レポート:thismedia ワークショップ
11月24日(火)19時より札幌市中央区の株式会社内田洋行ユビキタス協創広場(u-cala)で、札幌市立大学とICCが主催したワークショップ「HYBRID MEDIA」のプレゼンテーション&パーティーが開催されました。札幌市立大学准教授のニーナ・フィッシャーさんとマロアン・エルサニさんの企画により実現した今回のワークショップ。参加したクリエイター、学生17人が4日間の集大成を発表しました。ワークショップについてはこちらをご覧下さい。
左から、通訳の橘さん、講師のthismedia、ジョンさんとマーカスさん、ニーナさん、マロアンさん
thismediaジョンさん(上) マーカスさん(下)
まずは、19日のレクチャーと4日間のワークショップ風景を編集したドキュメント映像からスタート。全て市立大生が制作・編集したものです。
ハイブリッドメディアとは?参加者も真剣です。
プレゼンテーションは、2グループに分かれて行なわれました。最初のグループは音から映像への変換。周囲の音を高域・中域・低域に分け、それぞれの音に反応すると映像が動くようになっています。
低音を出しています。なかなかでません。
低音で左画面の人物が歩きます。 中音で右画面の画像が動きます。
MAXを利用し細かいデータを入力し変換していきます。
サウンドクリエイターの大黒さん。お疲れさまでした。
もう1つのグループは、映像とドライヤーを使ったインスタレーション。映像に反応して、ドライヤーのスイッチオン・オフが切り替わります。
水に浮かべたイチョウの葉を動かすとプロジェクターにその画像が映ります。
イチョウに反応すると、床に設置してあるドライヤーがオンに。まるで川の流れのようなインスタレーションです。
ワークショップ当初は、ほとんどの参加者が知識も経験も無い状態でのスタートでしたが、共通の興味関心、そして何よりも新しいものを探求する好奇心がプレゼンテーションの成功につながりました。
真剣なまなざしの講師たち。
今回のワークショップでは、プロトコル(ニューメディアの言語)を自ら作り出すプロセスを学びました。色々なメディアを使い新しいものに変換していくハイブリッドメディアの世界に一歩踏み入れた4日間。最も大切なことは、そこから何を作り上げ成し遂げていくのか?ということでした。
パーティーでは、講師や参加者たちの積極的な意見交換が行われました。