「Project Esin Workshop in 札幌」 レポート
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インタークロス・クリエイティブ・センター(ICC)では、産業振興や国際的なクリエイティブ人材育成を目的に、世界トップクラスのクリエイティブの考え方を身につけてもらうための『クリエイティブ』のワークショップを行っています。
Esin Workshopとは?
自分のクリエイティビティを目覚めさせたい。新しい発想法を身につけたい。プロのクリエイターとしての原点を再発見したい。そんな願いを持つ人にとっては、ひらめきを生み出し、取り戻すための場所となり、また、企業管理職等の立場で参加する人にとっては、支援や指導を受けながらクリエイティブな人々と直接ものづくりに関わることで、 ビジネスへの深い洞察が得られる場所となります。通常のワークショップと全く異なり、自身の固定概念ややり方を根本から覆えし、新たに『クリエイティ ブ』な思考を育てることを目的としています。
第3回目となる今回のテーマは「Vision, Voice and Place」。
札幌芸森スタジオで行った3泊4日のワークショップと最終日のトークイベントをレポートします。
Esin Workshopとは?
自分のクリエイティビティを目覚めさせたい。新しい発想法を身につけたい。プロのクリエイターとしての原点を再発見したい。そんな願いを持つ人にとっては、ひらめきを生み出し、取り戻すための場所となり、また、企業管理職等の立場で参加する人にとっては、支援や指導を受けながらクリエイティブな人々と直接ものづくりに関わることで、 ビジネスへの深い洞察が得られる場所となります。通常のワークショップと全く異なり、自身の固定概念ややり方を根本から覆えし、新たに『クリエイティ ブ』な思考を育てることを目的としています。
第3回目となる今回のテーマは「Vision, Voice and Place」。
札幌芸森スタジオで行った3泊4日のワークショップと最終日のトークイベントをレポートします。
「Esin Sapporo Workshop」 レポート
「Vision, Voice and Place」。
今回のテーマは、「未来像」「声明」「場所」。
ESINのワークショップの目的は、既存の思考を使わず、
ワークショップを通して「クリエイティビティを刺激する」こと。
「tomato(トマト)」※の手法に基づいています。
クリエイティブ・リーダーから出されるお題を進めていく上で、
新しいヒラメキが生まれていく。
アイディアを生み出す過程を様々な手法で経験していきます。
※「tomato」
ロンドンを中心に世界的に活躍しているクリエイティブ集団。映画「トレイン・スポッティング」のタイトルデザイン、SONYのTVCMコーポレートロゴ等 を制作。テクノバンド「underworld(アンダーワールド)」もメンバーの一員。その他、有名TVCM、グラフィック、映画タイトル、出版、マルチ メディア、ファッション、建築プロジェクト、音楽、企業コンサルタント、とその活動範囲はジャンルを超えて幅広い。
ESINのワークショップの目的は、既存の思考を使わず、
ワークショップを通して「クリエイティビティを刺激する」こと。
「tomato(トマト)」※の手法に基づいています。
クリエイティブ・リーダーから出されるお題を進めていく上で、
新しいヒラメキが生まれていく。
アイディアを生み出す過程を様々な手法で経験していきます。
※「tomato」
ロンドンを中心に世界的に活躍しているクリエイティブ集団。映画「トレイン・スポッティング」のタイトルデザイン、SONYのTVCMコーポレートロゴ等 を制作。テクノバンド「underworld(アンダーワールド)」もメンバーの一員。その他、有名TVCM、グラフィック、映画タイトル、出版、マルチ メディア、ファッション、建築プロジェクト、音楽、企業コンサルタント、とその活動範囲はジャンルを超えて幅広い。
1日目:「Vision: 未来像」
初日のプロジェクトは「Vision: 未来像」。
ワークショップは、5つの英単語をグループ化したリストの組み合わせから始まります。
グループA) Airport, Hospital, Temple, Lawson, Highway
グループB) Sound, Colour, Nature, Science, Poetry
課題:Aの語群の1つの単語とBの語群の1つに単語を組み合わせ、その組み合わせてできた言葉が象徴する3次元空間についての概念を開発し、グループに戻りそれについて様々な媒体を介して発表をする。
各作品に取り組む時間は1時間。課題の目的はクリエイティブな発想 / ヴィジョンです。
より厳密にいうと、考えすぎずにクリエイティブな発想を生み出す能力を養い、アイディアに形を与え、それを発表することです。
ワークショップは、5つの英単語をグループ化したリストの組み合わせから始まります。
グループA) Airport, Hospital, Temple, Lawson, Highway
グループB) Sound, Colour, Nature, Science, Poetry
課題:Aの語群の1つの単語とBの語群の1つに単語を組み合わせ、その組み合わせてできた言葉が象徴する3次元空間についての概念を開発し、グループに戻りそれについて様々な媒体を介して発表をする。
各作品に取り組む時間は1時間。課題の目的はクリエイティブな発想 / ヴィジョンです。
より厳密にいうと、考えすぎずにクリエイティブな発想を生み出す能力を養い、アイディアに形を与え、それを発表することです。
画像集
2日目:「Voice: 声明」
2日目のプロジェクトは「Voice: 声明」 。
映像をメインとしたペア活動にフォーカスします。
課題:具体的な感情を創造し、その感情を発信して映像として捉えること。
パートナーを1分間の像を捉えるために撮影し、それを5回繰り返します。
「この感情が何であろうか」「その状況がどこで起きるであろうか」、
これらについて事前に話し合い、スマートフォンと自然な光のみで撮影します。
全ての映像は白黒、サウンドトラックは同じ楽曲。
映像をメインとしたペア活動にフォーカスします。
課題:具体的な感情を創造し、その感情を発信して映像として捉えること。
パートナーを1分間の像を捉えるために撮影し、それを5回繰り返します。
「この感情が何であろうか」「その状況がどこで起きるであろうか」、
これらについて事前に話し合い、スマートフォンと自然な光のみで撮影します。
全ての映像は白黒、サウンドトラックは同じ楽曲。
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3日目:「place: 場所」
3日目のプロジェクトは「place: 場所」
1日目のプロジェクトで出た言葉の組み合わせ「Colour/Sound Hightway」についてコンセプトを具体化していきます。
・このコンセプトは北海道で実際に行うプロジェクト
・どういったモノなのか定義できるようコンセプトを創り上げ、実際に札幌市にプレゼンを行う
という架空の条件を設定。
このプロジェクトには、実際にリサーチを行う能力、クリエティブな思考、論理的に議論するコミュニケーション力、チームワークスキル、そして説得力のあるプレゼン能力が求められます。
17:00の締め切り時間を30分オーバーするも、素晴らしいコンセプトが出来上がります。
・人口減少化している北海道の地方地域へのインフラを考えるもの
・北海道の自然環境維持、改善を試みるもの
・自動運転技術とそれに必要とされる道路システムを基に、クリエティブ産業が繁栄するようなインフラを作るもの
どのアイディアも興味をそそるものばかり。ディスカッションは夜遅くまで続きます。
1日目のプロジェクトで出た言葉の組み合わせ「Colour/Sound Hightway」についてコンセプトを具体化していきます。
・このコンセプトは北海道で実際に行うプロジェクト
・どういったモノなのか定義できるようコンセプトを創り上げ、実際に札幌市にプレゼンを行う
という架空の条件を設定。
このプロジェクトには、実際にリサーチを行う能力、クリエティブな思考、論理的に議論するコミュニケーション力、チームワークスキル、そして説得力のあるプレゼン能力が求められます。
17:00の締め切り時間を30分オーバーするも、素晴らしいコンセプトが出来上がります。
・人口減少化している北海道の地方地域へのインフラを考えるもの
・北海道の自然環境維持、改善を試みるもの
・自動運転技術とそれに必要とされる道路システムを基に、クリエティブ産業が繁栄するようなインフラを作るもの
どのアイディアも興味をそそるものばかり。ディスカッションは夜遅くまで続きます。
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4日目:シンポジウム「place: 場所」
4日目は芸森スタジオからICCへ移動。ワークショップでのアイディア、ビジョンを展示し、課題であったモノクロ映像を上映。3泊4日のワークショップの取り組みを紹介します。
また、シンポジウムでは、この場を最終プロジェクトとした参加者全員でのディスカッションからスタート。テーマのひとつである「Place: 場所」について掘り下げ、「北海道を国内外のクリエティブなハブにするには」というテーマでアイディアを出し合います。一般の参加者からのフィードバックは良好で、シンポジウム後のネットワーキングセッションでも、引き続き一対一で意見を出し合う姿が続きます。アイディアをシェアできる場がある事にみなさん喜んでいるように見受けられます。
【最後に】
ESINワークショップの目的は、クリエイティブな思考をもった人達が増え、様々なシーンで活躍していくことです。企業のキーマンとしてプロジェクトを牽引したり、地域の活性化に向けた新規プロジェクトを創出したり、活動内容は様々です。ワークショプ参加者が、世代を超えて響き合い、キーマンとして今後も活躍していくことを願っています。
また、シンポジウムでは、この場を最終プロジェクトとした参加者全員でのディスカッションからスタート。テーマのひとつである「Place: 場所」について掘り下げ、「北海道を国内外のクリエティブなハブにするには」というテーマでアイディアを出し合います。一般の参加者からのフィードバックは良好で、シンポジウム後のネットワーキングセッションでも、引き続き一対一で意見を出し合う姿が続きます。アイディアをシェアできる場がある事にみなさん喜んでいるように見受けられます。
【最後に】
ESINワークショップの目的は、クリエイティブな思考をもった人達が増え、様々なシーンで活躍していくことです。企業のキーマンとしてプロジェクトを牽引したり、地域の活性化に向けた新規プロジェクトを創出したり、活動内容は様々です。ワークショプ参加者が、世代を超えて響き合い、キーマンとして今後も活躍していくことを願っています。
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