賞した。<br /> 作品が国内外で評価を受けたことは大きな自信となり、映像制作への意欲がさらに高まっていった。<br /> <br /> <br /> <span style="font-size: 120%;"><strong>自身の想像を凌駕した写真「Ｒ３６」</strong></span><br /> &nbsp;</p> <span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img height="500" width="500" alt="kitagawa_02.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kitagawa_02.jpg" class="mt-image-none" style="" /><span style="font-size: 80%;"><br />北川さんにとって大事な一作となった作品「R36」<br />     </span> &copy; <span style="font-size: 80%;">Akiyoshi Kitagawa</span></form> <p><br /> 2007年、北川さんは活動拠点を故郷の北海道に移した。<br /> <br /> 着陸間近の機内。窓の外には広大な原野が広がり、それと隣り合わせに新千歳空港の巨大なグレーの敷地が見えた。<br /> 北海道ならではの自然と巨大な人工物が隣接するその光景は、まるで今の北海道が置かれている社会状況を表しているように見え、このウトナイの地に強い興味を抱いた。<br /> 原野、森林、すぐれた水質の水源、大規模工業地帯、空港、アウトレットモール等の商業施設･･･様々な表情をもつウトナイ一帯を歩き、写真を撮った。<br /> <br /> ある夏の夕刻。空港周辺の原野で撮った１枚の写真は忘れられない作品となった。<br /> 立ち枯れた木の存在感と透き通るような空の青。右上に浮かぶ小さな月は、位置、形、色のどれもが絶妙。作品「R36」は、北川さん自らが「撮ろうとして撮った写真の、もう一歩先まで撮れてしまった作品」と評する一作だ。<br /> 「自分がテーマとして描いている、社会、人間と自然の拮抗といった概念や想像力を超越した、まるで知らない星の知らない場所を撮ったかのような作品になりました」。<br /> のちに北川さんはウトナイの自然をテーマにした63枚の写真シリーズ「Two Sanctuaries」を制作し、その作品は道の駅「ウトナイ湖」で展示されたが、この「R36」はシリーズ全体のトーンを決めるきっかけとなる大事な作品となった。<br /> <br /> <br /> <strong><span style="font-size: 120%;">森と水の庭・ウトナイ</span></strong><br /> &nbsp;</p> <p><img height="500" width="500" alt="kitagawa_03.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kitagawa_03.jpg" class="mt-image-none" style="" /></p> <p><br /> <img height="500" width="500" alt="kitagawa_04.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kitagawa_04.jpg" class="mt-image-none" style="" /><span style="font-size: 80%;"><br />広大な自然と巨大な人工物が隣接するウトナイは、北川さんの興味を惹き付けた</span><br /> &copy;<span style="font-size: 80%;"> Akiyoshi Kitagawa</span></p> <p>&nbsp;<br /> ウトナイでの写真撮影を通じ、地元の環境関連施設や自然に関わりながら暮らす人々とのつながりができる中で、北川さんは活動拠点となるスペースを借り、週末にはコミュニティカフェを開くなど、本格的にウトナイでの活動を始めた。<br /> こうしたふれあいを通じ、自然の魅力だけでなく、ウトナイに暮らす人、地域で森林保全活動をする人の話に興味を持った北川さんは、ウトナイを題材にしたドキュメンタリー映画の制作に着手した。<br /> 「ウトナイはあまり知られていない地域ですが、ここの自然やその自然とかかわりながら生きる人たちをひとつの映画にすることで、環境に対する意識や北海道をもっと良くしていこうという前向きな気持ちを喚起したり、北海道が置かれている現実を変えていくための契機になるかもしれないと思ったのです。この地域とかかわりを持たせてもらった恩返しの気持ちもありました」。<br /> <br /> こうして、現在制作を続けているドキュメンタリー映像「森と水の庭・ウトナイ」には、ウトナイの自然を守り、ウトナイに暮らす人々が登場し、その語りが美しい映像とともに映し出される。<br /> 「地域とのかかわりの中で一つの映像作品を作ってみたかった」という思いはウトナイの人の共感を呼び、撮影も歓迎されたという。<br /> 「映画というソフトな切り口で地域の在り方を見せていくという&ldquo;社会的な作業としての映画&rdquo;が地域に受け入れられたことが嬉しい」と北川さん。先日公開されたこの映像のダイジェスト版映像の評価も上々だった。<br /> 「森と水の庭・ウトナイ」は、最終的に約45分間の中編作品になる予定で、この映像は、北川さんが運営に関わっている地球環境映画祭「<a href="http://www.utonai.net/earth-vision/">アースビジョンin北海道</a>」の苫小牧会場（6月5（土）、6日（日）開催、場所：<a href="http://www.ikor-no-mori.com/">イコロの森</a>）で上映されるので、ぜひ足を運びたい。<br /> &nbsp;</p> <span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img height="500" width="500" alt="kitagawa_05.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kitagawa_05.jpg" class="mt-image-none" style="" /><br />     &copy; <span style="font-size: 80%;">Akiyoshi Kitagawa</span></form> <p><br /> <br /> <strong><span style="font-size: 120%;">今夏注目！ 視点の異なる２つの写真展</span></strong><br /> <br /> 北川さんの活動フィールドは、ウトナイだけに限らない。<br /> 題材と着眼点が実にユニークな２つの写真展が今夏札幌で開催される。<br /> <br /> 札幌周辺の景観をテーマとした約20点のシリーズ「Unknown Northern City」は、札幌ドームなどの人工構造物とそのすぐ隣にある素朴な自然を絶妙なコントラストで表現した作品が目を惹く。ランドスケープを分析的に見る北川さんの視点が存分に生かされた作品たちだ。<br /> <br /> 一方、1970年代に建てられた建物の内観を被写体にしたシリーズ「197X」には、真駒内アイスアリーナなど、良く知られている建物も登場する。ほどよく劣化した建物内の階段や、何気ない雑居ビルの向こうの光の中から何かがやって来そうな予感を与える作品が多く、過去からのメッセージを受け取っているような感覚に陥る。<br /> 今夏には札幌のギャラリー「<a href="http://houmura.com/">品品法邑</a>」でこれらのシリーズの作品展が予定されているので、こちらも要注目だ。（「Unknown Northern City」は8月4日から15日まで、「197X」は9月2日から12日まで、会場はいずれも品品法邑にて）<br /> &nbsp;</p> <span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="kitagawa_06.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kitagawa_06.jpg" class="mt-image-none" style="width: 500px; height: 332px;" /><span style="font-size: 80%;"><br />地球環境映画祭「アースビジョンin北海道」が終わると、今夏の写真展の準備が待っている</span></form> <p><br /> <br /> <span style="font-size: 120%;"><strong>活動の幅を広げるクリエイティブ集団&ldquo;Visual Activities&rdquo;</strong></span><br /> &nbsp;</p> <span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img height="332" width="500" alt="kitagawa_07.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kitagawa_07.jpg" class="mt-image-none" style="" /><span style="font-size: 80%;"><br />     クリエイティブ集団&ldquo;Visual Activities&rdquo;の一員としても作品を生み出す</span></form> <p><br /> クリエイティブ集団&ldquo;<a href="http://www.visual-activist.com/">Visual Activities</a>&rdquo;は、クリエイターとしての北川さんのもう一つの活動フィールドだ。<br /> &ldquo;environmental imaging&rdquo;（環境への思いを『目に見える問いかけ』に変換する）を趣旨とするこのグループには、写真家、映像作家、デザイナー、ライターなど8名が所属し、コラボレーションしながら、自然環境や都市環境をテーマとした広告制作、写真や映像の制作、ビジュアルアートの制作等を行っている。<br /> <br /> &ldquo;environmental imaging&rdquo;という共通のテーマを持ったメンバーが連携することで、活動の幅が広がっている。<br /> 「東京でニュータウンを撮っていた時からずっと自分が根底的に持っているテーマは、環境問題という切り口につながっているのだと思います。また、北海道に帰ってきて、北海道ならではの森林保全活動や環境活動に携わる人たち、北海道の大らかな気風の中でこの土地をもっと良くしようという団体と多くの接点が持てたので、そういう人たちのビジュアルアーカイブを作るのも、このグループの活動の目的の１つです」。<br /> 一人の写真家・映像作家としての北川さんが、&ldquo;Visual Activities&rdquo;の活動の中から生み出す作品にも注目したい。<br /> <br /> <br /> <strong><span style="font-size: 120%;">いま、写真家としての原点に立つ</span></strong><br /> &nbsp;</p> <span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img height="332" width="500" alt="kitagawa_08.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kitagawa_08.jpg" class="mt-image-none" style="" /><span style="font-size: 80%;"><br />一連のウトナイ・プロジェクトに続く作品は？ 期待は尽きない</span></form> <p>&nbsp;<br /> ウトナイに活動拠点を置き、写真を撮り、映像を作ったことで、ウトナイをフィールドとした一連のプロジェクトが形になろうとしている今、北川さんは「やっと写真家としての自分の原点に立てた思いがする」という。<br /> <br /> 自分の思っているものをしっかり作って発表しつつ、そこから生まれた様々な機会を生かしながら、ある時は人のために制作し、発表することも作家にとって重要な仕事。ウトナイでの経験がそれを体感させてくれたのだろう。<br /> <br /> 「これまでは時間のかかるプロジェクトが多かったのですが、もう少しコンスタントに作品を作って発表することもしていきたいと思っています。もっとも、決して多作である必要はないのですが・・」。<br /> 次回作では何を見せてくれるのか、今から楽しみだ。<br /> その前に、まずは地球環境映画祭「アースビジョンin北海道」、続いて今夏の写真展をハシゴしよう。<br /> <br /> &nbsp;</p> <object height="280" width="498" data="http://flv-player.net/medias/player_flv_maxi.swf" type="application/x-shockwave-flash"> <param value="http://flv-player.net/medias/player_flv_maxi.swf" name="movie" /> <param value="true" name="allowFullScreen" /> <param value="flv=http%3A//www.icc-jp.com/video_files/kitagawa.flv&amp;width=498&amp;height=280" name="FlashVars" /> </object> <p>&nbsp;------------------------------------------------------------------------------------------------<br /> <strong><span style="font-size: 120%;">■写真家・映像作家　北川陽稔</span></strong><br /> <a href="http://www.visual-activist.com/akiyoshikitagawa">http://www.visual-activist.com/akiyoshikitagawa</a><br /> <br /> <strong>・ 地球環境映画祭「アースビジョンin北海道」</strong><br /> <a href="http://www.utonai.net/earth-vision/">http://www.utonai.net/earth-vision/</a><br /> 北 川さん制作のドキュメンタリー映像「森と水の庭・ウトナイ」は、6月5（土）、6日（日）、ウトナイ「イコロの森」会場で上映予定<br /> <br /> <strong>・ 北川陽稔写真展</strong><br /> 作品「Unknown Northern City」：8月4日（水）～15日（日）<br /> 作品 「197X」：　 9月2日（木）～12日（日）<br /> 会場:品品法邑（札幌市札幌市東区本町1条2丁目）<br /> <a href="http://houmura.com/">http://houmura.com/</a><br /> <br /> 取 材・文　佐藤栄一（<a href="http://www.planners-inc.jp">プランナーズ・インク</a>）<br /> 写真　山本顕史（<a href="http://harebare.co.jp/">ハレバレシャシン</a>）</p>]]></description>
            <link>http://www.icc-jp.com/features/2010/04/000906.php</link>
            <guid>http://www.icc-jp.com/features/2010/04/000906.php</guid>
            
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">北川陽稔さん</category>
            
            <pubDate>Tue, 20 Apr 2010 19:29:54 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>キャラクターマネージメント　須川　雅史さん</title>
            <description><![CDATA[<p>愛と平和の使者「コアックマ」と<br />
ひねくれ者だが憎めない相方キャラの「アックマ」。<br />
2008年に札幌で誕生した人気「ゆるキャラ（R）」が<br />
この春、全道179市町村をめぐる「フリーハグ」の旅に出た。<br />
生みの親でありキャラクターライセンスを持つ<br />
ベガースウィンドル代表・須川雅史さん（30）が「助走」の２年間を語る。</p>
<span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">
    <img height="332" width="500" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/koakkuma-top.jpg" style="" class="mt-image-none" alt="koakkuma-top.jpg" />
</span>
<p><strong><span style="font-size: 120%;"><br />
<br />
札幌発の人気キャラクター、全道キャラバンへ出発</span></strong></p>
<p>「2008年6月&times;日。札幌ススキノに一匹のくまが現れました」。出身地はアックマ星。好きな言葉は「SMILE CHANGES THE WORLD」。近頃明るいニュースが不足しているこの星に「LOVE＆PEACE」の使命を持って現れたピンクのクマ、それが「コアックマ」のプロフィールだ。<br />
<br />
アンパンマンに&ldquo;ばいきんまん&rdquo;がいるように、コアックマにも背中合わせの相方がいる。パープルのクマで、名前は「アックマ」。「2008年7月7日。アックマ星の大王『アックマ大王』の命令で、地球に追放したコアックマを追って地球にやってきた」。「だひひひひ！」と笑い、悪事を企むひねくれ者の設定だ。<br />
<br />
善と悪の対をなし、物事の二面性を体言する二匹の人気は今や右肩上がり。数10種類以上のキャラクターグッズが展開され、2010年の4月からは「北海道の皆さんにご挨拶を」と全道179市町村を訪れる「コアックマキャラバン」がスタートした。<br />
<br />
地方再生の奇策とも言われた「ゆるキャラ（R）」は今や市民権を獲得し、キャラクタービジネスの成否は一企業の収益以上の影響を持つ。コアックマの発案者でありライセンス所有者の須川雅史さんも、「これまで協力してくれた方々のご厚意を無にしないよう、今年はさらに大きく成長したい」と新たな意欲を見せる。</p>
<p><img height="329" width="500" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/koakkuma8.jpg" style="" class="mt-image-none" alt="koakkuma8.jpg" /><br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">取材場所であるICCカフェに出没したコアックマ（写真左）とアックマ。好きな食べ物は「野菜と果物、ゼリー」という女の子らしい答えのコアックマに対し、「焼肉、すし」と男子道を突き進むアックマ</span><img height="747" width="500" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/%2A027.jpg" alt="*027.jpg" class="mt-image-none" style="" /><br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">屋内外のいろんなイベントで活躍中！　先頃東京で行われたICCフェスティバルにも登場した</span><br />
&nbsp;<br />
&nbsp;</p>
<p><strong><span style="font-size: 120%;">「小悪魔」が羽ばたくススキノ生まれの誕生秘話</span></strong></p>
<p>「コアックマができるまでキャラクタービジネスなんて考えたこともなかった」という須川さんは木古内町出身。札幌で海外輸入のレコード店を自営していたが、経営不振で閉店。副業でやっていたデザインの仕事で当座の生活を乗り切ろうと、ススキノにある小さな制作会社に入社した。「入ってからわかった」仕事の大半は夜の店の販促物を作ること。<br />
<br />
会社から「デザインの参考に」と渡されたファッション誌には「小悪魔」「age嬢」という独得のフレーズが踊り、読者アンケートでは「将来の夢」10位内に「キャバクラ嬢」がランクイン。多感な10代の女の子たちが享楽的に欲望を追いかける姿に、同じく転職組のデザイナーだった三浦雄大さんも苦笑いでページをめくった。<br />
<br />
須川さんは考えた。<br />
「気がつけば&ldquo;百年に一度&rdquo;の世界的な不況で、若い世代が夢も希望も持てない気持ちは確かにわかる。だが、待て、と。できることは本当にないのか、と」。<br />
その「待て」に共感した三浦さんと共に、まずは自分たちができることは何かを考えた末に、北海道を象徴する動物クマを今風にアレンジした「コアックマ」を発案。制作会社を辞め、自作ステッカーを無料配布しながら口コミで広めていく手弁当でキャラクタービジネスに乗り出した。<br />
<br />
「はじめは、カワイイと思ってもらえるだけでもいいんです。半ば思いつきのように始めた僕らの行動が友達伝いに広まり、こうして形を残せるところまで頑張ってこれた。このコアックマの広がり方自体が『オレにもできそう』『私にも』という若い世代のモチベーションにつながってくれたら一番嬉しい」と、コアックマ誕生に秘めた思いを明かす。</p>
<p><img height="332" width="500" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/koakkuma3.jpg" style="" class="mt-image-none" alt="koakkuma3.jpg" /><br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">写真中央が須川雅史さん。2008年のクリスマスイブに株式会社ベガースウィンドルを起業。10年4月からICCに入居する。左はコアックマデザイナーの三浦雄大さん。右はウェブ担当の中山法子さん</span><br />
<br />
<br />
&nbsp;</p>
<p><strong><span style="font-size: 120%;">世界中の感動を呼んだ「フリーハグ」で一躍人気者に</span></strong></p>
<p>2008年6月のコアックマ誕生と同時にオフィシャルサイトを立ち上げ、ステッカーやバッジなどの先行販売も始まった。次の目標は09年の「さっぽろ雪まつり」。毎年200万人以上の集客を誇る札幌の風物詩はキャラクターデビューに格好の場だ。<br />
<br />
須川さんは当時の持てる資金全額を注いで、宮崎県の舞台制作会社にコアックマの着ぐるみ制作を依頼した。「費用を入金した時は一瞬落ち込んだ」テンションも着ぐるみが届いた日は最高潮に。早速狸小路に出没し、人の輪が出来た好感触に勇気づけられた。<br />
<br />
コアックマが一躍人気者となった最大の勝因は、「フリーハグ」（フリーハグズとも言う）にある。通常、身内や友人同士で行うハグ（抱擁）を見知らぬ人々と交わすフリーハグは、2001年ごろにアメリカで始まったコミュニケーション活動。抱きしめることで言葉にできない愛や温もりを伝えていく。Youtubeにアップされたフリーハグの画像は「心が温まる」と今も世界中に感動を呼んでいる。<br />
<br />
「これをコアックマでやりましょう」。デザイナー三浦さんのアイデアは当たった。雪まつり当日、「フリーハグしませんか！」のかけ声と共に会場を練り歩くコアックマに、行き交う老若男女が足を止めた。ピンク色のクマを抱きしめるとびきりの笑顔に、須川さんたちは大きな手応えをつかんだ。</p>
<p><img height="746" width="500" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/%2A29.jpg" alt="*29.jpg" class="mt-image-none" style="" /><br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">大道芸人とのその場限りの共演で拍手喝采も浴びたことも。人の縁がさらなる良縁を呼び、ICCコーディネーターともつながった</span><br />
<br />
活動を始めてみてわかったことがある。<br />
「&ldquo;みんなが笑顔になれば世の中も良くなる&rdquo;的なことを生身の僕らが言っても、そう簡単に受け入れられるとは思えない（笑）。ところが、キャラクターのコアックマなら僕らにはない説得力を持ってそれが言える。僕らが伝えたいメッセージをわかりやすく噛み砕いて落とし込める最高の代弁者。何でも吸収してくれるコアックマの懐の深さをあらためて実感しています」。<br />
&nbsp;<br />
&nbsp;</p>
<p><strong><span style="font-size: 120%;">ゆるキャラ（R）サミットの北海道支部に任命</span></strong></p>
<p>雪まつりデビューで弾みがついた2009年、コアックマのPR活動は本格化した。育児雑誌<a href="http://www.happy-mama.com/">「はっぴーママ」</a>に売り込むかたわら、びえいヘルシーマラソンでは着ぐるみのまま約5kmを完走。STV深夜番組<a href="http://www.stv.ne.jp/tv/whatsnew/index.html">「What&rsquo;s New? Cute☆」</a>の女の子オーディションを聞きつけた時は、「コアックマは女の子ですから」という&ldquo;ダメもと応募&rdquo;が局側の笑いをとって見事、合格。レギュラー出演の席を手に入れた。<br />
<br />
さらなる転機となったのは、10月に滋賀県彦根市で行われた「ゆるキャラ（R）まつりin彦根〜キグるみさみっと2009」の出演だ。この時、須川さんたちはコアックマの売り込みと同時にウェブ制作に長けている自社の強みを積極的にアピール。<br />
「おかげで、ゆるキャラ（R）さみっと北海道支部の役目をいただき、ゆるキャラ（R）さみっと公式サイトの制作も任せていただくことになりました」。<br />
4月1日には公式サイト<a href="http://yuru-chara.jp/">「ゆるキャラ（R）さみっと情報局」</a>が開設され、全国の活発な情報交換を進めていく。</p>
<p><img height="335" width="500" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/%2A016.jpg" alt="*016.jpg" class="mt-image-none" style="" /><br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">全国から集まった「ゆるキャラ（R）」の中でもひときわ目立つコアックマ＆アックマコンビ</span><br />
<img height="344" width="500" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/yuruchara_web.jpg" alt="yuruchara_web.jpg" class="mt-image-none" style="" />     <br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;"><a href="http://yuru-chara.jp/">「ゆるキャラ（R）さみっと情報局」</a>。協会本部は言わずと知れた人気キャラ「ひこにゃん」の出身地、滋賀県彦根市にある</span><br />
&nbsp;</p>
<p>北海道支部の使命の一つに、全道に60体以上いると言われる「ゆるキャラ（R）」のネットワーク作りがある。2010年4月17日の赤平市から幕を開ける全道179市町村の旅「コアックマキャラバン」では、ご当地キャラとコアックマの夢の共演も期待できそうだ。<br />
さらに道中、着ぐるみのハグ最多記録でギネス登録を目指し、「1ハグ1円キャンペーン」で集まった金額を慈善事業に寄付するためのスポンサー企業も募集している。<br />
<br />
キャラバンの特設サイトを制作した中山法子さんは、古くからの友人だった須川さんの活動に共感して仲間になった一人だ。「今はこのキャラバンがどう進んでいくのか、運営する私たちもとても楽しみにしています」。<br />
<br />
コアックマ誕生以来、売り込み先でのあからさまな門前払いもゲリラ的なPR活動で担当者に叱られたことも、全てがコアックマの血となり肉となった。目指すは、札幌発世界に飛び出すキャラクタービジネスを成立させること。目標とするキャラクターは「アンパンマン」。「あれだけ長く愛されるようになったら本望です」。</p>
<p><img height="332" width="500" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/koakkuma5.jpg" alt="koakkuma5.jpg" class="mt-image-none" style="" /><br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">「&ldquo;君たち、おもしろいことやっているね&rdquo;と人を喜ばせる感覚が楽しい」と語る須川さん</span>&nbsp;<img height="332" width="500" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/koakkuma-goods.jpg" alt="koakkuma-goods.jpg" class="mt-image-none" style="" /><span style="font-size: 80%; line-height: 120%;"><br />
コアックマグッズは道内のドン・キホーテやアカチャンホンポ、札幌市内や千歳空港のおみやげ店などで好評発売中</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<object height="280" width="498" type="application/x-shockwave-flash" data="http://flv-player.net/medias/player_flv_maxi.swf">
<param name="movie" value="http://flv-player.net/medias/player_flv_maxi.swf" />
<param name="allowFullScreen" value="true" />
<param name="FlashVars" value="flv=http%3A//www.icc-jp.com/video_files/koakkuma.flv&amp;width=498&amp;height=280" /> </object>
<p>&nbsp;</p>
<p>----------------------------------------------------------------- <br />
■コアックマ<br />
公式サイト<a href="http://koakkuma.jp/">http://koakkuma.jp/</a><br />
コアックマキャラバン特設サイト<a href="http://koakkuma.jp/caravan/">http://koakkuma.jp/caravan/</a></p>
<p><br />
取材・文　ライター　佐藤優子　<br />
blog「耳にバナナが」　<a href="http://mimibana.exblog.jp/">http://mimibana.exblog.jp/</a></p>]]></description>
            <link>http://www.icc-jp.com/features/2010/04/000895.php</link>
            <guid>http://www.icc-jp.com/features/2010/04/000895.php</guid>
            
            
            <pubDate>Thu, 15 Apr 2010 12:46:04 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>ICC チーフコーディネーター　　久保俊哉さん</title>
            <description><![CDATA[<p>この春、ICCは設立10年目を迎えます。<br />
クリエイターのインキュベーションを目的に設立され、数多くのクリエイターを輩出し続けてきたICC。<br />
設立時からチーフコーディネーターとしてクリエイターの育成に力を注いできた久保俊哉氏に、ICCのこれまでとこれからについて想いを語ってもらいました。<br />
&nbsp;</p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
    <img height="332" width="500" alt="kubo_t_1.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kubo_t_1.jpg" class="mt-image-none" style="" />
</span>
<p><br />
<strong>―　ICCは設立10年目に入りますが、振り返ってみてどんな想いがありますか？</strong><br />
<br />
「長かったようで短かった」というのが率直な印象です。<br />
丸９年が経ちましたが、前半と後半とでは、やってきたことに大きな違いがあります。<br />
前半は「クリエイティブの種まき」に、後半は「花を咲かせるための土づくり」に重点を置いてきたというところでしょうか。<br />
<br />
<br />
<strong>―　前半の「クリエイティブの種まき」というのは、どんなことをしたのですか？</strong><br />
<br />
初期の入居者は「こんなことをやりたい」というはっきりした方向性を持っていて、情熱的な人たちが多かったですね。そういう意味で、「クリエイティブの種」は持っていたわけですが、「これをどこに撒くか」が大きな課題でした。<br />
そこで、彼らを対象に行ったのが、英国のクリエイティブユニット・<a href="http://www.tomato.co.uk/">tomato</a>の「International Creative Workshop」です。グローバルな視点を持ってクリエイティブの種を世界に撒き散らしてもらおうという意味で行ったのですが、このワークショップに参加したメンバーはその後、世界に大きく羽ばたいていきました。<br />
一流の講師たちと毎日英語で濃密にコミュニケーションをしながら、「創造するとはどういうことなのか？」を問われ続けた結果、たとえ下手くそな英語でも臆することがなくなり、海外に武者修行に行った人、東京をすっ飛ばして海外のクリエイターとダイレクトにつながって仕事をする人などがどんどん現れ、成長していきました。<br />
<br />
<br />
<strong>―　後半の「土づくり」については？</strong><br />
<br />
ICCも設立後数年経つと、入居者の属性も少しずつ変わってきました。社会人経験があったり、クリエイターとしての実績が長い人など、&quot;大人&quot;の人たちが入居するケースも増えてきたので、彼らに向けては、既に苗になっているものを如何に良い土壌に植え、ビジネスにつなげるかに主眼が移っていきました。札幌をベースにビジネスをしている人たちが多いため、景気悪化にともなって大変な状況となり、それは現在も続いていますが、そうした中でいかにビジネスのコアをつくり、広げていけるかを考え、アドバイスしています。<br />
札幌の土壌が肥沃ならば困らないのですが、なかなか難しいのが現状です。</p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
    <img alt="kubo_t_2.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kubo_t_2.jpg" class="mt-image-none" style="width: 500px; height: 375px;" /><br />
    I<span style="font-size: 80%;">CCの開設以来、チーフコーディネーターとして活躍</span>
</form>
<p><br />
<strong>―　ICCの入居者は多様性に富んでいるのが特徴かと思いますが、ICCを&quot;卒業&quot;したクリエイターや現入居者の中で特に印象に残るクリエイターといえば、どんな方々でしょう？</strong><br />
<br />
それぞれのクリエイターが独自性やユニークな点を持っているので、挙げるとキリがないのですが、米国の短編映画祭でアワードを受賞した<a href="http://eshimada.exblog.jp/">島田英二</a>さん（現<a href="http://snowbugs.jp/">スノウバグズ</a>）、インディーズ音楽の分野で活躍する<a href="http://www.myspace.com/hikarutanimoto">谷本光</a>さん、flash動画やオリジナル音楽で絶大なファンを持つ<a href="http://www.iosysos.com/">イオシス</a>、<a href="http://www.stv.ne.jp/tv/chibinacs/index.html">チビナックス</a>・アニメーションなどの制作で有名な<a href="http://www.bakumaeda.com/">前田麦さ</a>ん、そして、昨年、「<a href="http://www.cencoroll.com/">センコロール」</a>でメジャーデビューした<a href="http://www.ukix.org/nl/">宇木敦哉</a>さんもICCの卒業企業の仲間です。<br />
現入居者の中にも、世界7大陸最高峰の無酸素単独制覇を目指すアルピニスト、<a href="http://kurikiyama.jp/">栗城史多</a>さんがいます。<br />
クリエイティブの中身も、目指すものも、皆それぞれ違いますが、ICC卒業後も活躍している姿を見ると、とても嬉しくなりますね。<br />
<br />
<br />
<strong>―　活躍しているクリエイターに何か共通点はありますか？</strong><br />
<br />
例外なく、どのクリエイターもコミュニケーション能力が高いですね。コーディネーターの役割は、人脈づくりとその紹介にあるわけですが、いくら良い人脈を紹介したとしても、当の本人がしゃべれない、話かけないではせっかくのチャンスもなくなってしまいます。大きく成長したクリエイターたちは、皆、自分の作品やコンセプトを理解してもらおうと、積極的にコミュニケーションを図っていました。<br />
これは、クリエイターに限らず、どんな仕事に就いていても、成長するための必要条件だと思います。</p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
    <img height="375" width="500" alt="kubo_t_3.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kubo_t_3.jpg" class="mt-image-none" style="" /><span style="font-size: 80%;"><br />
    クリエイティブ系の人脈は内外問わず幅広い。兄貴分のように慕うクリエイターも数多い</span>
</form>
<p><br />
<strong>―　ICCのアドバイザーには錚々たる方々が名を連ねていますが、アドバイザーからの助言で印象に残っていることなどはありますか？</strong><br />
<br />
残念ながら昨年亡くなられてしまったのですが、ICC設立時から<a href="http://www.icc-jp.com/ja/icc_staff.html">アドバイザー</a>を務めていただいた放送作家の<a href="http://www.icc-jp.com/adviser/2009/06/000356.php">鈴木しゅんじさん</a>が、君塚良一さんと一緒にICCでシナリオワークショップを開いてくれた時に話してくれた言葉が忘れられません。<br />
「自分の進む道に、険しい道と緩やかな道があったとして、もしも一流になりたいのなら、険しい道を選びなさい。険しい道を登りきった先にしか頂上はない」と言ってくれたのですが、そのしゅんじさんの言葉を今でも大切に思っています。<br />
それからもう一人、<a href="http://www.tomato.co.uk/">tomato</a>の創設者でマネージング・ディレクターを務めていたSteve Bakerさんの「教育とは自信をつけさせること。クリエイティブとは地図のない領域に地図を描くこと」という言葉も、失敗を恐れず、勇気を持ってチャレンジする気持ちを与えてくれて、とても励まされます。<br />
優れたアドバイザーの方々から貴重な助言や評価をもらえることは、クリエイターにとって、また、ICCにとっても有難いことだと思います。<br />
先ほど名前を挙げた宇木敦哉さんは、アドバイザーの<a href="http://www.icc-jp.com/adviser/2009/07/000457.php">竹内宏彰</a>さんが彼の実力を高く評価したことがきっかけでデビューに至ったという経緯もあります。アドバイザーの皆さんには本当に力になってもらっています。<br />
<strong><br />
<br />
―　反対にICCが直面している課題は？</strong><br />
<br />
10年近くもやっているのに、まだICCの名前や存在が十分に知られていないのは大きな課題だと思っています。もちろん力不足もありますが、ぜひICCのOB・OGたちにも協力してもらって、自分たちがICCの卒業生だと大いに宣伝してほしいですね。（笑）<br />
長引く不況の影響で、クリエイターを取り巻くビジネス環境がどんどん悪化しているので、札幌市内などの狭いマーケットに依存したビジネスは成り立ちにくくなっています。ビジネス形態の変革やマッチングの促進など、ICCにもこれまでとは違った役割が求められてくると思うので、それに対応していくことも重要な課題です。</p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
    <img height="375" width="500" alt="kubo_t_5.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/kubo_t_5.jpg" class="mt-image-none" style="" /><span style="font-size: 80%;"><br />
    4月からは札幌市立大学大学院で非常勤講師も務める。新たな出会いに期待が膨らむ</span>
</form>
<p><br />
<strong>―　最後に、10年目を迎えるにあたり、今後の方針やお考えをお聞かせください</strong><br />
<br />
これはICCの開設当初から言っていることなのですが、クリエイターには請負型になって欲しくないのです。クリエイターである以上、苦しくても自主事業を展開してもらいたいと思っています。勿論、食べていくためには日銭を稼ぐことも必要ですが、それが100%になってしまったのでは、本当に自分がやりたいクリエイティブは実現できません。ひょっとすると日銭稼ぎの案件を取ってきて紹介するほうが入居者には喜ばれるのかもしれませんが、それではここに入居している意味はないと思います。<br />
これまでたくさんの入居者と付き合ってきましたが、理想を追いかけたクリエイターの方がその後も頑張り続け、結果を出しています。<br />
ICC入居時には、3年間の事業プランを出してもらいますが、完全請負型の事業プランでは入居審査が通らないようになっています。どんなに苦しくとも、本当にやりたいクリエイティブを実現できるよう、これからもコーディネートしていきたいですね。<br />
自主事業をOJT的に実践する目的で、ICCで何かプロダクツを企画し、製造、営業、流通までを経験できるプロジェクトが出来ないか思案しているところです。これはきっと面白いし、有意義な機会になると思います。<br />
<br />
<strong>―　ありがとうございました。10年目のICCの動きに期待しています<br />
</strong></p>
<p>&nbsp;</p>
<object height="280" width="498" type="application/x-shockwave-flash" data="http://flv-player.net/medias/player_flv_maxi.swf">
<param name="movie" value="http://flv-player.net/medias/player_flv_maxi.swf" />
<param name="allowFullScreen" value="true" />
<param name="FlashVars" value="flv=http%3A//www.icc-jp.com/video_files/kubo.flv&amp;startimage=http%3A//www.icc-jp.com/video_files/img/kubo_for_movie.jpg&amp;width=498&amp;height=280" /> </object>
<p>&nbsp;</p>
<p>---------------------------------------------------------------------------------------------------<br />
<strong><span style="font-size: 120%;">■久保俊哉</span></strong><br />
<a href="http://www.icc-jp.com/">ICC</a>　チーフコーディネーター<br />
マーヴェリック・クリエイティブ・ワークス　代表<br />
<a href="http://www.sapporoshortfest.jp/">札幌国際短編映画祭</a>　プロデューサー<br />
<br />
取材・文　佐藤栄一（<a href="http://www.planners-inc.jp/">プランナーズ・インク</a>）</p>]]></description>
            <link>http://www.icc-jp.com/features/2010/04/000898.php</link>
            <guid>http://www.icc-jp.com/features/2010/04/000898.php</guid>
            
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">ICC チーフコーディネーター　久保俊哉</category>
            
            <pubDate>Tue, 06 Apr 2010 06:19:42 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>アーティスト　森本　めぐみさん</title>
            <description><![CDATA[<p>北海道教育大学岩見沢校の芸術課程に在籍する<br />
新進気鋭のアーティスト、森本めぐみさん（22）。<br />
2008年に全国公募展「ACRYL AWARD学生の部」の大賞に輝き、<br />
09年は北京、上海で開催された北海道の現代美術作家展に出展。<br />
10年2月には森本さんが装丁画を手がけた文月悠光さんの詩集<br />
「適切な世界の適切ならざる私」が第15回中原中也賞を受賞と、<br />
近年華やかな話題に事欠かない注目の若手に迫る。</p>
<span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">
    <p><img height="332" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/morimoto-top.jpg" alt="morimoto-top.jpg" /></p>
</span>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="font-size: 120%;"><strong>不可思議な少女キャラでアートシーンから注目</strong></span></p>
<p>取材当日、ギャラリーカフェ<a href="http://toov.cafe.coocan.jp/">「ト・オン・カフェ」</a>に現れた森本めぐみさんを見た瞬間、思わず店内に飾ってある本人作のアクリル画を振り返ってしまった。どちらも黒髪のマッシュルームカットに赤い頬、強い目力でこちらを見つめている。見る者の中に「かわいい」だけではとらえきれない感情を呼び起こす。<br />
<br />
「この少女のキャラクターは森本さんの分身ですか」と聞くと、「よく似てるって言われます。自画像を描こうと意識はしてないんですがやっぱりそうなってしまうのかも。小さいときって憧れと自意識が一体となって女の子ばかり描いていますよね。その延長のようなものなんです」。<br />
<br />
いわゆる「キャラクター」的な存在だが、性格や役割を固定せずに表現する。森本さんはそれを「脱キャラしようとしている状態」という。<br />
「このコがどんどん人間性や身体性を獲得していくような絵を描くことで、生活の中で感じている違和感や閉塞感のようなものを形にしていこうという思いがありました」。<br />
<br />
キャラの名前は友達が「いつも裸でいるから、はれんちちゃん」と命名。「噛み締めるほどにいい名前」と森本さんのお墨付きも得ているそうだ。<br />
<br />
一昨年あたりから、この少女キャラが登場するアクリル絵画でアートシーンから注目を集めるようになった森本めぐみさん。現在は、北海道教育大学岩見沢校芸術課程の実験芸術専攻空間造形研究室に在籍。2010年4月から4年生になる。<br />
<br />
同大学に勤務する美術・映像作家の伊藤隆介氏は、<br />
「森本めぐみの良さは、ほぼアトリエでしか会えないこと。好奇心旺盛でいつも自分という不思議と格闘している印象だ。クリエイターというのは『眼と手で考える』人種。だから、優れたクリエイターというのは多産多作が最低条件。そういう意味では、森本めぐみはその第一条件をクリアしている。願わくばオジサンオバサン（僕のことだ）が余計なおせっかいをして『楽』などさせず『本格派』に育ってもらいたいものだ」と期待を寄せる。</p>
<p><img height="550" width="500" alt="*IMG_2547.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/%2AIMG_2547.jpg" class="mt-image-none" style="" /><br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">「わあああああ　Wa-ahhhhh」（2009年）変幻自在な少女キャラ。<br />
詩人の文月悠光さんは「森本さんの絵を思い起こすたびに、絵の女の子のまなざしが強くなっていくような気がする」と評した。</span><strong><span style="font-size: 120%;"><br />
<br />
<br />
原点は母の手伝い、制作の楽しさに触れる</span></strong></p>
<p>森本めぐみさんは1987年恵庭生まれ。保育士をしていた母は手先が器用で、園児の誕生会が近づくといつも自宅で誕生日カードを作った。幼い森本さんも母の隣で夢中になって図画工作を手伝った。<br />
<br />
「誕生日カード作りは保育士の仕事の一つ。職場で簡単にすませてしまえるところを一枚一枚家で丁寧に仕上げていく母の姿に、手作りすることの意味や作り上げて行く過程の楽しさを教わった気がします」。<br />
<br />
中学、高校と美術部に所属し、担任の勧めで札幌市立高等専門学校のインダストリアルデザイン学科工芸コース（現在は閉科）に入学した。<br />
木工、陶芸、金属と一通りの素材を扱うと同時に「なぜそうしたのか」制作の理由や背景を人に説明する経験も積んだ。「自分自身にもなぜ、と自発的に問いかけるクセがついたと思います」。<br />
<br />
08年には教師を目指し、北海道教育大学岩見沢校芸術課程に編入した。<br />
「教育の場は教室の中だけではなく、親子の間や友達同士でも教育しあうことはできる。その可能性を探っていきたいです」と卒業までの目標を語った。</p>
<p><img height="332" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/morimoto-2.jpg" alt="morimoto-2.jpg" /><br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">小学生の頃から筋金入りの「図画工作好き」。高熱で学校を休んだ時も家で図工の課題を仕上げて提出し、教師を驚かせたこともあった。</span></p>
<p><img height="345" width="500" alt="*名称未設定 2.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/%2A%E5%90%8D%E7%A7%B0%E6%9C%AA%E8%A8%AD%E5%AE%9A%202.jpg" class="mt-image-none" style="" /></p>
<p><img height="281" width="500" alt="*名称未設定 3.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/%2A%E5%90%8D%E7%A7%B0%E6%9C%AA%E8%A8%AD%E5%AE%9A%203.jpg" class="mt-image-none" style="" /><span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">高専時代のアクセサリー作品「ハイヌヴェレ」。女神や霊的な力を持つ女性の死体から作物が誕生したという作物起源神話「ハイヌヴェレ」に着想を得た。</span></p>
<p><br />
<strong><span style="font-size: 120%;"><br />
全国1000点の頂点を経て初の海外出展へ</span></strong></p>
<p>森本さんが一躍脚光を浴びたのは、2008年のこと。画材メーカーの<a href="http://www.turner.co.jp/">ターナー色彩株式会社</a>が主催する全国公募展「ACRYL AWARD」学生の部で見事大賞を受賞した。<br />
審査員から「光沢ある色の鮮やかさは抜群の説得力」「円形の赤い花の集合は艶やかな輝きを見せ、見るものの心を離さない美しさがある」と絶賛され、1000点近い応募作の頂点に立った。</p>
<p><img height="708" width="500" alt="*IMG_2112.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/%2AIMG_2112.jpg" class="mt-image-none" style="" /><span style="font-size: 80%; line-height: 120%;"><br />
「ACRYL AWARD2008」大賞を受賞した「On the field」（2008年）</span></p>
<p>だが、嵐のような賛辞はときに当人を疲れさせてしまうこともある。<br />
「お祝いの言葉はとてもありがたかったのですが、分不相応な評価をいただいたのではないかという思いもありました。同時に自分が絵を描く動機はなんだろうと改めて意識して、途中から自分でもよくわからなくなってしまった。あの時の体験はいまだに消化しきれていない感じがします」と当時を振り返る。<br />
<br />
ユニークな賛辞を寄せた人物もいた。母校である北海道教育大学学長の本間謙二氏だ。<br />
「森本さんは受賞して「まだまだ、これからだ」という気持ちが一層強くなったと言っています。そうです、これからです。どうか一層努力してすてきな、私なんかには解らない絵をたくさん描いてください。」（2009年4月17日『学長BLOG』より抜粋）<br />
<br />
言葉ではうまく伝えられないからこそ絵という表現に思いを託す。「だから学長のように『解らない絵』という評価もかえって嬉しかった。今も、自分の制作意図はあっても受け取る人の思いは自由。人によっていろんな解釈があっていいんだと思いながら描いています。発表に際してどれくらい言葉で説明していいのかはこれからの課題です」。<br />
<br />
09年6月、作品が初めて海外で展示された。札幌を中心とする現代美術作家のグループ展「雪国の華&minus;N40&deg;以北の日本の作家達&minus;」の関係者から声がかかり、上海や北京のギャラリーおよび美術館で作品「I am not a girl.」が展示された。<br />
<br />
ここでも少女キャラクターはさまざまな解釈で受け入れられたが、中には「作品全体の押し出しが弱い」という評価も聞こえてきた。<br />
「中国の大陸的なスケールや人のパワーを考えると、確かに自分の絵は弱いかも、と考えさせられました。描き手が負っている責任の違いかもしれませんね」。だがその雰囲気を弱いままではない繊細さにつなげられたら。初の海外展示で新たな課題が見つかった。<br />
<br />
また、最近とみに「北海道で育ったこと」の影響に思いを巡らせる。森本作品の特徴でもあるすべてを丸く描くのは果たして「雪の形」からきたのかと自問することもあるという。</p>
<p><img height="375" width="500" alt="*IMG_2558.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/%2AIMG_2558.jpg" class="mt-image-none" style="" /></p>
<p><img height="375" width="500" alt="*IMG_2555.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/%2AIMG_2555.jpg" class="mt-image-none" style="" /><span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">中国で展示された連作の「I am not a girl.」（2009年）。一面に描かれたパンジーは実家の庭に毎年植えられていた。</span></p>
<p><br />
<strong><span style="font-size: 120%;">若き才能がコラボレートした中原中也賞</span></strong></p>
<p>2010年2月中旬、札幌の詩人・文月悠光（ふづきゆみ）さんが優れた現代詩に贈られる第15回中原中也賞を受賞した。文月さんは18歳、最年少の受賞だという。<br />
森本さんは受賞作である詩集「適切な世界の適切ならざる私」の装丁画を手がけた。</p>
<p><img height="332" width="500" alt="morimoto-d.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/morimoto-d.jpg" class="mt-image-none" style="" /><span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">16歳で現代詩手帳賞を受賞した期待の詩人、文月悠光さんの詩集「適切な世界の適切ならざる私」（思潮社）</span><br />
<br />
この若き才能のコラボレーションは以前から森本さんの個展を見て気になっていたという文月さんからのリクエストで実現した。<br />
「森本さんの絵は見る人に強い印象を与えます。『詩を読まない方にも手にとっていただけるのでは』という気持ち、同じ北海道の同世代のアーティストであるという親しみもあり、森本さんに装画をお願いしました。結果、森本さんの絵によって一冊の世界観が広がりを増したと思います。詩集の中身に近すぎず、遠すぎない、素晴らしい装画を描いていただきました」と文月さんは語る。<br />
<br />
取材の最後に森本さんに「影響を受けたアーティストは？」と聞くと、フランスの郵便配達員フェルディナン・シュヴァル（1836年〜1924年）の話をしてくれた。<br />
芸術とは無縁だった郵便配達員シュバルはある日石につまずいてインスピレーションを受け、その後33年の歳月をかけて石づくりの城を築いた。その城は何度も迷惑建築の注意を受けながらも、のちに「シュバルの理想宮」としてフランスの文化財に登録された。現在は子どもたちの遊び場にもなっている。<br />
<br />
森本さんは言う。「アートは決して限られた人の特権的なものではなく、シュバルのように実利的な営みからは少しはみ出してしまうところに宿るものではないでしょうか」。<br />
「石につまずく瞬間」が誰にでも平等に訪れるかはわからない。「ただ『つまずく』訓練手段の一つが自分にとってのアートだと思います」。<br />
シュバルはその時43歳だった。22歳の森本さんがこれからどんな理想宮を作り上げていくのか、「はれんちちゃん」の成長とともに見守りたい。</p>
<p><img height="332" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/morimoto-c.jpg" alt="morimoto-c.jpg" /></p>
<p><img height="332" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/morimoto-b.jpg" alt="morimoto-b.jpg" /><br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">2010年3月に広島・富山・新潟を旅した森本さんの旅行記「なくしたゆびわ」。トラベラーズジュエリーとして身につけていた左小指の指輪（台座にはキンギョソウの種子を入れていた）を旅の途中でなくしてしまう。あとがきは「そしてまた、つぎになくすゆびわをつくるのだ。」と結ばれていた。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><object height="280" width="498" data="http://flv-player.net/medias/player_flv_maxi.swf" type="application/x-shockwave-flash"><br />
<param value="http://flv-player.net/medias/player_flv_maxi.swf" name="movie" /><br />
<param value="true" name="allowFullScreen" /><br />
<param value="flv=http%3A//www.icc-jp.com/video_files/morimoto.flv&amp;width=498&amp;height=280&amp;showfullscreen=1" name="FlashVars" /></object><br />
BGM：渡辺崇(Junkan Production)</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>-----------------------------------------------------------------<br />
■森本めぐみ<br />
Website　<a href="http://megumimorimoto.her.jp/index.html">http://megumimorimoto.her.jp/index.html</a><br />
<br />
取材・文　ライター　佐藤優子　<br />
blog「耳にバナナが」　<a href="http://mimibana.exblog.jp/">http://mimibana.exblog.jp/</a></p>]]></description>
            <link>http://www.icc-jp.com/features/2010/03/000841.php</link>
            <guid>http://www.icc-jp.com/features/2010/03/000841.php</guid>
            
            
            <pubDate>Wed, 10 Mar 2010 12:32:21 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>株式会社ニューピークフィルム</title>
            <description><![CDATA[<p>「ダーウィンが来た！」、「さわやか自然百景」、「北海道遺産物語」。<br />
誰もが知っているこれらのTV番組の撮影や制作に関わり、質の高い映像ライブラリをもつ会社がここ札幌にある。<br />
<a href="http://www.newpeak.jp/">株式会社ニューピークフィルム</a>。<br />
ハイビジョンの黎明期からその可能性に着目し、高い技術力でハイビジョン映像に特化してきたプロの映像集団だ。<br />
同社で制作と営業を担当する藤原聖士さんに話をうかがった。</p>
<span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">
    <img height="332" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/newpeaktop.jpg" alt="newpeaktop.jpg" />
</span>
<p>&nbsp;<br />
&nbsp;</p>
<p><span style="font-size: 120%;"><b>個性派揃いの映像の&quot;匠&quot;たち</b></span></p>
<p>2003年に有限会社として発足したニューピークフィルムは、2年後の2005年からICCに入居し、株式会社として新たなスタートを切った。<br />
設立当初から会社を支えているのは、「三度のメシより撮影が好き」という、3人の匠たち。</p>
<p>代表の新山俊彦さんは、自然を相手にした映像の撮り手として良く知られた存在。NHKの「生き物地球紀行」、「地球ふしぎ大自然」などのメジャーな番組を担当し、１年の半分近くを海外で過ごすという強者だ。<br />
橋本孝幸さんは芸術性の高い映像を得意とするカメラマン。かつてHTBで放送されていた「北海道遺産物語」の大部分を手がけたほか、NHKの番組制作にも参加し、自身の映像ライブラリを作りたいという志向をもつ映像の匠。<br />
そして藤原さんはサウンド分野のプロフェッショナル。音を含めた映像の編集を得意とし、番組制作、企業向けＰＲ映像の制作などをオールマイティにこなす。<br />
<br />
いずれ劣らぬ個性派揃いの3人が中心となり、各々の得意分野で実力を発揮しながら高品質な映像を数多く生み出している。</p>
<p><img height="332" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/newpeaktop-spare.jpg" alt="newpeaktop-spare.jpg" /><br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">左から、お気に入りの露出計を手にする橋本孝幸さん、アルバイトの稲田恭平さん、代表の新山俊彦さん、お話を伺った藤原聖士さん </span></p>
<p>&nbsp;<span style="font-size: 120%;"><b><br />
<br />
ハイビジョンへの特化とICCへの入居が事業の転機に</b></span></p>
<p>ニューピークフィルムの最大の強みは、早くからハイビジョンに特化し、ハイビジョンカメラを使った撮影の実績とノウハウを積み上げてきた点だ。<br />
「地上波デジタル化の動きもあり、間違いなく映像の高精細化が進むと考えていました。当時は機材が高価でリスクもあったのですが、デジタル化を見越してハイビジョンのコンテンツを撮り貯めていたほうが良いと判断したのです」。<br />
こうして、高額の投資をしてハイビジョンカメラを取得し、ニューピークフィルムは道内初のハイビジョン専門会社の道を進むことになった。<br />
<br />
同時にその頃、<a href="http://www.icc-jp.com/ja/">ICC</a>の存在を知り、2005年からICCへの入居が決まったことがひとつの転機となった。<br />
入居費用が安く抑えられたことや、ICC内にあるデジタル工房を使い、編集作業が効率的にできたこと、ICCに入居する様々なジャンルのクリエイターとのコラボレーションが可能だったことなど、ICCに入居した利点は数多くあったが、中でもニューピークフィルムの存在を多くの企業に知ってもらうことができた点が特に大きかったという。<br />
「ICCは非常に注目されていたので、企業の方の視察や見学が多かったのですが、ハイビジョンに関心を持つ会社の方も来るようになって、ニューピークフィルムの知名度が上がり、仕事の機会も増えていきました」。<br />
当時、ハイビジョンに対応している会社は他にも数社あったというが、メインでやっているところはニューピークフィルムが唯一だったこともあり、注目を浴びた。<br />
<br />
こうして、ＮＨＫをはじめ、テレビ局のメジャーな番組の撮影や制作の機会を数多く獲得し、&quot;ハイビジョンのニューピークフィルム&quot;が定着していった。</p>
<p><object height="304" width="500">
<param value="http://www.youtube.com/v/TXnRwpmaxTw&amp;hl=ja_JP&amp;fs=1&amp;" name="movie" />
<param value="true" name="allowFullScreen" />
<param value="always" name="allowscriptaccess" /><embed height="304" width="500" allowfullscreen="true" allowscriptaccess="always" type="application/x-shockwave-flash" src="http://www.youtube.com/v/TXnRwpmaxTw&amp;hl=ja_JP&amp;fs=1&amp;"></embed></object> <span style="font-size: 80%;"><br />
ニューピークフィルムのオリジナル映像のデモ。そのクオリティの高さには驚かされる。</span></p>
<p><span style="font-size: 120%;"><b> <br />
<br />
高い技術力を活かし、映像のライブラリ化を推進</b></span></p>
<p>ハイビジョン映像を追求する中で、独自の展開も進めてきた。番組の撮影や制作など、クライアントからの受託だけではなく、自然に係る映像を中心としたオリジナルの映像を蓄積し、ライブラリ化して提供する自主事業の推進だ。<br />
海外の自然や北海道の春夏秋冬を映像として蓄積することに力を入れており、海外には１年に１度のペースで自主制作・撮影に出かけているという。<br />
昨年はオーストラリア、その前年には氷河の撮影のためにアルゼンチンに約１ヶ月滞在するなど、予算を効率的に組みながら、オリジナル映像のストックを増やしつつある。<br />
また、映像と同時に音源のライブラリ化も進めており、ノイズ音をはじめ、多様なサウンドをサラウンドで蓄積している。<br />
<br />
「ライブラリの直接的な利用もさることながら、オリジナルの映像素材を番組の中で使用するなど、ライブラリを持っていることで作れる番組もある」といい、ビジネスチャンスを広げるうえで、ライブラリの構築は重要な意味を持っている。<br />
今後、さらに優れたオリジナルや音源の蓄積が進み、より魅力の大きいライブラリになっていくことだろう。</p>
<p>&nbsp;<span style="font-size: 120%;"><b><br />
<br />
さらなる高精細映像&quot;４Ｋ&quot;への挑戦</b></span></p>
<p><img height="332" width="500" alt="red.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/red.jpg" class="mt-image-none" style="" /><br />
<span style="font-size: 80%;">高精細な４Kカメラを使い、新たなビジネスチャンスを狙う</span></p>
<p><br />
このように、早くからハイビジョン映像に対応してきたニューピークフィルムだが、映像分野の技術進歩を受けて、また新たなチャレンジを始めた。<br />
ハイビジョンの４倍の解像度を持つ&quot;４Ｋ&quot;映像への対応がそれだ。<br />
このたび、ハイビジョンに対応した時と同様、投資をして４Ｋ用カメラ&quot;RED ONE&quot;を取得した。<br />
映画撮影に使われるというこのカメラを使って、オリジナル映像の撮影を行うほか、映画の撮影にも参加する予定だ。<br />
<br />
「これまでハイビジョンで培ってきたノウハウや技術力は、４Kになっても必ず生きてくると思っています。画角に対する芸術性、何をどういう角度でどう撮るべきかといったことはもちろん、機材に特有のクセを理解しながら、撮影時のトラブルにも対処できる力は、現場を数多く経験しなければできないことです。これまでの経験や実績を活かしながら、４Kの特性を引き出せるような撮り方のノウハウをどんどん蓄積したい」と藤原さん。<br />
昨年10月、<a href="http://sapporoshortfest.jp/">第４回札幌国際短編映画祭</a>の一環として開催されたセミナーの中で、４K用プロジェクターのメーカーと連携し、ニューピークフィルムが撮影した４K映像を生で見てもらう機会を作るなど、既に意欲的な取り組みを始めている。<br />
<br />
４Kと同様、３D化の動きも注視しているといい、こうした果敢な挑戦が新たなアドバンテージを生んでいくに違いない。&nbsp;</p>
<p><span style="font-size: 120%;"><b><br />
<br />
欲しい人に、欲しい映像を届けられる企業に</b></span> &nbsp;</p>
<p><img height="375" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/newpeak03.jpg" alt="newpeak03.jpg" /><br />
<span style="font-size: 80%;">「デジタル工房をはじめ、ICCの創作環境は素晴しい」と語る藤原さん</span></p>
<p>&nbsp;ニューピークフィルムは、2008年からICCのサポート企業となり、ICC内の<a href="http://www.icc-jp.com/ja/rent/studio/studio.html">デジタル工房</a>の運営と利用者サポートを行っている。<br />
「デジタル工房は、ネットワークを使ってハイビジョン映像を編集できる環境が秀逸です。端末が３台ありますが、いつでもどこでも同じ環境で編集できる点が素晴らしいですね。音の面もサラウンドで編集できるので、十分な環境です。プロ仕様の条件がそろっていて、こうした環境をプロから学生までがリーズナブルな費用で利用できる環境を使わない手はありません」と、藤原さんはICCの創作環境を高く評価する。<br />
<br />
「当社も数年前からアルバイトを採用し、若い人材を育てています。技術を持った若い人たちが育てば、この業界も楽しくなります」。<br />
ICCへの入居が同社のビジネスの大きな転機になったこともあり、可能性のあるクリエイターを育む場としてのICCには強い期待を寄せている。<br />
<br />
「いまはクロスメディアの時代。フィルム、ビデオ、スチル、それに最近はデジタルサーネージといった高精細な電子看板も登場してきました。クロスメディア化の動きにあわせて、映像を必要としている人に、必要な映像を届けられる環境を作りたいと考えています」。<br />
そのため、「絶えず色々な場所で映像を見てもらう機会を作りたい」とも。<br />
ぜひここ札幌から、映像の匠たちが作り出す作品を発信し続けてほしい。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><object height="280" width="498" data="http://flv-player.net/medias/player_flv_maxi.swf" type="application/x-shockwave-flash"><br />
<param value="http://flv-player.net/medias/player_flv_maxi.swf" name="movie" /><br />
<param value="true" name="allowFullScreen" /><br />
<param value="flv=http%3A//www.icc-jp.com/video_files/newpeak.flv&amp;width=498&amp;height=280&amp;showfullscreen=1" name="FlashVars" /></object><br />
BGM：渡辺崇(Junkan Production)</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>----------------------------------------------------------------------------------------------</p>
<p><span style="font-size: 120%;"><b>■株式会社ニューピークフィルム</b><br />
</span></p>
<p><a href="http://www.newpeak.jp/">http://www.newpeak.jp/</a><br />
<a href="http://www.youtube.com/watch?v=TXnRwpmaxTw">http://www.youtube.com/watch?v=TXnRwpmaxTw</a></p>
<p><span style="font-size: 80%;">ニューピークフィルムは、<br />
3月5日（金）16時より東京で開催予定の&quot;</span><a href="http://www.icc-jp.com/ja/2010/01/000793.php"><span style="font-size: 80%;">ICCフェスティバル2010</span></a><span style="font-size: 80%;">&quot;<br />
（場所：内田洋行東京スペース-ユビキタス協創広場 CANVAS-）<br />
に参加し、プレゼンテーションを行う予定です。ぜひ足をお運びください。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>取材・文　佐藤栄一（<a href="http://www.planners-inc.jp/">プランナーズ・インク</a>）</p>
<p>&nbsp;</p>]]></description>
            <link>http://www.icc-jp.com/features/2010/02/000817.php</link>
            <guid>http://www.icc-jp.com/features/2010/02/000817.php</guid>
            
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">4K</category>
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">RED</category>
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">ニューピークフィルム</category>
            
            <pubDate>Tue, 23 Feb 2010 15:34:12 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>AISプランニング　代表　漆　崇博さん</title>
            <description><![CDATA[<p><font color="red">【北海道新聞掲載記事】</font><br />
AISとは、アーティスト・イン・スクールの略。<br />
文字通り「学校にアーティストがやってくる」文化活動を<br />
実現するために東奔西走する。道内でも同業者はほんの一握りだろう。<br />
アートマネージメントを仕事にする漆崇博さん（32）の活躍を見てみよう。</p>
<span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">
    <img height="332" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/urushitop2.jpg" alt="urushitop2.jpg" />
</span>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="font-size: 120%;">アーティストと学校をつなぐ橋渡し役</span></strong></p>
<p>小学校の空き教室にアーティストが滞在し、交流活動を通じて子どもたちにアート体験を提供する。そこではアーティストは「期間限定の転校生」。<br />
転校初日はもちろん、子どもたちも転校生も緊張気味。だが共有する時間が増えるにつれて距離は縮まり、成果発表の最終日には「やったね！」という大きな達成感を共有する。<br />
<br />
2009年11月、開校30周年記念を迎えた札幌市立屯田南小学校の場合、校門をくぐった「転校生」は現代美術家の今村育子さんだった。代表作「わたしのおうち」などのインスタレーションで知られる今村さんは、子どもたちと一緒に空き箱を使った「理想の家」づくりを実施した。<br />
思い思いの家が集まった最終日には「ゆめのとんでんみなみ村」が完成し、子どもたちのマイホームに豆電球の灯りがともされた。<br />
<br />
こうした一連の「札幌アーティスト・イン・スクール」事業に欠かせない人物が、AISプランニング代表の漆崇博さんだ。<br />
2010年に開業7年目を迎えるアートマネージメントのプロフェッショナル。アーティストと学校の橋渡し役となり、事業の進行管理や必要な物の手配、当日の立ち会い、記録、報告書作りなどあらゆる場面でAIS事業の成功を陰になり日向になり支えている。<br />
長くて堅い事業名に親しみやすい「おとどけアート」の呼び名をつけ、「おとどけアート」実行委員会の事務局を務めている。</p>
<p><img height="332" width="500" alt="ais1.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/ais1.jpg" class="mt-image-none" style="" /></p>
<p><img height="332" width="500" alt="ais2.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/ais2.jpg" class="mt-image-none" style="" /><br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">2009年11月、札幌市立屯田南小学校で行われた「ゆめのとんでんみなみ村」の報告展風景（会場：札幌市役所ロビー）</span><br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 120%;">個展会場で自分流世直しの目覚め</span></strong></p>
<p>どんな現場でも調整役の責務は重く、「10のうち8は&ldquo;楽しい&rdquo;だけではすまない話ばかり（笑）」。ではなぜ続けられるのか、その答えを知るには漆さんの学生時代まで話を戻そう。<br />
<br />
故郷の石狩から弘前大学教育学部に入学した。お世辞にもまじめとは言えない学生時代はアルバイトや恋愛、バンド活動などの「人生勉強」に費やした。小さい頃から絵を描くことが好きで、漫画家・筒井旭のアシスタントをしていたこともある。<br />
<br />
遊び過ぎの自分を立て直そうと卒業後は宮城教育大学大学院に進み、美術教育を専攻した。油絵を描きためて個展を開いた時のことだ。人気のない会場で自作の絵に囲まれて座る漆さんを猛烈な違和感が襲った。<br />
「自分が今こうしていても世の中は何も変わらないなと気づいたんです。むしろ、自分より上手く描ける才能はたくさんいるだろうし、そういう人たちを巻き込んで社会に対して何かアクションを起こしたほうが絶対世の中のためになる。うんと大きな風呂敷を広げてしまうと、自分なりの世直しがしたくなったんです」。<br />
<br />
それからは大学院の仲間や先生を巻き込んで、アートプロジェクトやワークショップを率先して企画し経験を積んだ。北海道に帰って来たのは04年。<a href="http://www.s-air.org/">S-AIR</a>スタッフの一人で、道内のAIS事業に力を注いでいたアートディレクター小田井真美さんとの出会いから、同事業を本格的に始めるようになる。</p>
<p><img height="332" width="500" alt="urushi-1.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/urushi-1.jpg" class="mt-image-none" style="" /><br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">「アシスタント時代、師匠に自分の作品を見せたら&ldquo;漆は漫画家よりプロアシ向きだね&rdquo;と看破されました（笑）」<br />
<br />
<br />
</span></p>
<p><strong><span style="font-size: 120%;">原点は帯広大正小学校のスケートリンク</span></strong></p>
<p>初仕事の会場は2004年1月の帯広市立大正小学校。東京の土屋享さん、車田智志乃さんら2人によるアーティストユニット『KOSUGE1-16』が「転校生」となった。<br />
<br />
帯広では冬場、小学校の校庭に水をまけば凍ってスケートリンクが出来上がる。そこでスケート未体験のアーティストたちは子どもたちからスケートを教わる「小菅スケートスクール」を開校し、これが破天荒に楽しかった。<br />
「『KOSUGE1-16』さんたちは放課後に子どもたちと触れ合うだけでなく、スピードスケート用のワンピースを着て一緒に体育の時間に出たり、休み時間に上達のポイントを習字で書いたりしてすっかり教室に溶け込んだ。大正小学校さんの理解なしでは到底実現できないことを自由にやらせていただきました」。<br />
<br />
自由に動ける分、アーティストの行動には彼らの生き様そのものが反映される。親とも教師とも違う不思議な大人に出会った驚きが子どもたちの顔を輝かせ、新しい価値観の芽生えを感じる現場に立合えた。「自分はこういう事がやりたかったんだという確信を得られた初仕事でした」。</p>
<p><img height="375" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/DSCN3527.jpg" alt="DSCN3527.jpg" /></p>
<p><img height="375" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/DSCN3581.jpg" alt="DSCN3581.jpg" /><br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">校庭がリンク化する帯広の地域性を生かした</span><span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">大正小学校での活動風景</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><strong><span style="font-size: 120%;">街づくりは人づくり、学校の可能性に期待</span></strong></p>
<p>「おとどけアート」は09年度で合計27回を数え、年度内の今後の予定は下記の通り。<br />
・2010年2月8日（月）〜24日（水）<br />
会場：<a href="http://www.kita-e.sapporo-c.ed.jp">札幌市立北小学校</a><br />
講師：東方悠平（札幌出身）<br />
<br />
・2010年2月13日（土）・14日（日）<br />
会場：石狩市立生振（おやふる）小学校（石狩市生振375-1）<br />
講師：Isamu Kreiger（Swiss）<br />
<br />
この他に漆さんは、冬の北海道の風物詩ともいえる「除雪」をテーマにした継続型アート・プロジェクト「Sapporo II Project」のスタッフにも名を連ねている。<br />
・Sapporo II Project 2010　もうひとつの雪まつり展<br />
日程：2010年2月2日（火）〜22日（月）<br />
会場：<a href="http://d-department.kgkgkg.com/">D&amp;DEPARTMENT NIPPON PROJECT SAPPORO by 3KG</a><br />
<br />
「おとどけアート」という話題性に惹かれた新聞・テレビで取り上げられた回数は多く、教育現場でもその評判は徐々に広まりつつある。一度事業を経験した教師が異動先の学校から連絡をくれ、「ここでもぜひ」と嬉しい再会を果たした例もある。「やっててよかったと励まされる思いです」。<br />
一方で長く続けていくためには新しい切り口も求められる。新年度を迎えたら学校関係者に向けたアンケートを配布し、現場の声を聞き取るつもりだ。<br />
<br />
AIS事業に関わり、深まる思いがある。<br />
「街づくりは人づくり。人が変われば街も世の中も変わって行く。そういう意味では人材育成という共通の目的のために大人や子どもたちが集まる学校が持つ可能性は無限です。そこにアーティストを介在させる僕たちの活動が学校というコミュニティの潜在的な力を引き出せる起爆剤になれたら嬉しい。それが僕流の世直しかな、なんて思っています」。</p>
<p><img height="332" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/ais3.jpg" alt="ais3.jpg" /></p>
<p><img height="332" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/urushi-2.jpg" alt="urushi-2.jpg" /><br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">多忙な身を支えるものは？「勝手に自分で感じている使命感です。それは人から強要されるものでもなく、自分の人生経験からしか生まれてこないもの」</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><object height="280" width="498" data="http://flv-player.net/medias/player_flv_maxi.swf" type="application/x-shockwave-flash"><br />
<param value="http://flv-player.net/medias/player_flv_maxi.swf" name="movie" /><br />
<param value="true" name="allowFullScreen" /><br />
<param value="flv=http%3A//www.icc-jp.com/video_files/urushi.flv&amp;width=498&amp;height=280&amp;showfullscreen=1" name="FlashVars" /></object><br />
BGM：渡辺崇(Junkan Production)</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>----------------------------------------------------------------<br />
■AISプランニング　代表　漆　崇博<br />
Website　<a href="http://ais-p.jp">http://ais-p.jp</a><br />
〒061-3212　石狩市花川北2条6丁目209<br />
TEL.0133-75-6505 <br />
FAX.0133-75-8845</p>
<p><br />
取材・文　ライター　佐藤優子　<br />
blog「耳にバナナが」　<a href="http://mimibana.exblog.jp/">http://mimibana.exblog.jp/</a></p>]]></description>
            <link>http://www.icc-jp.com/features/2010/02/000799.php</link>
            <guid>http://www.icc-jp.com/features/2010/02/000799.php</guid>
            
            
            <pubDate>Mon, 08 Feb 2010 11:04:10 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>アーティスト　斉藤幹男さん</title>
            <description><![CDATA[<p><font color="red">【北海道新聞掲載記事】</font><br />
縦長に置かれた３台の大型モニターがそれぞれ異なるモノクロの映像を映し出す。<br />
精緻な映像を見慣れた目には、「動画の創世記」を思わせるノイズ入りの映像がとても新鮮に映る。<br />
「Stripes too Stripes」と名づけられたこの映像の作り手は斉藤幹男さん（32）。<br />
6年間のドイツと英国での創作活動を経て、札幌に拠点を移した気鋭のアーティストだ。<br />
&nbsp;</p>
<span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">
    <img height="332" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/01_saito_top.jpg" alt="01_saito_top.jpg" />
</span>
<p><br />
<span style="font-size: 120%;"><strong>写真の勉強を目的にドイツに留学</strong></span></p>
<p>斉藤さんがアートに興味を持ったのは、早稲田大学在学中のこと。美術史や写真が好きで、若い講師の講義を好んで受講していたという。「フェニミズムアート」など、興味をそそる講義があり、アートへの関心が高まっていた頃、早稲田大学が芸術系の専門学校（現 早稲田大学芸術学校）を新設することを知り、卒業と同時に同校空間映像科に入学した。<br />
<br />
「当時はまだアーティストになろうとは考えていなかった」という斉藤さんだが、2001年に開催された「横浜トリエンナーレ2001」で、会場や参加する著名のアーティストたちの写真を撮るボランティアとなり、プロのアーティストを間近に見る中で自らの意識も変わっていった。<br />
<br />
アートの中でも特に写真に興味をもっていたことから、写真の勉強を目的に、2002年、芸術学校の卒業と同時にドイツのフランクフルトにあるシュテーデル芸術学院への留学を決めた。<br />
&nbsp;<br />
&nbsp;<strong><span style="font-size: 120%;">ドイツで芽生えたアーティスト・スピリッツ</span></strong></p>
<p>留学先の学校は、基本的に授業というものはなく、学生が4～5人でアトリエを借り、そこで作った作品を月に１回しか来ない教授に見せて批評を受けたり、飲食をともにしながら作品について意見を言い合うという形が主だった。<br />
<br />
「学生は100人くらいの小さな学校で、教授は30代で学生も30代が多かったですね。教授は「教える」というスタンスではなく、アーティスト同士のような関係を求めていました。学生の作品を見て、「なぜ○○がここに描かれているのか？」、「その意味は？」、「なぜこの位置なのか？」といった具合に質問を投げかけてきて、その受け応えをもとに討論するということが多かったです」。<br />
<br />
斉藤さんにはこうしたことがとても新鮮で、知的なゲームのようにも感じられ、同時に自分の作品をしっかりと掘り下げ、明確に説明できるようにしなければアーティストとして恥ずかしいと思うようになった。<br />
「作品を作り終わってから説明を考えるのではなく、ちゃんと理由をもって創作するようになりましたね。作ってみて面白くなかったら人に見せて意見を聞いたりしていました」。<br />
日本ではなかなか体験できない環境の中で、斉藤さんは自身の創作スキルを高めていった。</p>
<span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">
    <img height="375" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/02_saito_wall.jpg" alt="02_saito_wall.jpg" /><br />
    <span style="font-size: 80%;">ドイツで過ごした5年半はアーティスト・スピリッツを燃やすのに十分な時間だった</span>
</form>
<p><br />
<span style="font-size: 120%;"><strong>ギャラリーからの評価がアーティストへの道を後押し</strong></span></p>
<p>写真の勉強を目的にドイツに渡ったものの、ドイツではひたすら絵を描くことに専念し、描き上げた何千枚もの絵を使ってアニメーションを作った。特に、子どもの頃からパラパラ漫画が好きだった斉藤さんは、モノクロの絵を元にした素朴なアニメーションを多く手がけた。<br />
<br />
創作したアニメーションを学内の展覧会に出品したところ、それがフランクフルトやウィーンのギャラリーの人の目に留まり、企画展を開催するチャンスに恵まれたことが、斉藤さんをプロのアーティストの道へと導いた。<br />
<br />
「それまでは漠然と作品を作っていた感じでしたが、ギャラリーで人に見せるための作品づくりが求められるようになってから意識が変わりました。しかも、アニメーションなどの映像はギャラリーが売りにくい商品なので、アニメの原画を生かしてグッズや彫刻を作り、原画と一緒に販売したり、インスタレーションにしてディスプレイするなど、色々な仕掛けや造作もしました」。<br />
<br />
斉藤さんの作品を評価したギャラリーがグローバルなネットワークを持っていたことから、スウェーデン、デンマーク、台湾などでも作品が展示されることとなり、ドイツ滞在時に世界を相手にするアーティストへと成長した。<br />
&nbsp;</p>
<span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">
    <img height="511" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/03_saito_pocket.jpg" alt="03_saito_pocket.jpg" /><br />
    <span style="font-size: 80%;">2005年に制作した映像作品『Pockets』は、ウォルフスブルグ（ドイツ）の自動車メーカーAutostadt社の社屋LEDモニターに１ヶ月間展示された</span>
</form>
<p>&nbsp;<strong><span style="font-size: 120%;">ART BOXで「動画の誕生」を魅せる</span></strong></p>
<p>2008年にドイツから英国へと渡り、翌2009年、斉藤さんは生まれ故郷の札幌に戻った。その札幌で最初に手がけた作品が冒頭で紹介したモノクロアニメーション「Stripes too Stripes」だ。<br />
JRタワーが北海道のアーティストたちに新たな発表の場を提供する目的でJR札幌駅の東側コンコースに設けた「ART BOX」（アートボックス）。この箱の中で、斉藤さんが作った３本のモノクロアニメーションが上映されている。<br />
<br />
この作品のテーマは「動画の誕生」。<br />
原画はすべて手書きという力作だ。<br />
「駅に隣接した場所での展示なので、世界初の映画ともいわれるリュミエール兄弟の「列車の到着」を少し意識して、「動画の誕生」をメインテーマにしてみました。モニターを縦置きするのは初めての経験で、最初は3面を使って１つの絵にしようと考えていましたが、各モニターに別々の映像が違うタイムラインで流れるようにしました。想定した以上の出来に満足しています」。</p>
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;">
    <img height="311" width="500" alt="mikio.jpg" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/mikio.jpg" class="mt-image-none" style="" />
</span>
<p>&nbsp;&nbsp;</p>
<p><img height="333" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/05_saito_artboxname.jpg" alt="05_saito_artboxname.jpg" /><br />
J<span style="font-size: 80%;">RタワーのART BOXで展示中の作品「Stripes too Stripes」</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>３つの映像はそれぞれにテーマを持っており、まず、右側の映像は「映像の原始的な形体」をテーマしたもので、まるで影絵を見ているようなアニメーションが楽しめる。<br />
<br />
中央の映像はメインテーマである「動画の誕生」を表現したもので、随所に表れる縞模様の変化が楽しく、作品タイトル「Stripes too Stripes」の意味をよく理解することができる。<br />
<br />
左側の映像のテーマは「写真術」。画面全体に&ldquo;計算された&rdquo;ちらつきやノイズがあり、初期の頃のテレビの画面を思わせる。カラーテレビが普及する前の時代の記憶がある人には懐かしさを持って見ることができるだろう。このちらつきは斉藤さんが周到に計算して作品化したもので、逆に、想定外のエラーによるノイズが入らないよう気を使ったという。<br />
<br />
「私のアニメの原画は殆どが手書きですが、パラパラ漫画を描くような感じで、あまり難しいことを考えず、ある程度適当に、感覚的、実験的に描きます。それでもちゃんと作品になるところが楽しいですね」。<br />
斉藤さんが楽しんで原画を描いた様子は、３つの映像から十分に伝わってくる。</p>
<p><br />
<strong><span style="font-size: 120%;">期待が大きい今後の札幌での活動</span></strong></p>
<span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">
    <img height="333" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/06_saito_portrate.jpg" alt="06_saito_portrate.jpg" /><br />
    <span style="font-size: 80%;">6年間の海外生活を終え、帰国したばかり。札幌での積極的な活動が期待される</span>
</form>
<p>このART BOXでの展示は、外から見えない部分にも斉藤さんの経験が生きている。表示されている映像データはモニターの下にあるDVDプレーヤーから送出されているが、駅ビルの総合電源に合わせてモニターとDVDプレーヤーの電源が入るようにしなければならないため、自動再生機能を持った車載用DVDプレーヤーを作っているメーカーを自ら探し、調達した。<br />
こうした環境づくりも含め、今回の展示作品は、これを１つのフォーマットとして他の場所でも展開できる可能性を予感させる。<br />
<br />
「札幌在住のレベルの高いアーティストたちと少しずつ知り合いになっているので、交流を図りながら自分の活動を広げていきたいですね。たくさんの人に作品を見てほしいので、見る人を限定しない環境で作品を発表していきたいです」と斉藤さん。今後の活動に要注目だ。<br />
<br />
JRタワー東コンコースのART　BOXでの展示「Stripes too Stripes」は、1月31日（土）まで、8時～22時の時間帯に見ることができる。ぜひ足を運んで、「動画の誕生」に触れてほしい。</p>
<p><object height="280" width="498" data="http://flv-player.net/medias/player_flv_maxi.swf" type="application/x-shockwave-flash"><br />
<param value="http://flv-player.net/medias/player_flv_maxi.swf" name="movie" /><br />
<param value="true" name="allowFullScreen" /><br />
<param value="flv=http%3A//www.icc-jp.com/video_files/saito.flv&amp;width=498&amp;height=280&amp;showfullscreen=1" name="FlashVars" /></object><br />
Interview BGM：渡辺崇(Junkan Production)<br />
Sound by <a href="http://www.greenapplequickstep.com/ ">GreenAppleQuickStep</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>-------------------------------------------------------------------------------------------------</p>
<p><strong><span style="font-size: 120%;">■アーティスト　斉藤幹男</span></strong></p>
<p>プロフィール等　　　 <a href="http://s-xing.jp/db/ind/prof0157.html">http://s-xing.jp/db/ind/prof0157.html</a><br />
JRタワーART BOX&nbsp; <a href="http://www.jr-tower.com/artbox/">http://www.jr-tower.com/artbox/</a></p>
<p>取材・文　佐藤栄一（プランナーズ・インク）<br />
<a href="http://blog.goo.ne.jp/planners-inc/">http://www.planners-inc.jp</a><br />
&nbsp;</p>]]></description>
            <link>http://www.icc-jp.com/features/2010/01/000777.php</link>
            <guid>http://www.icc-jp.com/features/2010/01/000777.php</guid>
            
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">ART　BOX</category>
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">ICC</category>
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">JRタワー</category>
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">インタビュー</category>
            
                <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#tag">斉藤幹男</category>
            
            <pubDate>Mon, 25 Jan 2010 09:52:44 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>アートディレクター　岡田　善敬さん</title>
            <description><![CDATA[<p><font color="red">【北海道新聞掲載記事】</font><br />
世界が認める逸材揃いの札幌デザイン界で、<br />
2009年最も注目を集めた人物はこの人だろう。<br />
札幌大同印刷（株）のアートディレクター・岡田善敬さん（35）は、<br />
「Graphic Design in Japan 2009」で新人賞を受賞、<br />
続いて北海道勢からは初の東京ADC賞にも輝き話題を呼んだ。<br />
2010年の年明け早々から、チャーミングな受賞作を一度に楽しめる<br />
「オバケ！ホント？展」が好評開催中だ。</p>
<span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">
    <img height="332" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/obake-top.jpg" alt="obake-top.jpg" />
</span>
<p><strong><span style="font-size: 120%;"><br />
<br />
デザイン発信都市・札幌を沸かせた新たな輝き</span></strong></p>
<p>2009年に札幌デザイン界を賑わせた岡田善敬さんの快挙に話を進める前に、札幌のデザイン界について簡単な基礎知識をご紹介したい。<br />
それは、札幌には海外の名だたるデザインコンペティションで評価を受けた世界レベルのクリエイターが幾人もいること、クリエイター同士の&ldquo;放課後のクラブ活動&rdquo;的な存在として「札幌アートディレクターズクラブ」（以下、札幌ADC）が意欲的に活動していることの二点である。<br />
<br />
2008年のワルシャワ国際ポスタービエンナーレでは、2500点近い応募作品の中から選ばれた日本の入選者45人中、8人・12作品が札幌勢。同年のニューヨークADCでも毎年3万〜4万点がエントリーされる中、札幌のクリエイター4人が入選通知を受け取った。<br />
こうした国際コンペでの入賞・入選の知らせがほぼ毎年駆け巡る札幌は、優れたクリエイターを輩出する&ldquo;デザイン発信都市&rdquo;として近年評価を集めている。<br />
<br />
&hellip;ということをデザインを受け取る側の一般市民はまだまだ知らない。2010年1月6日から始まった岡田さんの東京ADC賞受賞記念「オバケ！ホント？展」は、その距離を一気に縮めてくれそうな&ldquo;みんな大歓迎&rdquo;のスピリットにあふれている。なぜなら主役は白い布のオバケ。見る人すべての記憶に眠る、あのオバケが会場を埋め尽くしているからだ。</p>
<p><img height="316" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/%2ADSC_0316.jpg" alt="*DSC_0316.jpg" /><br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">「オバケ！ホント？展」（Artdirection 岡田善敬 Illustration 倉橋寛之）は、ほくせんギャラリー［アイボリー］ivory（札幌市中央区南2条西2丁目 NC HOKUSEN ブロックビル4F　電話011-251-5100）で好評開催中。時間は11：00〜20：00（最終日は17：00まで）、1月16日（土）までなのでお見逃しなく！<br />
<br />
</span><img height="332" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/%2ADSC_0322.jpg" alt="*DSC_0322.jpg" /><br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">大きなオバケと一緒に写る記念写真コーナーも</span><br />
<br />
<img height="332" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/%2ADSC_0329.jpg" alt="*DSC_0329.jpg" /><span style="font-size: 80%; line-height: 120%;"><br />
どんなフォルムにもすんなりとなじむ「オバケ！ホント？」の魅力に思わず頬がゆるむ</span></p>
<p><strong><span style="font-size: 120%;"><br />
</span></strong></p>
<p><strong><span style="font-size: 120%;">自主制作の原点</span></strong><strong><span style="font-size: 120%;">「モアイ・フォント」</span></strong></p>
<p>高校まで故郷の帯広で過ごし、絵に携わる仕事をしたくて札幌デザイナー学院に進学。1990年代当時は紙版下とデジタル制作の端境期。パソコンの習得が速く、札幌大同印刷株式会社に新卒採用された。<br />
<br />
入社当初は地図や見取り図を1日数10枚作る日々を送り、その後デザイン力重視の企画室dio（ディオ）の立ち上げと同時に異動になった。今から10年前のことだ。「デザインの基本を教えてくれた大先輩や休日ゼロの時期を一緒に過ごした戦友、そして理解あるクライアントの皆さんがいてくれたおかげで、今の自分がいます」。<br />
<br />
予算も納期も縛りがあるクライアントワークと、クライアント不在の自主制作。後者が簡単に思えるのは大きな誤解だ。自由であることの不自由さは当事者になって初めてわかるもの。印刷会社に所属するアートディレクターとして実績を積んできた岡田さんも、自主制作ならではの壁に頭を悩ませた。<br />
<br />
「2004年から素晴らしい才能が集まっている札幌ADCに参加することで、徐々に自主制作にも関心を持つようになっていきました。ですが、自主制作には自分というものが100％出る照れがありましたし、&ldquo;クライアントの要望だから&rdquo;という逃げ道もない。途方にくれながらもまず予算だけは決めようと思い、予算をゼロ円に設定。それならフォント（書体）しかないと作品を絞り込んでいきました」<br />
<br />
そうして生まれたのが「モアイ・フォント」。2007年の札幌ADCシンボル・ロゴ・タイポグラフィ部門で金賞と会員審査賞を受賞した。ところが本人が期待したよりもモアイ・フォントは機能性が弱くそれ以上の広がりが生まれない。展開力。次の課題が見えてきた。</p>
<p><img height="354" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/%2A2%E3%83%A2%E3%82%A2%E3%82%A4.jpg" alt="*2モアイ.jpg" /><br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">自主制作で評価される喜びを教えてくれた「モアイ・フォント」<br />
<br />
</span><img height="332" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/obake2.jpg" alt="obake2.jpg" /><br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">学生時代はサッカー部。「先生に&ldquo;全国を目指して初めて全道で優勝できるんだ&rdquo;と言われた意味がやっとわかってきました」</span></p>
<p><br />
<br />
<strong><span style="font-size: 120%;">シリーズ化のカギはイラストレーターの表現力</span></strong></p>
<p>誰も見た事がない奇抜な新しいものを作るよりも、人の記憶に眠っているものをデザインの力で輝かせたい。<br />
「それが何かをずっと考え続けているうちに、昔『トムとジェリー』で見たオバケ姿のジェリーを思い出したんです。白い布をかぶった瞬間にパチパチと目があくのも面白くて、これだと」。あらゆるものに布をかぶせてオバケ化するグラフィック作品「オバケ！ホント？」が生まれた瞬間だった。<br />
<br />
課題だった展開力をつけるには白黒のシンプルなイラストでいろんな事を伝えられる表現力が必要だ。岡田さんはその腕を見込んでイラストレーターの倉橋寛之さんに協力をあおいだ。<br />
「見る側が自由に想像できるように、とか僕が思い描いていることを全部伝えて。倉橋さんの口から&ldquo;布と真空パックの中間みたいな感じでしょうか&rdquo;とそのものズバリの表現が出た時は、この人にお願いして本当に良かったと思いました」。<br />
<br />
フォントやポスターから始まった「オバケ！ホント？」シリーズはその後レターセットやエコバッグ、Tシャツと現在20種類のグッズに展開されている。</p>
<p><img height="332" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/obake-goods2.jpg" alt="obake-goods2.jpg" /><br />
<br />
<img height="332" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/obake-tshirts.jpg" alt="obake-tshirts.jpg" /><br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">JAGDA新人賞の審査員評では「私たちが忘れかけていた「fun to design」（中略）を想起させてくれる」と絶賛された「オバケ！ホント？」シリーズ<br />
<br />
<img height="332" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/%2ADSC_0332.jpg" alt="*DSC_0332.jpg" /><span style="font-size: 80%;"><br />
</span></span><span style="font-size: 80%; line-height: 120%;"><span><span><span>会場ではグッズ販売も行っている。缶バッジの「ガチャガチャ」も大人気！</span><br />
</span></span></span></p>
<p>「オバケ！ホント？」シリーズは結果、2008年の札幌ADCグランプリと尊敬する松永真賞のダブル受賞を果たした後に、2009年のJAGDA新人賞、そして北海道のクリエイターとして初の東京ADC賞に輝いた。現在開催中の展覧会はその東京ADC賞受賞記念のイベントでもある。同シリーズの本格的なお披露目は札幌ではこれが初めて。一般の人々にどう受け入れられるか、岡田さんも興味津々で見守っている。<br />
<br />
「これからも見たら思わず笑ってしまうような心温まるものを作っていきたい。そのためには自分自身の人生が豊かでないと。そういう風に生きていく事自体がクリエイティブ以前の大きな課題なのかもしれない」と語った。</p>
<p><img height="338" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/%2ADSC_0326.jpg" alt="*DSC_0326.jpg" /><br />
<br />
<img height="332" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/obake%2A2.jpg" alt="obake*2.jpg" /><br />
<span line-height:="" style="font-size: 80%; line-height: 120%;">会場にふわふわ浮かぶオバケモビールに子どもたちもくぎづけ。それを見つめる岡田さんも嬉しそう</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><object height="280" width="498" type="application/x-shockwave-flash" data="http://flv-player.net/medias/player_flv_maxi.swf"><br />
<param name="movie" value="http://flv-player.net/medias/player_flv_maxi.swf" /><br />
<param name="allowFullScreen" value="true" /><br />
<param name="FlashVars" value="flv=http%3A//www.icc-jp.com/video_files/okada.flv&amp;width=498&amp;height=280&amp;showfullscreen=1" /></object><br />
BGM：渡辺崇(Junkan Production)</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>-------------------------------------------------------------------------------------<br />
■札幌大同印刷株式会社　企画室dio［ディオ］<br />
<a href="http://www.dioce.co.jp/daido/">http://www.dioce.co.jp/daido/</a><br />
〒064-0807 札幌市中央区南7条西1丁目リバーサイド第2弘安ビル4F<br />
TEL.011-562-1270　FAX.011-562-1280<br />
■オバケ！ホント？ネットショップ<br />
<a href="http://www.dioce.co.jp/shop/obake/">http://www.dioce.co.jp/shop/obake/</a><br />
<br />
取材・文　佐藤優子　<br />
blog「耳にバナナが」　<a href="http://mimibana.exblog.jp/">http://mimibana.exblog.jp/</a></p>]]></description>
            <link>http://www.icc-jp.com/features/2010/01/000739.php</link>
            <guid>http://www.icc-jp.com/features/2010/01/000739.php</guid>
            
            
            <pubDate>Sun, 10 Jan 2010 12:46:55 +0900</pubDate>
        </item>
        
        <item>
            <title>キャンドル作家　福井　優子さん</title>
            <description><![CDATA[<p><font color="red">【北海道新聞掲載記事】</font><br />
代表作は『札幌スタイル』の認証も受けている「フロストピラー」。<br />
生まれ育った札幌の冬の空気感を再現した。<br />
キャンドル作家・福井優子さん（34）の手にかかると、<br />
キャンドルは灯り以上の存在感を持ち、やさしく辺りを照らし出す。<br />
屋号は「一歩前へ」を意味するProgressive Candle。<br />
「ロウはもっと自由になれる素材」。果てなき可能性を見つめる。</p>
<span style="display: inline;" class="mt-enclosure mt-enclosure-image">
    <img height="332" width="500" style="" class="mt-image-none" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/fukuisan-2.JPG" alt="fukuisan-2.JPG" />
</span>
<p><br />
<br />
<span style="font-size: 120%;"><strong>冷涼な北国の美しさをキャンドルで表現</strong></span></p>
<p>2009年11月末日、個展会場の「石の蔵ぎゃらりぃ はやし」を訪ねると、「こんにちは」、鮮やかなブルーのストールをまとった福井さんが笑顔で迎えてくれた（現在個展は終了）。<br />
<br />
白い壁には代表作の「フロストピラー」が連なり、雪国の象徴でもあるつららか、あるいは雪解け時に屋根からしたたり落ちる雫を連想させた。<br />
<br />
この&ldquo;冬の空気感&rdquo;こそがキャンドル作家・福井優子さんの世界。<br />
ぬくもりをもたらすキャンドルに、冷涼かつ研ぎすまされた冬の美しさを融合させる斬新な手法で独自の世界観を構築する。<br />
<br />
2001年から「Progressive Candle」として活動を開始するも、最初は手作りマーケットやキャンドル教室で宣伝する地道な日々を送った。大きく変わったのは2006年。作家仲間でサンドアートを手がける村井隆之さんの仲介で<a href="http://www.city.sapporo.jp/keizai/sapporo-style/cer/index.html">『札幌スタイル』</a>の作品公募を知り、フロストピラーで応募した。書類審査とプレゼンに合格したその認証が、福井さんを一気に北海道を代表するキャンドル作家へと成長させた。<br />
<br />
「『札幌スタイル』以降、より明確にプロ意識を持つようになりました。キャンドルが自分の手から離れていろんなお客様の元に旅立っていく。その先先で&ldquo;また使いたい&rdquo;と思っていただけるように品質維持はもちろんのこと、心をこめて作っています」</p>
<p><img height="332" width="500" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/fukuisan-c.JPG" alt="fukuisan-c.JPG" class="mt-image-none" style="" /><br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">ファンも多い「フロストピラー」1個1.890円（税込み）。<br />
「個人的には下段真ん中の&ldquo;濃紺に白のライン&rdquo;がお気に入りです」と福井さん。</span><img height="327" width="500" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/fukuisan-a.JPG" alt="fukuisan-a.JPG" class="mt-image-none" style="" /><br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">「石の蔵ぎゃらりぃ　はやし」2階の個展会場。<br />
身近に感じてもらうためのキャンドル教室も開催した。</span><br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 120%;">ロウだれせず、最後の一瞬まで美しく</span></strong></p>
<p>札幌生まれの札幌育ち。趣味のキャンドル集めが高じて作り手になった。<br />
21歳のときに当時サッポロファクトリーにあったキャンドル工房に&ldquo;おしかけ応募&rdquo;したところ、運良くスタッフの退職と重なり即採用。一日中キャンドル作りに没頭した。<br />
<br />
キャンドルの基本的な作り方は溶かしたパラフィンワックスを芯と一緒に型に流し込み、固まったら完成。着色や香りづけは溶かす段階での作業だが、重ねる・埋め込むなどの加工は固まりかけの絶妙なタイミングを狙って行われる。<br />
「そこを逃すとまた溶かして一からやり直し。慣れてくると固まりかけの風合いを見ただけでわかるようになってきます」。<br />
<br />
26歳で独立し、2つの目標を掲げた。<br />
「札幌の冬の空気感をキャンドルの中に閉じ込める」、そして「ロウだれしないキャンドルを作ること」。終盤のロウだれは興ざめがするし、受け皿の後始末も大変だ。ロウだれせず最後まで美しく燃え続けるキャンドルに最適の形、芯の太さを模索した。<br />
<br />
テスト燃焼を何度となく繰り返し、とうとう&ldquo;ロウだれが少なく6時間燃焼する&rdquo;フロストピラーを完成させたときは「どこに出しても通用するキャンドルを創り上げた」という確信を持った。<br />
<br />
札幌育ちの視点が生んだ優美なデザインと、繊細な手仕事が可能にした高い技術力。両者を併せ持つフロストピラーが出来たのは2000年のこと。のちに『札幌スタイル』の話が舞い込んだとき、福井さんは迷わずこの自信作の名を応募書類に書き込んだ。</p>
<p><img height="332" width="500" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/fukuisan-f.JPG" style="" class="mt-image-none" alt="fukuisan-f.JPG" /><br />
<span style="font-size: 80%;">ロウだれしないことでインテリアとしても気軽に使える福井キャンドル。</span></p>
<p><img height="332" width="500" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/fukuisan-d.JPG" style="" class="mt-image-none" alt="fukuisan-d.JPG" /><br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">わずか５〜６mmの薄さのカップ型に穴が開かない限界まで透かし模様を掘り込んだもの。<br />
手仕事の美が宿る。</span><br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 120%;">新たな代表作の予感「氷の蝶キャンドル」</span></strong></p>
<p>フロストピラーが『札幌スタイル』に認証された後の反響は本人も驚くほど。<br />
新千歳空港のショップで見かけた観光客から「北海道の雰囲気をそのまま部屋に飾りたいから」と20本の大量注文が入った。感激した福井さんは20本全て違う模様のピラーを作って納品した。現在、JRタワー展望室にある札幌スタイルショップでは多い月で100本近くの売上を見せている。<br />
<br />
「特に嬉しいのは贈り物に使っていただいたとき。自分の作品が&ldquo;人にあげたい&rdquo;と思われるなんて作り手冥利につきます」。<br />
<br />
看板作品があっても足踏みはしない。個展では新作『氷の蝶キャンドル』を発表した。蝶の中心にある芯に火を灯した瞬間、見る者はあっと息を飲むだろう。蝶の影が同心円状に広がり、炎の揺らめきにあわせて幻想的に羽ばたく姿に魅せられる。<br />
<br />
「まだ誰も見たことがないキャンドルの世界」を追いかける福井さんの実力が遺憾なく発揮された、新たな代表作となっていくに違いない。</p>
<p><img height="332" width="500" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/fukuisan-e.JPG" style="" class="mt-image-none" alt="fukuisan-e.JPG" /><br />
<span style="font-size: 80%; line-height: 120%;">新作「氷の蝶キャンドル」。<br />
器に置いた場合約3時間、水に浮かべた場合3時間40分燃焼する。1個1,890円（税込み）。</span><br />
<br />
<br />
<strong><span style="font-size: 120%;">養蜂家との出会いでミツロウにも挑戦</span></strong></p>
<p>氷と雪を表現する福井さんが好んで使う青色は「福井ブルー」とも言われるが、個展会場では暖色系の作品も並んでいた。中でも注目は、初お目見えの黄色いミツロウキャンドル。細長いスティックタイプに白い模様をつけた繊細な作りが人目を引いた。<br />
<br />
ミツロウはミツバチが巣を作るために分泌した天然ロウのこと。ハチミチを採った後の巣がそのまま原材料となる。「ミツバチ1匹の一生分で小さじ1杯程度と言われています」。<br />
<br />
制作のきっかけは09年10月に作家仲間から中頓別町の西原養蜂園を紹介されたこと。素材提供を受けられる頼もしいパートナーが見つかった。<br />
<br />
「ミツロウは通常のパラフィンワックスよりもすすが少なく、灯すとほのかな甘い香りが漂うので室内にピッタリ。私もまだ手がけたばかりなので、これからいろんなことを試していきたいです。西原さんとは、来年は蜂の巣を取って精製するところから一緒にやろうねと盛り上がっています」。<br />
ミツロウという新たな素材を得たその目が輝いていた。<br />
<br />
『札幌スタイル』という公的なブランド力でプロとしての足場を固めた。これからの作家人生を照らすのは、「どんなときでもキャンドルを作らずにはいられなかった」という当初から変わらぬ情熱。福井さんの心に灯るキャンドルは、強くやさしく燃え続ける。</p>
<p><img height="332" width="500" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/fukuisan-g.JPG" style="" class="mt-image-none" alt="fukuisan-g.JPG" /><br />
<span style="font-size: 80%;">蜂の巣から作られるミツロウキャンドル。</span><br />
<img height="332" width="500" src="http://www.icc-jp.com/features/assets/fukuisan-4.JPG" style="" class="mt-image-none" alt="fukuisan-4.JPG" /><br />
<span style="font-size: 80%;">2010年には活動10年目を迎える。12/20（日曜）にはFMノースウェーブ主催のサッポロファクトリー手作り体験教室「親子で作ろう！Xmasスィーツキャンドル」を開催。11:00〜12:00と13:00〜14:00の各回10名限定で参加者を募集中。参加費無料。問合せはＦＭノースウェーブ（http://825.fm/northwave/）TEL011-707-9999まで。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><object height="280" width="498" type="application/x-shockwave-flash" data="http://flv-player.net/medias/player_flv_maxi.swf"><br />
<param name="movie" value="http://flv-player.net/medias/player_flv_maxi.swf" /><br />
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BGM：渡辺崇(Junkan Production)</p>
<p>&nbsp;</p>
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<strong><span style="font-size: 120%;">■Progressive Candle　キャンドル作家　福井　優子</span></strong><br />
E-mail 　candle@s2.dion.ne.jp<br />
<br />
取材・文　佐藤優子　<br />
blog「耳にバナナが」　<a href="http://mimibana.exblog.jp/">http://mimibana.exblog.jp/</a><br />
&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>]]></description>
            <link>http://www.icc-jp.com/features/2009/12/000703.php</link>
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            <pubDate>Thu, 17 Dec 2009 22:45:44 +0900</pubDate>
        </item>
        
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