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東京セレソンデラックスの宅間孝行さんがICC訪問!

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「泣いて笑って感動するセレソンの舞台をぜひ札幌で!」
というファンの声に背中を押されて、
人気劇団「東京セレソンデラックス」3年ぶりの新作『くちづけ』が
2010年10月15日から3日間、道新ホールにやってきます!
テレビや映画でも大活躍、劇団主宰の宅間孝行さんが8月16日ICCを訪れ、
今回の意気込み、クリエイターへのメッセージを語ってくれました。



TEAM NACSファンも応援、念願の札幌初上陸!


—「東京セレソンデラックス」札幌初公演が決定!おめでとうございます。

宅間 ありがとうございます。僕らの芝居をTEAM NACSのメンバーが広めてくれたこともあって、5年くらい前から北海道のお客様が少しずつ増え始め、今回はいよいよ僕らが札幌初上陸。「ぜひ北海道に!」と言い続けてくれたファンの声に応えることができて、とても嬉しいです。

—脚本・演出も手がける主宰の宅間さんは役者としてテレビ・映画でもご活躍です。2008年には第一回監督作品『同窓会』も公開。その中に一瞬、戸次重幸さんの姿が…。

宅間 重ちゃんは僕らの番外公演に出てもらったこともあるんです。NACSメンバーは劇団を軸にしながら、全員がそれぞれいい形で活躍する場を広げていってますよね。誰か一人だけじゃなくて各自が出ていく場がある。理想的な展開だと思って見ています。

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実在の事件を元に、名脇役の金田明夫さんが客演

—3年ぶりの新作『くちづけ』は実在の事件を元に作られたそうですね。

宅間 2001年から僕が脚本も書くようになり、ここ数年は<お客様が喜んでくれるもの>をがむしゃらに作り続けてきました。でも一度立ち止まって、<自分自身の琴線に触れるものってなんだろう>と考えたときに10年以上も前に新聞の片隅で見た記事が浮かび上がってきたんです。

—演劇集団「円」の金田明夫さんが18年ぶりに客演するのも話題です。

宅間 昨年ドラマでご一緒させていただき、僕が言うのもおこがましいんですが、やっぱり金田さんて抜群に“いい”んです。波風が立たない感情をナチュラルに演じるのは大抵の役者ならできることですが、金田さんはテンション高く振り切った感情をごく自然に表現できる実力の持ち主。今回はテレビドラマでもおなじみの顔、石井愃一さんも出てくださっていますので、いい年をしたベテラン陣が舞台上で過激なセリフを叫ぶ姿にぜひご注目ください(笑)。


待ちの姿勢は捨てる。腹を据えてからがいざ本番!

—北海道には「芝居って難しそう…」と観劇を敬遠しがちな方がまだまだ大勢います。

宅間 僕も根っこは同じですよ。難しい芝居は見たくない(笑)。東京セレソンデラックスの舞台はお客様にとことん喜んでいただくエンターテインメントの空間。セットもかなりリアルに作りこんでますので、テレビドラマに似た感覚で楽しんでいただけると思います。肩の力を抜いて見ていただけると嬉しいですね。

—最後に札幌のクリエイターにメッセージをお願いします。

宅間 僕自身いろんな葛藤やあがきを経験してきましたが、エンターテインメントの世界で食べていくのは本当に大変なこと。相当の勉強や努力、ときには人に頭を下げることも必要です。「誰かがいつか大きなチャンスをくれるんじゃないか」と待っていてはダメ。「誰も助けてくれないんだ」と腹を据えた瞬間に自分が何をしなきゃいけないかが見えてくる。僕らの公演からクリエイターの皆さんに何かを感じ取ってもらえるかもしれません。終演後の客出しもしますので、よかったら気軽に声をかけてください!

 
ICCチーフコーディネーター久保氏に館内の説明を受ける宅間さん。
「一緒に面白いことがやれるかも」と熱心に耳を傾けていました。
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東京セレソンデラックス

10周年記念yearスペシャル公演『くちづけ』札幌公演
2010年10月15(金)〜17(日)
15日(金)19:00〜/16日(土)13:00〜、18:00〜/17(日)13:00〜
会場:道新ホール 札幌市中央区大通西3丁目道新ビル大通館8階
チケット:6,000円(税込) ローソン、チケットぴあで好評発売中!
問い合わせ:ミュージックファン(http://musicfun.co.jp/)011-208-7000
 

takuma_profile.jpg   宅間孝行

1970年東京生まれ。役者・演出・脚本家。NHK朝の連続テレビ小説『つばさ』や『タイガー&ドラゴン』などテレビ・映画に多数出演。メガヒット作『花より男子』シリーズの脚本を書いたのもこの人。劇団の作品『歌姫』は2007年に長瀬智也主演でドラマ化された。

東京セレソンデラックス: http://www.ts-dx.com/

 

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取材・文 ライター 佐藤優子 
blog「耳にバナナが」 http://mimibana.exblog.jp/

写真 ハレバレシャシン