レポート 札幌メディア・アート・カウンセリング2008
10 月4日、札幌メディア・アート・フォーラム(SMF)主催のイベント「札幌メディア・アート・フォーラム カウンセリング&トークショー2008」が、内田洋行イベントホール「ユーカラ」で開催された。
SMFは、メディア・アートの人材育成を目指し、産学官が連携して活動を行う団体で、2005年10月からプロのクリエイターと学生の交流などの活動を続けている。
このカウンセリングは、就職を控えた学生たちが、市内を中心に活躍するトップクリエイターたちに自分の作品を見せて意見をもらうというもの。学校外で作品を見せる機会が少ない学生にとって貴重な経験となると同時に、就職に関する相談などもできる場となっている。
この日参加した学生は、約40人。ワビサビや鎌田順也さんなど13人のクリエイターが横一列に並んだ会場では、真剣な表情で自分の作品の評価を聞く姿が見られた。
カウンセリングを受ける学生たち
カウンセリングの後は、「クリエイターたちの学生時代&駆け出しのころ」と題されたトークショーが行なわれ、それぞれのトップクリエイターが、学生時代の作品や転機となった作品を紹介した。 また、プロとして仕事をしていくうえでの厳しさや心構えなどを語り、学生たちは真剣な表情でメモを取りながら聞き入っていた。
SMF運営委員長の大平具彦さんは、「一生懸命作品を制作する学生と交流できるのは、プロのクリエイターたちにとっても非常にいいこと。今後も続けていきたいですね」と話していた。
トークショーではクリエイターがデビューしたころの映像が年代別に流された